【新卒・キャリア】帰属意識って結構重要だと思うこと

2010年12月18日
就職活動や転職活動をしているときには、あんまり聞かない話だと思うのですが、
会社に対する帰属意識って結構重要だと思うのです。


新卒であれば、「自分が何をしたいか」「将来どうなっていたいか」についてはよく聞かれるし、話をする機会も多くあります。転職であれば、「自分のキャリアをどう活かせるか」という点に、応募者側も採用者側も、話題が終止します。

ですが、最終的に、その人がとある企業に就職/転職してハッピーかどうかというのは、その集団に対して帰属意識を抱けるかどうか、という点に限られるような気がしないでもありません。



よく、新卒さんだと「営業会社は嫌だ」「ノルマがある仕事は嫌だ」という話を聞きますが、でも実際、そういう会社で楽しく働いている人たちもいるわけです。

じゃあ、そういう人たちは、何が楽しくてそういう企業で働いているかというと、別にみんながみんな、嫌々働いているわけでは全くないわけです。
目標に向かって一致団結していく組織内の雰囲気であったり、その中で有象無象のことがあっても助け合ってやっていく仲間同士の間にある共有感であったり、そういうものに対して何らかの一体感や帰属意識といったものが、彼らを支えていることが多いような気がします。


まあもちろん、「みんなで頑張ってやってます!」みたいな雰囲気だけが帰属意識のありようではなくて、いわゆる誰しも知っている一流企業なんかも、その社名というブランドで、みんなに帰属意識を抱かせているわけです。まあ、ブランド力のある会社をイメージしていただければわかりやすいと思います。
テレビでCMが流れるような企業であれば、自社のCMが流れるたびに「これが俺の働いている会社だ」と認識するでしょうしね。


なので、組織の内容であったり、ブランド名であったり、はたまた社長という名のカリスマであったり、人によって「象徴」は異なるとは思いますが、まあひっくるめたところでの「帰属意識」っていうのは、結構大事だなあ、と思うのです。


まあ、要するに、自分は何に(対象)、どのように(スタイル)、誰と(関係性)、関わっているのか、そのいずれかに対して、誇りを持てれば、仕事を楽しむのはそれほど難しいものではないと思うのです。


なので、仕事内容にもさして興味がなく、どういう風に仕事をするかにもさしてこだわりがなくっても、「こいつらと一緒に頑張るんだ」というところに焦点があたっている人は、それだけで一定以上のパフォーマンスを発揮していたりします。


とはいえ、帰属意識を抱かせてくれるような環境で働ける、っていうのはそれだけでラッキーなことであって、なかなか望んで手に入れられるものでもないんですけどね。

でも、手に入れられたとしたら、それはものすごく稀でラッキーかつハッピーなことで、そして、望んでいるのに手にいれられないとしたら、それは自分のありようの問題なんじゃないですか、ということに終止してしまうんですけどね。


まあでも、「目的を持って、それを達成するために働いていくこと、それだけが人生の目標の中で重要なことだ」、という風にとらえられがちな就職市場をみていると、働いて生きていくって、それだけじゃないよなあ、ということを思ったりするわけです。


なんかいまいちわかりづらくってすみません。
あまり就職にも転職にも役立つ内容ではないですが、ふと思ったことでした。




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