【キャリア】前職での仕事内容説明のコツ(最低限これは伝えるべし)

2009年07月02日
前回の続き。


「転職しようかな」と初めて思う年齢って、
一般的に何歳くらいなんでしょうね。

それこそ、業種や環境によるでしょうが、
誰しも30際前後までには、一度は思うんじゃないでしょうか。
結果として、転職するという決断をしないにしても。

ただ、初めての転職の場合というのは、非常に緊張するものです。

今自分が勤めている企業、という狭い世界以外で、
「自分という商品」はどれくらい売れるのだろうか、
ということを試されたことがないからです。

アピールがあんまり上手じゃないんですね。


でも、面接官がその点を差し引いて考えるかというと、
全くそんなことはありません。
書類選考でしたら、職務経歴書に書いてあることがすべて、
面接でしたら、面接で言っていることがすべて、なのです。


仮にそれが、あなたにとって初めての転職ではないにしても、
面接官の立場からすると、最低限伝えてほしい情報があります。

なかでも、職務経歴書の中には書きづらいけれども、
伝えてほしいことというのがあります。

・職場の雰囲気
・仕事で関わる人たちの属性と人数
・企業のスピード感と組織の固まり具合


いずれも、「あなたはどういう環境で仕事をしてきたのですか?」
ということを確認するための内容です。


なぜ面接官がこういうことを知りたがるかというと、
やっぱりキャリア採用というのは、即戦力とはいかないまでも、
2、3ヶ月後には戦力になりそうな人を採用したいわけで、
そのためには、今まで生きてきた環境が近ければ近い程、
早いタイミングで、その人の実力を発揮できるだろうと思うからです。


その証拠として、中途採用業界では、
「Aという企業から、Bという企業には転職すると、即戦力になりやすい。」
「Cという企業から、Dのような業種に転職すると、失敗しやすい。」
といったような情報が結構あります。

ですから、自分の前職または現職について、
面接官があまり知識を持っていないようであれば、
以下のことを、面接の中で努めて伝えるとよいと思います。


・職場の雰囲気
若いのか、そうでもないのか。
体育会系なのか、文化系なのか。
和気あいあいなのか、セクショナリズムが強いのか・・・

・仕事で関わる人たちの属性と人数
一人だけでする仕事なのか、
チーム内の人とだけ関わる仕事なのか、
社内の色々な部署と関わる仕事なのか、
社外の色々な人と関わる仕事なのか・・・


・企業のスピード感と組織の固まり具合
成長産業なのか、斜陽産業なのか、
意思決定にはどれくらいのスピードがかかるのか、
意思決定はどういうルートでなされるのか、
部門間のやりとりはどのようになされるのか・・・

などなど・・。

応募先の企業の状況に近いと思われるものを
ピックアップして伝えるのがベストではありますが、
社内の本当の状況は、外からはわからないものですので、
このあたりは包み隠さず本当のことを伝えるのがよいと思います。


次回は、自分の仕事を説明するときのコツです。


【続き】
【キャリア】前職での仕事内容説明のコツ(例えてみよう)


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