【新卒・キャリア】ウソを見抜く面接官

2009年03月09日
応募者はウソをつくものだ、という話を前回ご紹介しました。

まあ、当たり前ですね。
真っ正直なだけの応募者なんて、おもしろくもなんともありません。

多少のはったりも人生には必要です。


さて、面接官の人たちは、どうやって
応募者のウソを見抜いているのでしょうか。


人生経験豊富なベテランの面接官であれば、
「顔を見ていればわかる。」
「相手が答えるときに、眼力をこめて目をじっと見るんだ。」
「ひっかけ質問をしてやった。」
などなど、まあ色々手練手管もあることでしょう。


ただ私は、面接官をしていた頃は、

人生経験もさして豊富でなく(要するに若かった)、
性格的にもわりとピヨピヨ(要するに甘かった)、

ので、そんな素敵なワザを持っているわけではありませんでした。


そんな私でも、何とか面接官がやれていたのは、
必殺ナゼナニ攻撃を使っていたからです。


例えば、先日の記事に書いた、こういうウソをつく応募者の場合。


Dさん:「城にとって、土台は命です。
     最も重要なので頑張ってやらなければなりません。」
     (と、石工が働いているのを見ながら言う。自分は働かない。)



「土台は命、とおっしゃいましたが、
 それを実感した仕事のエピソードを教えてください。」

「頑張ってやらなければなりません、とおっしゃって頂きましたが、
 具体的には何を一番頑張りましたか。」

「土台をつくるにあたっての、一番つけなければいけない点を、
 私にもわかるように具体的なエピソードをまじえて教えて頂けますか。」



こういうナゼナニビームを延々と繰り出します。



相手の核心をつく華麗な質問も、
ついつい本音を言わせてしまう素敵な人事の人ビームも、
おびえてウソがつけなくなってしまう圧迫面接も、

どれも繰り出せなかった私は、もうひたすらコレ一辺倒でした。


(しばらくこの話題が続く)
Comment
No title
なるほどねー。

質問力って大切ですね。
いろんな人に会うことによって元人事担当者さん自身も
磨かれていったんでしょうね。
No title
>どりーむさん

コメントありがとうございます。
まあ私の場合は、基本的に
ナゼナニ坊やなだけだったんですけどね。

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