【新卒・キャリア】複数回にわたる面接の採点システムはどうなっているのか
2011年03月15日
東北地方で未曾有の大地震、
被災地の方々には心よりご無事をお祈り申し上げます。
就職活動真っ最中だった皆様の中にも、地震の影響によりそもそも活動の継続が困難である、いったんは活動を停止して帰郷せざるを得ない等、様々なご心痛がおありかと存じます。
何もできませんが、今までどおり粛々と記事を書いていこうと思います。
ブログ右下に義援金・ボランティア関連情報サイトへのリンクバナーを掲載してみましたので、気にはなってるけどなかなかきっかけがなくて、という方はご参照ください。
さて、今日の話題です。
コメント欄でこんな質問を頂きました。
?選考にはいくつものステップが踏まれますが、そのような場合、採点(?)は上乗せされていくのでしょうか。例えば1次選考を最も良い評価で通過したAさんと、最も悪い評価で通過したBさんが、2次選考で1次選考とは逆の実力を発揮した場合(Aさんが最も悪い評価でBさんが最も良い評価)、どちらの方が通過しやすいのでしょうか?
ふーむ、なかなかスルドイご質問ですね。
評価ポイントが積み上げ形式なのか、各回における単独判断形式なのか、そしてまた、各面接回ごとの重み付けは?というご質問ですね。
基本的には、中途採用の場合は各回ごとの単独判断で、新卒採用の場合は、NGだけ各回で判断して、OKの応募者に関しては積み上げ形式になることが多いような気がします。
で、役員面接の手前で実務的な最終面接を実施して、そこで足並みを揃えると。
あ、ただし、新卒の場合も積み上げで判断をするのは、相応の規模で新卒採用をやっている場合だけです。
新卒を3人しか採用しませんよ、という場合にわざわざ面接次ごとの重み付けを決めて、最終的に全体の偏差値を求めて採用不採用を決める、なんてことをやっていたら手間がかかってしょうがないですからね。
あとは、一次面接での判定によって、その後の面接コースを振り分ける、という方法もあります。
一次面接をAクラスで通過した人は、その後2回の面接で判断するが、Cクラスで通過した人は、面接が3回になるとか。
まあ、これは好景気のときだけかもしれませんが、優秀な学生さんは、うかうかしていると他企業にとられてしまうので、できる限り段階をショートカットさせようというものです。いわゆる飛び級みたいなものですね。
しかし、ここまで説明しておいて何なのですが、
面接のどの段階でどういう判断をしていて、どの判断を最も重視しているのか、という点に関しては、応募者からなんとなく推し量ることはできても、企業側にしかわからないものだと思います。
面接の設計が応募者にわかってしまうと、恣意的な結果が紛れ込んでしまう可能性が高いため、企業側としてはそれを応募者にはあまり伝えないでしょうし、応募者としては、まあその場その場で全力を尽くす、ということになるだろうと思います。
私自身、転職の際に、面接回ごとに「今日は二次面接だから、こんなことをチェックされるんだろうな」と意識しながらやってましたが、それがいい結果を生んだかどうかは微妙なところです。
応募者側が自分自身で「自分はこの企業に向いているだろうか」ということを判断できるくらいに企業側が情報提供できて、仮に応募者が「向いている」という判断をした場合に、その判断を企業も信用できるようになれば、お互いに無駄な時間が省けて非常に楽になるだろうなあ、とは思うんですけどね。
面接が、企業と応募者の化かし合い的なニュアンスが多分にまぎれるこの状況では、そういうのは絵空事ですよねえ。
【関連記事】
【新卒・キャリア】「面接の設計」という考え方
【キャリア】中途採用における面接の設計
【新卒】新卒採用における面接設計
被災地の方々には心よりご無事をお祈り申し上げます。
就職活動真っ最中だった皆様の中にも、地震の影響によりそもそも活動の継続が困難である、いったんは活動を停止して帰郷せざるを得ない等、様々なご心痛がおありかと存じます。
何もできませんが、今までどおり粛々と記事を書いていこうと思います。
ブログ右下に義援金・ボランティア関連情報サイトへのリンクバナーを掲載してみましたので、気にはなってるけどなかなかきっかけがなくて、という方はご参照ください。
さて、今日の話題です。
コメント欄でこんな質問を頂きました。
?選考にはいくつものステップが踏まれますが、そのような場合、採点(?)は上乗せされていくのでしょうか。例えば1次選考を最も良い評価で通過したAさんと、最も悪い評価で通過したBさんが、2次選考で1次選考とは逆の実力を発揮した場合(Aさんが最も悪い評価でBさんが最も良い評価)、どちらの方が通過しやすいのでしょうか?
