【新卒】「学生がバカなことが就職難の原因」

2011年01月27日

ちょっと前に見かけて、ほほー、と思っていたのですが、そろそろブームも過ぎ去ったみたいなので、ブログに書いてみようかなと思いまして。

池田信夫さんという方が、Twitterで
誰もいわないが、学生がバカなことが就職難の原因。」とつぶやいたことで、結構波紋が広がっています。

※池田信夫って誰?という方は、検索してみて下さい。
※関連発言まとめはコチラがよいかと。


なかなか思いきった発言をされますねえ。

まあ、「あいつらバカだ」と言う事で、波紋は投げかけられるかもしれませんが、誰もいい思いはあんまりしないので同調はしないのですが、なかなかネット上での反応が鋭い感じで驚いています。


個人的には、

え、学生ってバカが特権なんじゃないんですか?

と思います。


バカの中にも色んな分類があって、例えば、
・利害損得じゃないところで動いちゃってバカだなあ
・何にも考えてなくてバカだなあ
というのは、かなり違いますよね。


前者のバカは、むしろ企業では歓迎される気がします。
行動力のあるバカってやつですね。


何も考えてなくて、何もしてなくて、アピールできるところもないし、興味のある仕事もない、というジャンルのいわゆる「バカ」は、そうですね、確かに就職は難しいと思います。


どうなんでしょうね、でも、必ずしもそういう人が仕事の能力に欠けているとは思わないですし、むしろそういう人達に、働くことの魅力や、企業の存在する意味や、じゃあアナタは何をしますか?ということを問いかけられていない周囲の大人たちの責任のような気もするんですよねえ。


だって、まったく知らないことを「おもしろそうだな」「こういうのやりたいな」と思うことはできないですし、なおさら、「じゃあこういう企業で働きたいな」とまで思わせられる企業なんて、そうそうないと思うんですよね。

だから、人気企業ランキングに有名企業が並ぶのは、それはそれでしょうがないよなあ、と思うのです。


私自身、実際働きだすまで、どういう企業があってどういうことをしているかなんて知らなかったですし、今ですら、十分に知っているとは言えないですから。




男性は外でバリバリ24時間企業戦士として働いて、女性は家で家庭を守っているもの、という環境下で生まれ育ったら、そりゃあ、「仕事すること」や「企業とはどういうものか」という知見が育たないまま就職を迎える年頃になるっていうのも、当たり前だよなあ、と思います。


だから、まあ学生がバカっていうよりは、企業とそれをとりまく経済環境に対して無知であるというだけで、それは彼ら(私も含め)が生まれ育った環境を考えれば、当たり前のことなんですよねえ。


そういう意味で考えると、最近の「夫婦共働きじゃないと、生計が成り立たない」という状況は、子どもを産んで育てにくい環境ではあるものの、産まれた子どもたちを将来の経済人として考えると、結構いいことなのかもしれないなあ、と思ったりします。



まとまりませんが、そんなことを思いました。








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