【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(2/3)
2009年10月01日
昨日の続き。
まだ内定もらえてないのは、自分ではなぜだと思う?
と質問している面接官の気持ちです。
この時期に内定がない、というのはひとつの事実です。
今年はここ数年にないほどの不況で、
新卒さんにとってみると、非常に不運な年であるという前提はありつつも、
それでもやはり、
内定をもらっている人は確実にいます。
内定がなくて、かつ就職活動をちゃんと人並みにやっている、
ということになると、
企業側からNOを突きつけられ続けた人、ということになります。
NOを突きつけられた、すなわち、不採用であり続けた、
ということは、これまたひとつの事実です。
ただ、そのことだけで、
その新卒さんの「仕事人としての未来」の価値がはかれるわけではありません。
その人の価値を一番よく知っているのは、その人自身ですし、
将来どうなるかは、全くわからないし、
新卒採用というのは、本当に博打みたいなものだからです。
ただ、その人自身が、
なぜ、自分は企業に採用されないのか、
そのことをどう考えているのか、それはとても重要です。
人は、「自分はこういう人間である」と思っていると、
そういう風になるからです。
「私は○○な人間です」と思っていると、
そのことは行動の結果として、必ずどこかに現れ、
その結果、周囲も「ああ、この人は○○な人だな」と感じて、
そういう風に扱っていきます。
だからこそ、自分で、
自分が不採用であり続けた理由はなんなのか、
ということに出している結論は、
すなわち、その人はどういう人なのか、ということを
ものすごく明らかにします。
その人の考える、自分像が明らかになるからです。
結局のところ自分は理解されない、
ということがその人の出した結論かもしれませんし、
結局のところ自分には特段やりたいことがないからだな、
ということが理由かもしれませんし、
結局のところ自分は誰かと話して自分をPRするのが苦手だからだな、
ということが理由かもしれませんし、
結局のところ相手の企業にあわせようとしすぎるからだな、
ということが理由かもしれません。
同じ「内定が取れていない」という理由であっても、
その理由をどう考えるか、ということは、
その人の考え方の癖を、そしてその人がどういう人なのか、
を明らかにします。
だからこそ、その新卒さんがどういう人間なのか、ということを
理解するためには欠かせない質問なのです。
おそらく、私が今も採用担当をやっていたとしたら、
全く同じことを聞いただろうと思います。
ただ、なんとなく心に留めておいて頂きたいと思うのは、
多くの採用担当者は、それを意地悪で質問しているわけではなく、
あなたがどういう人なのかを理解する、
そのための最も有効な手段としてその質問をしているに過ぎないのだ、
ということです。
まだ内定取れてないの?と、責めているわけでも、
意地悪しているわけでもないのです。
単に、あなたのことを知りたいだけなのです。
少なくともそれなりに、
まともな採用担当者であったとしたら。
【続き】
【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(3/3)
【関連記事】
【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(1/3)
まだ内定もらえてないのは、自分ではなぜだと思う?
と質問している面接官の気持ちです。
この時期に内定がない、というのはひとつの事実です。
今年はここ数年にないほどの不況で、
新卒さんにとってみると、非常に不運な年であるという前提はありつつも、
それでもやはり、
内定をもらっている人は確実にいます。
内定がなくて、かつ就職活動をちゃんと人並みにやっている、
ということになると、
企業側からNOを突きつけられ続けた人、ということになります。
NOを突きつけられた、すなわち、不採用であり続けた、
ということは、これまたひとつの事実です。
ただ、そのことだけで、
その新卒さんの「仕事人としての未来」の価値がはかれるわけではありません。
その人の価値を一番よく知っているのは、その人自身ですし、
将来どうなるかは、全くわからないし、
新卒採用というのは、本当に博打みたいなものだからです。
ただ、その人自身が、
なぜ、自分は企業に採用されないのか、
そのことをどう考えているのか、それはとても重要です。
人は、「自分はこういう人間である」と思っていると、
そういう風になるからです。
「私は○○な人間です」と思っていると、
そのことは行動の結果として、必ずどこかに現れ、
その結果、周囲も「ああ、この人は○○な人だな」と感じて、
そういう風に扱っていきます。
だからこそ、自分で、
自分が不採用であり続けた理由はなんなのか、
ということに出している結論は、
すなわち、その人はどういう人なのか、ということを
ものすごく明らかにします。
その人の考える、自分像が明らかになるからです。
結局のところ自分は理解されない、
ということがその人の出した結論かもしれませんし、
結局のところ自分には特段やりたいことがないからだな、
ということが理由かもしれませんし、
結局のところ自分は誰かと話して自分をPRするのが苦手だからだな、
ということが理由かもしれませんし、
結局のところ相手の企業にあわせようとしすぎるからだな、
ということが理由かもしれません。
同じ「内定が取れていない」という理由であっても、
その理由をどう考えるか、ということは、
その人の考え方の癖を、そしてその人がどういう人なのか、
を明らかにします。
だからこそ、その新卒さんがどういう人間なのか、ということを
理解するためには欠かせない質問なのです。
おそらく、私が今も採用担当をやっていたとしたら、
全く同じことを聞いただろうと思います。
ただ、なんとなく心に留めておいて頂きたいと思うのは、
多くの採用担当者は、それを意地悪で質問しているわけではなく、
あなたがどういう人なのかを理解する、
そのための最も有効な手段としてその質問をしているに過ぎないのだ、
ということです。
まだ内定取れてないの?と、責めているわけでも、
意地悪しているわけでもないのです。
単に、あなたのことを知りたいだけなのです。
少なくともそれなりに、
まともな採用担当者であったとしたら。
【続き】
【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(3/3)
【関連記事】
【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(1/3)
コメントありがとうございます。
確かに、返答の仕方によっては、
「勘違い野郎」
だとみなされることもあるかもしれません。
もしくは、合格にする理由が見つからない、という判断になるかと。
でも、それだけを目的にした質問ではないことは確かです。