ふーむ、なかなかスルドイご質問ですね。
評価ポイントが積み上げ形式なのか、各回における単独判断形式なのか、そしてまた、各面接回ごとの重み付けは?というご質問ですね。
基本的には、中途採用の場合は各回ごとの単独判断で、新卒採用の場合は、NGだけ各回で判断して、OKの応募者に関しては積み上げ形式になることが多いような気がします。
で、役員面接の手前で実務的な最終面接を実施して、そこで足並みを揃えると。
あ、ただし、新卒の場合も積み上げで判断をするのは、相応の規模で新卒採用をやっている場合だけです。
新卒を3人しか採用しませんよ、という場合にわざわざ面接次ごとの重み付けを決めて、最終的に全体の偏差値を求めて採用不採用を決める、なんてことをやっていたら手間がかかってしょうがないですからね。
あとは、一次面接での判定によって、その後の面接コースを振り分ける、という方法もあります。
一次面接をAクラスで通過した人は、その後2回の面接で判断するが、Cクラスで通過した人は、面接が3回になるとか。
まあ、これは好景気のときだけかもしれませんが、優秀な学生さんは、うかうかしていると他企業にとられてしまうので、できる限り段階をショートカットさせようというものです。いわゆる飛び級みたいなものですね。
しかし、ここまで説明しておいて何なのですが、
面接のどの段階でどういう判断をしていて、どの判断を最も重視しているのか、という点に関しては、応募者からなんとなく推し量ることはできても、企業側にしかわからないものだと思います。
面接の設計が応募者にわかってしまうと、恣意的な結果が紛れ込んでしまう可能性が高いため、企業側としてはそれを応募者にはあまり伝えないでしょうし、応募者としては、まあその場その場で全力を尽くす、ということになるだろうと思います。
私自身、転職の際に、面接回ごとに「今日は二次面接だから、こんなことをチェックされるんだろうな」と意識しながらやってましたが、それがいい結果を生んだかどうかは微妙なところです。
応募者側が自分自身で「自分はこの企業に向いているだろうか」ということを判断できるくらいに企業側が情報提供できて、仮に応募者が「向いている」という判断をした場合に、その判断を企業も信用できるようになれば、お互いに無駄な時間が省けて非常に楽になるだろうなあ、とは思うんですけどね。
面接が、企業と応募者の化かし合い的なニュアンスが多分にまぎれるこの状況では、そういうのは絵空事ですよねえ。
【関連記事】
【新卒・キャリア】「面接の設計」という考え方
【キャリア】中途採用における面接の設計
【新卒】新卒採用における面接設計
具体的なよう回答方法とともにお時間ありましたらお願いいたします。
前回質問させていただいた、さーみんと申します。
コメント欄での回答、そして今回の記事での回答本当にありがとうございました。
確かに選考一つ一つの重み付けを考える以前に、まずはくたくたになるくらい各選考を全力で出来ればいいんですけどね(汗)どうしても通過連絡が遅いと「ギリギリ通ったのかなあ」とテンションが下がってしまうという現状です。それでも、このご時世、通るだけでもありがたいと思わないといけないんですけども…。
ただ、自分の場合は焦りやすいので、とりあえずは自分のペースで頑張ろうと思います。
これからも、記事、楽しみにしてますね。
ありがとうございました!
コメントありがとうございます。
そうですねー、就職活動をやっていると、悩んだり落ち込んだりで、結構時間を使います。
自分はどういうことをやりたいか、を考えて、
どういう会社でならそれをやれそうか、を調べることだけに時間を使えれば、いい会社が見つけられたりするんじゃないかなあ、と思います。
コメントありがとうございます。
ご質問頂いた内容、記事にしてみました。
【新卒】草食系な人の「キャリアビジョン」の答え方
http://mensetsuura.blog8.fc2.com/
答えになっているかどうか、うーん、脱線してしまったような気もしますが。