【新卒】面接官はそれほどバカではないこと
2009年08月25日
アピールの仕方を考える、というテーマの前に、今日は余談。
面接官はそれほどバカではない、
ということは、
私自身が採用担当者になって初めて知ったことでした。
というのも、
私は自分が就職活動をしていた頃は、
「面接官て、なんて何にもわからないんだろうか。」
と思っていたのです。
こう書くと、超傲慢な学生だったと思われそうですが、
そういう意味ではなく、自分に自信がなかったからだと思われます。
それまで、いわゆるサラリーマンの人と交流が全くなかったので、
どういう風に話せば、彼らに言葉が通じるのかがわからなかったのです。
新卒採用面接で面接官が聞いてくる言葉と言えば、
「学生時代は、何に力を入れていましたか?」
「自分の長所・短所は何だと思いますか?」
「どんな仕事をしたいと思いますか?」
これの一辺倒です。
自分の何を、どう伝えれば相手に響くのか、
全くわからなかったのです。
だから、当たり障りのないことばかりを言っていました。
そうするとまあ、当然のことながら
なかなか内定は取れず、悶々とする日々を送っていました。
就職活動にも疲れて来て、「もう、フリーターにでもなるかあ。」
と思い始めて来た頃に受けた会社で、
もう諦め半分、割と素直に話をしてみたら、なぜか受かったわけでした。
面接官を自分でやるようになってからわかったことは、
当たり障りのない話をしている学生さんには、なんの魅力もない
ということでした。
もちろん、誰しもが
留学をしたり、サークルのリーダーをやったり、
そういう華々しいことを学生生活で経験しているわけではありません。
学校に行って、バイトをして、当たり前の日常を過ごしているわけです。
だからと言って、アピールできるポイントがないわけではありません。
他の人と比べてみて、ちょっと自分が頑張っていること、
楽しくてやっていること、
それを取り上げてみれば、何かしらアピールのポイントあります。
イメージとしては、自分の友人が、
自分のことを他の誰かに紹介するときに、
何と言って紹介しているだろうか?と考えてみればいいと思います。
「あいつ、バイトばっかりやってんだよー。」
「あいつ、なんかゼミで変な研究やってんだよー。」
「あいつ、合コンばっかりやってんだよー。」
なんでもいいと思います。
それが、あなたの特徴なのです。
(友人なんていません、という場合は、ちょっとさておき。)
ですから、まずは「面接官もそれほどバカではない」
ということを前提に、素直な気持ちで話してみる、
というところが大事だと思っています。
面接官向けにアドバイスするなら、
「お前ら、自分のことは何にもわからないバカだと思え。」
なんですけどね。
【続き】
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