【キャリア】10年後のWeb業界は、今のゲーム業界

2010年10月27日
今日は、面接に関する小ネタというよりは、いわゆるキャリアプラン的なものに関しての話題です。


世にある企業が、どれも「今まさに、飛ぶ鳥を落とす勢い」というわけにはいきませんから、やっぱりそれなりに衰退していく産業であったり業界であったり、というのがあるわけです。

そういう企業で働いていると、「ああー、この業界で働いていても、未来がないなあ・・」というわけで、漠然とした不安を感じて転職を考える方は結構いるわけです。



そんな中で、よく言われているのが「10年後のWeb業界は、今のゲーム業界と同じ状況になる」という話です。

ゲーム業界に詳しいわけではないのですが、

・働く人たちの平均年齢がググッとアップする。(45歳プログラマ、なんてのはよくある話。)
・社員全体の年齢があがっていくので、もちろん経験年数に応じて給料があがる、なんてことはない。
・これからこの業界はどうなっていくんだろう、という先行きの見えない不安に支配される。

といったところでしょうか。
あ、すみません、暗い側面ばっかりピックアップしまして。


ゲーム業界もWeb業界も、「定年退職した人がいない」という企業がほとんどです。それこそ本当に企業規模の大きな会社でない限り。
創業何十年の上場企業なんかからすると考えられない状況かもしれませんが、定年どころか50歳を迎えた人がいない、って普通にあることです。


前例がないから自分の将来像が描きにくい、じゃあ何か自分で起業するほどの情熱があるかというとそういうわけでもない、起業まではいかなくても独立するほどの才覚も、求められるスキルも、うーん、ないなあ、ってことになってくると、キャリアの横展開をして斜陽産業から脱出するしかないわけです。



Yahoo!のニュース記事を編集しているのは、元々雑誌の編集なんかをやっていた人が多いらしいです。
仕事のフィールドは紙媒体からWebに変わっているわけですが、やっていること自体はあんまり変わらないわけですね。


とは言え、元雑誌の編集者で、その後は転職してYahooのトップ記事の編集をしてる、なんてかなりの花形コースですので、その経路をたどれずに、全く違う道に進んで行った人達も大勢いるはずです。というか、むしろそっちが主流でしょうね。


そうなってくると、やっぱりいざというときに、自分のキャリアを横展開できるだけのスキルと経験と、汎用性のある人間なのか、ってことが一番大事になってくるのかなあ、と思います。


うーん、まあ今日の話題は、特に明確な答えがあるわけではないのですが、なんとなくうっすら思うのは、今までもそういうプラットフォームの転換は何度もあったはずなのですが、まあそれでもやっぱり「食べていかねばなるまい」という生活の基盤に関する欲求をもとに、先人のみなさんも道を切り開いているはずなので、ラッキーな幸運(意味重複ですが)に巡り会うことを期待せずに、今の業界だけにとどまらずに自分の仕事がどこに展開できるか、ということについては常にアンテナを立てておいたほうがいいよなあ、と思う訳です。



うん、まあほんとに、なんの解決にもなってませんが、ゲーム業界の知人と久しぶりに会いまして、そんなことを考えてました。




Comment
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理者のみに表示