【新卒】フリーターになるくらいなら留年したほうがいいのか(まとめ)

2009年06月11日
【新卒】フリーターになるくらいなら留年したほうがいいのか
【新卒】留年するだけではたいして何も変わらない

で、ダラダラ書いたことのまとめです。


・内定がなかなか取れない学生さんは、どこかのタイミングで
卒業するのか、留年するのかを決めなくてはならない。

・そのどちらにするかを決めるにあたっては、費用の問題だけでなく、
志望業界を変更してでも内定を取りにいくか、
自分が志望企業に採用されるべき人間に成長するか、
どちらかの選択肢をとるか、という問題も考えなくてはならない。

・留年するということは「お金で時間を買う」ということだが、
買った時間は就職活動に費やされるので、
その時間を「自分が成長する時間」としてみなせるかというと微妙である。

(就職活動で人間として成長した、という方もいらっしゃると思いますが、
それは考えを整理する期間として有用なのであって、
何かを体験する期間、というのとはちょっと違うと思うんですよね。)


・そのため、今年受からなかった希望業種に来年は受かるかどうかは、
企業側の経済・採用動向という、本人の主体性とは直接的に関連のない
要素によって、左右されることとなる。


・よって、悲観的に考えるならば、留年するという選択肢は、
志望業界の幅を広げるという結果につながりがち
であり、
それを断固として拒むのであれば、
何年かけてでも、ひたすらに志望業界への就職を目指すか、
フリーターになる等の職業体験を積みつつも志望業界への就職を狙う

という選択肢が残されることとなる。




という感じですかね。以上要約でした。


で、結局最初の話題に戻りまして、
フリーターになるのと留年するのと、どちらがいいのかというと、

どちらもしんどいので、それは君の気合次第だぜ、

ということが言いたかったのです。


留年したら、「今度は絶対に内定を取らないといけない」
というプレッシャーと戦わなくてはいけませんし、

フリーターになったりとりあえず就職したりしたら、
「こんなことやっていて、最終的に志望業界に転職できるのか?」
という不安と戦ったり、
既卒者や第2新卒が、いわゆる新卒とは明確に区別されていることを
まざまざと感じながらがんばらなくてはいけませんし、

まあ要するに、どちらも苦しいのです。

でも、どちらも、その気になればやれないことはないのです。
だから、どちらの苦しみをとるのか、という問題なのだと思います。


どちらのことで苦しんでいるほうが、より自分は嬉しいのか、
どちらの苦しみになら、自分は耐えられそうなのか、
そういう観点で選ぶしかないのではないかと思います。


人は何かものすごく大事なことを選ぶときに、
どちらのほうが楽しいか、どちらのほうがラクか、という観点ではなくて、
どうせ苦しむのなら、どちらの苦しみを得たいか、なんていう
選び方をしたくなったりするんですよね。おもしろいことに。



この話題、いつかまた続きを書くかもしれませんが、いったん終わり。


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