【新卒・キャリア】ウソをつく面接官

2009年12月06日
ウソをつくシリーズです。

ウソを見抜く面接官
ウソをつく応募者


というテーマは、過去に書いていますが、
考えてみたら、


ウソをつく面接官


の話題が抜けていたな、と。



ウソをつく面接官は、ウソをつく応募者よりも、
よっぽど出現率が高いです。というか、
面接官(職業的に面接をやっている人事の人たち、という意味ですが)は、
ウソをつくものです。


質問されたことに対して、ウソで返す、というだけが
それに該当するわけではありません。


面接の中で見せる立ち居振る舞い、目線、笑顔、全てが
ウソだと思って頂いてもいいと思います。



まあ、言い換えると、演じている、ということでしょうか。


営業マンの方ならば、なんとなくわかって頂けると思います。

どういう風に自分を見せるのが、この場合最も得策か、ということを
心得ている人種である、という意味では、
採用担当者は、会社そのものを売り込む営業マンなわけですから。



私自身は、今も昔も、あまり人と話すのが得意なタイプではないので
面接の前には相当緊張していました。

それこそ、応募者よりも緊張しているのではないか、という程、緊張していました。



ですが、慣れてくると、それなりに自分の型ができてくるもので、
応募者の待っている会議室のドアをあけて、
目を見てニッコリ笑って、普段出さない大きめの声で、
「こんにちは。」と言った瞬間に、面接官としての自分を演じられるようになりました。



質問の合間で、ペンを置いて、手を組んで、
相手の目をじっと見ながら、深堀りの質問をしているときなんか、
「我ながら、よくこんな恥ずかしいことできるよな。」
と頭の片隅で考えていたものです。


いえ、自分で言うのもなんですが、普段は割とシャイなんです。
相手の目をまっすぐ見るなんて芸当、そうそうできません。




そうこうして、内定が決まり、入社を承諾して頂いたときに、

「採用担当の元人事担当さんには、本当によくして頂いて・・」
なんてことを言われたときには、(いや、めったになかったですけど)

フフっ、かかったな、と思っていたわけでした。




要するに、面接官が見せる一挙手一投足、
全てはウソだと思ったほうがいいですよ、というわけです。



でも、まあ仕事では、
多くの人が自分じゃない何かになろうとしているものだから、
必ずしも、それが悪いことではないかな、と。


面接官のウソを信じて、それに心を動かされて、
自分の今後を決める人がいるのであれば、
それはそれでいいじゃないか、と思ったりもします。



まあ、私は、千両役者には全くほど遠く、本当に大根役者だったんですけどね。



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