【障害者雇用】なぜ障害者雇用が難しいか(2/2)
2009年04月26日
【障害者雇用】なぜ障害者雇用が難しいか(1/2)の続き。
?1、特別の配慮を必要としない障害者の人は、ひくてあまたである。
2、障害者の方をどう捉えたらいいかわからない。
私が障害者雇用の担当をしはじめた最初の頃、特にとまどったのは2、でした。
どう考えたらいいのか、わからないのです。
障害者雇用をせっせとやっているとですね、色々な方に出会います。
特別な配慮も必要ないし、見ただけではそれとわからないような
障害をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。
「自分は確かに障害者ではあるけれど、大抵のことは、他の人と同じようにできるし、あまり特別待遇されたりするのは嫌だ。同じように働き、同じように評価されたい。
本当を言うと、障害者雇用枠で入社するのさえ嫌だ。でも、自分の実力ではなかなか雇ってもらえない。だから、言い方は悪いけど、今は障害者であることを利用しようと思う。
ちゃんとビジネスマンとして成長して、障害者云々関係なく働きたい。」
こういう方もいます。すばらしいです。
障害者であることを利用する、
とか言っちゃうあたり、すごいです。
こういう方に出会えたら、一も二もなく、即採用!です。
混乱するのは、想定以上の配慮を必要とする方です。
私が担当をしていた頃に、採用した方がいらっしゃいました。
30代半ばの男性で、内臓の疾患(大変アバウトな言い方ですけど)か何かで
障害者手帳をお持ちの方でした。
確か、発作さえ起こらなければ普通の状態なわけです。
あと、体力的に無理をしなければいい。
履歴書には、超一流企業の名前がズラっと並んでいました。
その時点で、若干ひっかかるものはあったのですが、
まあ、なかなかこういう人にも出会えないしな、ということで採用が決まりました。
仕事は、それほど難しくありません。
どっちかっていうと、派遣さんたちがやってる仕事と同じレベル。
ご本人に対してちょっと失礼だよなー、と思ってたくらいです。
だから、最初はこの仕事で様子を見て頂いて、
徐々に他の仕事も増やしていきましょうねー、なんて話をしていたくらいです。
でもですね、彼はその仕事ができなかったんです。
なんていうんでしょう。
まず、メモしない、忘れる、期限を守らない。
そして、そのことを聞かれると、
「自分は障害者なのに、どうしてそんなに責めるんだ!」と言う。
うーん、難しいなー、と。
障害の内容は内臓の疾患だし、メモとらないのとは関係ないぞと。
ああ、人格も不安定だとは思わなかった・・・。
ああ、それで、あんなに超一流の会社に就職したのに、
どこも2年も経たずに退職してたんだなー、と納得しました。
自分の障害のことを、
障害者扱いされたくない、と思っている方もいれば、
障害者なんだから普通以上に配慮して欲しい、と思っている方もいます。
当たり前なんですけどね。
応募者の人が色々なのと同じように、
障害者雇用の応募者の人も色々なわけです。
そのことに気付くまで、ちょっと時間がかかりました。
?1、特別の配慮を必要としない障害者の人は、ひくてあまたである。
2、障害者の方をどう捉えたらいいかわからない。
私が障害者雇用の担当をしはじめた最初の頃、特にとまどったのは2、でした。
どう考えたらいいのか、わからないのです。
障害者雇用をせっせとやっているとですね、色々な方に出会います。
特別な配慮も必要ないし、見ただけではそれとわからないような
障害をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。
「自分は確かに障害者ではあるけれど、大抵のことは、他の人と同じようにできるし、あまり特別待遇されたりするのは嫌だ。同じように働き、同じように評価されたい。
本当を言うと、障害者雇用枠で入社するのさえ嫌だ。でも、自分の実力ではなかなか雇ってもらえない。だから、言い方は悪いけど、今は障害者であることを利用しようと思う。
ちゃんとビジネスマンとして成長して、障害者云々関係なく働きたい。」
こういう方もいます。すばらしいです。
障害者であることを利用する、
とか言っちゃうあたり、すごいです。
こういう方に出会えたら、一も二もなく、即採用!です。
混乱するのは、想定以上の配慮を必要とする方です。
私が担当をしていた頃に、採用した方がいらっしゃいました。
30代半ばの男性で、内臓の疾患(大変アバウトな言い方ですけど)か何かで
障害者手帳をお持ちの方でした。
確か、発作さえ起こらなければ普通の状態なわけです。
あと、体力的に無理をしなければいい。
履歴書には、超一流企業の名前がズラっと並んでいました。
その時点で、若干ひっかかるものはあったのですが、
まあ、なかなかこういう人にも出会えないしな、ということで採用が決まりました。
仕事は、それほど難しくありません。
どっちかっていうと、派遣さんたちがやってる仕事と同じレベル。
ご本人に対してちょっと失礼だよなー、と思ってたくらいです。
だから、最初はこの仕事で様子を見て頂いて、
徐々に他の仕事も増やしていきましょうねー、なんて話をしていたくらいです。
でもですね、彼はその仕事ができなかったんです。
なんていうんでしょう。
まず、メモしない、忘れる、期限を守らない。
そして、そのことを聞かれると、
「自分は障害者なのに、どうしてそんなに責めるんだ!」と言う。
うーん、難しいなー、と。
障害の内容は内臓の疾患だし、メモとらないのとは関係ないぞと。
ああ、人格も不安定だとは思わなかった・・・。
ああ、それで、あんなに超一流の会社に就職したのに、
どこも2年も経たずに退職してたんだなー、と納得しました。
自分の障害のことを、
障害者扱いされたくない、と思っている方もいれば、
障害者なんだから普通以上に配慮して欲しい、と思っている方もいます。
当たり前なんですけどね。
応募者の人が色々なのと同じように、
障害者雇用の応募者の人も色々なわけです。
そのことに気付くまで、ちょっと時間がかかりました。
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