【新卒・キャリア】「男女差別はありますか?」(解・その2)
2009年04月17日
「男女差別はありますか?」の最終編。
(前フリ↓)
【新卒・キャリア】「男女差別はありますか?」
【新卒・キャリア】「男女差別はありますか?」(解・その1)
おそらく彼女は、仕事が「与えられる」ものだと
心のどこかで思っていたのだと思います。
だからこそ、仕事が与えられる際に、「これは、君は女性だから・・」という
ことがないかどうか、心配になったのだと思います。
そのスタンスでは、新規事業の立ち上げスタッフは、
荷が重かったのです。
実際には、彼女はやってみたらできたかもしれません。
あ、そういう動きが必要とされるのね、何も制約はないのね、と
気づいたかもしれません。
でも、気づけなかったかもしれません。
気づいても、時間がかかったかもしれません。
会社にとって、失敗できない勝負だからこそ、
役員も彼女を採用しないことを選んだのだと、
私は理解しました。
(実は、もっと違うしょうもないことだったかもしれないけど)
そしてなおかつ、実際にその会社で男女差別なるものがあったとします。
でもそれは、面接の場で、
「男女差別はありますか?」と聞くことで露呈するだろうか?
いや、しない。
だって、大抵の会社は、自分の会社の普通が、
世間一般の普通だと思っているから。
だから、本当にその事実の有無を知りたかったら、
その事実の有無が自分にとって非常に重要だったら、
それを知るための解決法は、面接で聞くことではないと思います。
もっと効果的で、もっと事実に近づけるような調べ方をするべきだと思う。
(まあ、一番はその会社で働いている人か、その会社と取引のある人に
聞くのがよいと思う。)
「男女差別はあるか?」
という疑問そのものが悪いとは思いません。
そして、それを面接で問うことも、場合によってはありだと思います。
でも、それを本当に知りたいのなら、
そのためには面接で「男女差別はありますか?」と聞くのは、
答えを得るためのベストな方法ではないですよ、という話。
(前フリ↓)
【新卒・キャリア】「男女差別はありますか?」
【新卒・キャリア】「男女差別はありますか?」(解・その1)
おそらく彼女は、仕事が「与えられる」ものだと
心のどこかで思っていたのだと思います。
だからこそ、仕事が与えられる際に、「これは、君は女性だから・・」という
ことがないかどうか、心配になったのだと思います。
そのスタンスでは、新規事業の立ち上げスタッフは、
荷が重かったのです。
実際には、彼女はやってみたらできたかもしれません。
あ、そういう動きが必要とされるのね、何も制約はないのね、と
気づいたかもしれません。
でも、気づけなかったかもしれません。
気づいても、時間がかかったかもしれません。
会社にとって、失敗できない勝負だからこそ、
役員も彼女を採用しないことを選んだのだと、
私は理解しました。
(実は、もっと違うしょうもないことだったかもしれないけど)
そしてなおかつ、実際にその会社で男女差別なるものがあったとします。
でもそれは、面接の場で、
「男女差別はありますか?」と聞くことで露呈するだろうか?
いや、しない。
だって、大抵の会社は、自分の会社の普通が、
世間一般の普通だと思っているから。
だから、本当にその事実の有無を知りたかったら、
その事実の有無が自分にとって非常に重要だったら、
それを知るための解決法は、面接で聞くことではないと思います。
もっと効果的で、もっと事実に近づけるような調べ方をするべきだと思う。
(まあ、一番はその会社で働いている人か、その会社と取引のある人に
聞くのがよいと思う。)
「男女差別はあるか?」
という疑問そのものが悪いとは思いません。
そして、それを面接で問うことも、場合によってはありだと思います。
でも、それを本当に知りたいのなら、
そのためには面接で「男女差別はありますか?」と聞くのは、
答えを得るためのベストな方法ではないですよ、という話。
男性は昇格しているのに自分を含む女性は平、もしかしたら一般職での採用だったかもしれません。
それが例え総合職の求人に応募してもです。
また、配属に関しても男性なら入社さえできたら配属されるような仕事でも“保護”の名目で希望する仕事に就けないこともあります。
また残業についても自分の意思とは無関係にしなくてもよかったり、そもそもそんな残業までするような仕事など与えられないかもしれません。
それでありながらそれを理由に給料も評価も低く査定されるのです。
私は男性ですが障害者というだけでそんな扱いを受けました。
それでも総合職にはなれましたが総合職の求人に応募したのに一般職や地域限定の総合職にさせられた女性を何人も知っています。
そして転職しようにも経験ありきの業界なのにろくな経験がなくて転職活動に苦慮しているところです(正社員総合職なので躊躇しているのもありますが)。
コメントありがとうございます。
挙げて頂いた内容は、一筋縄では解決できない問題ですよね。
一度でも、その「保護」を経験してしまうと、
【障害者雇用】なぜ障害者雇用が難しいか(2/2)
http://mensetsuura.blog8.fc2.com/blog-entry-130.html
に書かせて頂いた「自分は障害者なのに、どうしてそんなに責めるんだ!」と言う方のように、その「保護」を前提として働いていく人達もいるし、それが嫌だからこそ、自分の能力を最大限発揮できる環境を求めて転職活動をしている人の場合でも、そういうものがない世界の人から見ると、なんだか腑に落ちない発言をしてしまうし。(この記事に書いた方のようなケース)
ちょっとまた考えをまとめて、このテーマにトライしてみたいと思います。
自分の場合は子供の頃からそういう扱いが死ぬほど嫌だったのでよほどのことがない限り公表はしていませんでしたが就職担当の教授が自分の意思を無視してそう言うことを言ってしまったため障害者扱いになってしまったのです(本当は学校すら言いたくなかったのですが親が言ってしまった)。
自分が求めているのは何も特別なことではなくて“普通”にキャリアを積むことだけです。
それで今の自分の状況は配慮じゃなく差別だと入社当初から会社に何度も言っても全く状況は変わらないです。
しかも自分自身のみならず同僚すらそう思っている人がいるにも関わらず。
ちなみに内部障害なので障害の内容や障害があることすら知らない人の方が多く(上司すら最近までよく知らなかった)、普通に扱われていないのを見て、もしかして通りすがりさんは障害者?と疑問に思った人もいました。
「区別」と「差別」
「配慮」と「排除」 って、よく似ているけど決定的に違いますよね。
>普通に扱われていないのを見て、もしかして通りすがりさんは障害者?と疑問に思った人もいました。
これはつらいですね。
すごく本末転倒な気がします。
「普通の一般社員として扱ってくれ」と訴えるしかないかと思いますが、その場合企業のスタンスによっては、「いや、そもそも”障害者雇用”で入社しているのだから、そういう扱いになりますよ。厳しく何かを求められることはない代わりに、チャンスも与えられません。」という姿勢を変更できないかもしれません。
障害の状況次第ではありますが、内部障害であれば普通に働ける企業も多々あります。
障害者雇用を専門に扱っている人材紹介会社もありますので、そういうところに相談してみるのもいいかもしれません。
まずは上司の方と話し合うのが一番ですけどね。