【面接官の心得】中小企業の採用担当者が新卒採用業務で次にやるべきこと

2009年10月18日

先日に引き続き、長ったらしいタイトルです。

とりあえず自社に入社してくれそうな学生のいる学校に
片っ端から訪問したら、次にしたらいいことです。


それは、ターゲットの幅を広げてみるべく考える、
というところでしょうか。


大前提として、採用活動にお金がかけられないわけですが、
ま、普通に考えると学生(それも大学生)の場合は、
採用広告費をかけずに、彼らにリーチするのはなかなか難しいです。

Consumer向けの(いわゆる一般人むけの)店舗や
商品を持っている企業であれば、そこで宣伝する、という方法も
ありますが、50人規模くらいの企業であれば、
それもなかなか難しいと思います。


そこでそれなりに手っ取り早いのが、
第2新卒も採用ターゲットに含める、という方法です。


大学卒業後3年以内で、職業経験は問いません、
弊社では「新卒」として採用します

なんていう風にターゲットを広げると、
それだけで食い付いてくる人達が結構います。


学校卒業後、半年ほど働いたけど、嫌になって辞めてしまって、
次の就職先をどうやって探そうかなあ、と思っていたら不況になって
仕方がないからとりあえずフリーターやってる、みたいな若者ですね。


そういう人も新卒として採用します、という条件は、
非常に魅力的なので、ある程度応募者を集められると思いますが、
肝心なのは、その情報をどこで広めるか、ということです。



ここでもまた、お金がかけられない、
という制約があることを考えると、そこはひとつ、

ハローワークに求人票

を出してみたらいいのではないかと思います。


ハローワークには失業者があふれていまして、
職員の方々は、常に就職先を拡大させることに必死です。

で、失業した経験のある人ならばご存知かと思いますが、
失業後、手当をもらおうと思ったら何ヶ月間かは通い続けなければなりません。


だからと言って、就職する気はないけど手当はとりあえずもらおう、
という姿勢の人ばかりがいるかというと、そんなこともなく、
それなりにやる気のある若者もいたりします。


だから、ちょっと広めのターゲット層で
新卒採用を考えることができるのであれば、
第2新卒層を狙ってハローワークに求人を出すなんていうのも
大いにありだと思うわけです。


結構いけるんじゃないかと思うんですけどね。


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Comment
No title
第二新卒ですか・・・
この言葉っていったいいつから出来たのでしょうね?

最低でも3年は頑張ろうよと思ってしまうのは、歳を取りすぎた証拠なんですかねぇ(笑)
第二新卒と人事の願いと
栗原です。
昨日うちの父親と電話で話したのですが、会社の命令で人事担当の仕事をやらされ毎日ストレスの塊らしいです。

「この不況のなか就職しようとする人間の意気込みもわかるし優秀な人材だけほしい会社の意図もわかる。いろんな仕事をしたが二度と人事の仕事はやりたくない」と。

よほどの根気がなければやれない仕事なんですね。
以上、関係ないことを書いてすいません。雇われる側からの視点で見がちな我々ですが、雇う側にも苦悩があるとはじめて知った次第です。
No title
>新人採用担当様

コメントありがとうございます。
確かに。名前付けの妙ですよねえ。

言い始めたのは、
リクルートさんあたりかなと思いますが。

要するに、既卒なわけなんですね。



>栗原さん


コメントありがとうございます。

会社側の意見に立って、
「いい応募者がいないんだよなー」と
言ってしまいがちな採用担当だった私から見ると、
お父さん、素晴らしいですね。


狭間に立ってストレスを感じてしまう、ということ自体が、
何のストレスも感じない人と比べれば、

本当の人事の素質がある、ってことなんじゃないだろうか、
と考えさせられました。

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