【キャリア】転職初心者のための紹介会社との付き合い方(2/3)

2009年07月16日
昨日のその1:紹介会社の選び方の続き。


その2:多くを期待してはいけません


以前のエントリーにも書いたことがあったように、
人材紹介会社にとって、応募者は商品です。(→コチラ

売れるものを売れるところに売る、というのが彼らのスタンスです。

売れないものを売れるように仕立て上げる、
ということは、この時期はほとんどやっていません。

景気がよくて企業の求人数に対して応募者が足りていない時期だと、
ちょっとしたスキルセミナーなんかを開いたりもしますが、
それは彼らの基本スタンスではありません。

彼らは、教育者ではないのです。


だから、紹介会社では職務経歴書の書き方を教えてくれる、
なんて思っていると、それは大はずれです。

担当者はあなたがどういう仕事をしてきたのか、
見て来たわけではないからです。
知らないんです。指導のしようがありません。

もうちょっとこういう風に書いたらいいんじゃないの?
みたいな、体裁のアドバイスくらいはしてくれますが、
今までしてきた仕事を細かく聞いて、どう説明すると最もアピールできるか、
それをアドバイスしてくれるということは、ほとんどありません。

あるかもしれませんが、ごくまれです。
もし、そういうことをしてくれるキャリアコンサルタントに出会ったら、
超ラッキーと思ったほうがいいです。



そして、今までしてきた仕事以外からキャリアチェンジしたい、
なんて思っているとしたら、全力で止められます。

彼らは、売れるものを売れるところに、
できるだけ高い値段で売りたいわけです。

キャリアチェンジなんて試みられてしまったら、
希望できる年収が下がってしまうではないですか。
そうすると、彼らの手数料も下がってしまうではないですか。

彼らはだいたい、転職者の年収の30%前後を手数料として
貰い受けていますので、
少しでも高い年収で転職してほしいわけです。


私自身、人事から違う職種へと転職する際に、
紹介会社も利用しましたが、ほとんどのコンサルタントが
全力で「キャリアチェンジなんてもってのほか!」と反対でした。

まあ、そりゃそうだよね、という感じではありますが。


ですから、本当の本当にスペシャルな
コンサルタントにあたらない限りは、
人材紹介会社にあまり多くを求めてはいけません。


応募者の話を聞いて、紹介できそうな企業に紹介する。
応募者がその企業にマッチしていれば採用になって、
それで数百万円儲かる。基本的にはボロい商売です。

だから、あまり紹介会社に多くを求めてはいけません


自分では直接応募できない企業の情報を提供してくれる、
それだけでいいではないですか。



明日に続く。

【続き】
【キャリア】転職初心者のための紹介会社との付き合い方(3/3)

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