【新卒】自己紹介の格付け判定(新卒Ver)

2009年03月05日
面接官が自己紹介で知りたいのは、
結局あなたは何をして何を考えてきた人なのかということです、
と昨日ご紹介しました。


すごくわかりやすく、
自己紹介の格付け判定の例をあげてみます。
(今日は新卒編。)

ちなみに、わかりやすくするため、
自己紹介のときにウソをついていないことを前提とします。
(現実ではそんなことはありえませんが)



例「大学時代に頑張ったことはコンビニバイトです」、という3人。


Aさん:大学時代はコンビニバイトを頑張りました。
    毎日5時間立ちっぱなしだからしんどかったけど、頑張りました。


Bさん:大学時代はコンビニバイトを頑張りました。
    経験が長くなると、だんだん頼られるようになって、
    新しい人が入ってくると、教えないといけないんです。
    新人さんが20代後半のフリーターだったりして、年上だし、
    やりづらかったけどきちんと教えました。

    そして最終的には新人の教育係になりました。


Cさん:大学時代はコンビニバイトを頑張りました。
    バイトの身で何ができるかっていうと、基本的には一生懸命
    接客することです。常連のお客さんとかいますしね。
    
    でもね、毎日毎日、同じレベルで接客するのってすごく難しいんです。
    僕は基本的にのんびりした性格ですけど、同じことを言われても、
    昨日は丁寧に対応できたけど、今日もできるかというと、
    できないこともあるんです。ちょっと気が乗らないとかね。

    そういうサービスの均質化っていうんですか、それってすごいなと
    思ったんです。僕だけでもそうですし、他のバイト全員も、いつも
    最高の状態にしておくには、どうしたらいいだろうって、よく店長と
    相談したりしたんです。・・・・




どうでしょう、わかりますかねー。

昨日の3人の石工のAさん、Bさん、Cさん、にあわせてみました。


自己紹介の格付け判定としては、

Aさん・・・不合格
Bさん・・・人が足りなかったら合格にするかも
Cさん・・・即買い

ですね。


Aさんは、これはわかりやすいですね。
ようするに、やらされ仕事ってことです。

BさんとCさんの違いが、ちょっと分かりづらいかもしれないです。

2人の違いは、目線の違いなのです。

Bさんは、普通なのです。まあ、新卒さんの7割くらいはこんな感じです。
がんばってバイトして、それなりに頼られるようになって、
年上の後輩を指導する、なんてちょっとしたイベントを経験しています。


Cさんが、Bさんと決定的に違うのは、
目線がコンビニ経営者なのです。

まあ、いつも経営者目線なわけではないでしょうが、

「オレ、今日はいい接客したなー」
「オレ、今日はイマイチだったなー」
という毎日の反省の積み重ねがあって、
「オレ、結構安定してると思ってたけど、結構ムラあるんだなー」
という気づきがあり、
「オレがムラがあるってことは、みんなはもっとムラあるのかもなー」
「みんながいつも最高のサービスできてたら、この店もっと常連が
 増えるかもしれねーなー」
というところに思い至り、さらには
「それにはどうしたらいいのかなー。
 店長、マニュアルとか作ったらいいのかなー」

という行動までしちゃっているわけです。

これで、何か行動して成果まで出してたらパーフェクトですけどね、
まあそこまでは求めません。


AさんがBさんになるのには、結構なハードルがありますが、
BさんがCさんになるのは、そんなに難しくないと思います。

自分よりも1ランク上の人の目線で考えてみればいいのです。



中途バージョンの例も書きたかったのですが、
例を思いつかなかったので、また明日。
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