【キャリア】これまでどおりに頑張ります、と言われてもピンと来ないこと
2010年11月14日
今日は、転職関連のネタです。
面接をしていても、口ベタな人、というのは結構いらっしゃるわけで、面接をしていても歯痒い気持ちになることが多々あったりします。
なんとなく、かもし出している雰囲気が、「ああ、この人真面目に働いてくれそうだなあ」という感じであったとしても、やっぱり言葉にだして、どういう風に頑張ってくれるのか言ってくれないと、なかなか採用には踏み切れないわけなのです。
まあ、あれですね。
なんとなく、相手が自分のことを好きなのかな、と思ってはいても、「やっぱり時々は、言葉にしてほしいアナタの想い」っていう乙女心、みたいなもんだと思って頂ければいいと思います。
聞かれたことに対して適切に回答する、というのが面接の第一の基本ではありますが、
「どういったお仕事をされていましたか?」
「○○の仕事をしていました」
「どういう風に仕事を進めていらっしゃいましたか?」
「営業が案件を受注してきて、ディレクターの指示に従って仕事していました。」
「どういうところが苦労されたポイントですか?」
「そうですね・・、まあ苦労の連続みたいなもんです。」
みたいな、一問一答の回答が続いたあとで、
会話が全く広がらんがな!!
と煩悶したあげくの、締めの言葉がこれだったりします。
「前の職場でも、一生懸命やってきましたが、御社でも精一杯やらせていただきたいと思っています。」
「会話する」ということ自体が業務の中のウェイトとしてあまり大きくない、それこそプログラマとかデザイナーとかの、ものづくり商売の人達に、この傾向が高かったような気がします。
わかりますけどね、気持ちはわかりますけどね。
どんなにうまいこと言ったとしても、結局やれなければダメなんですけどね、もう少しなんかこう、「採用!」の一言が言えるようにアピールして頂きたいと思うわけですよ。
しかも、前職で頑張っていた、と言われても、どんな風に頑張っていたのか、こちらは全くわからないわけですからね。
雰囲気的には、すごく良さそうな人だなあ、と思ったとしても、スキル的には全く問題ないなあ、と思っていても、OKと言える理由がないと、採用の決定はなかなかできないものなのです。
そんなわけで、口ベタな皆さんにも、ぜひ面接の場では、普段の2割増くらいで、頑張ってしゃべって頂きたいな、と思う訳なのです。
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【心の問題】うつ病からの復帰が結構難しいこと
2010年11月07日
今日は久しぶりにうつ病関連の記事です。
うつ病とかうつ状態という診断が出て、その後ちょっとしばらく休職をした場合、さてそろそろ回復してきたし復職しましょうかね、という段階になった場合、困るのはなんといっても職場環境の問題です。
そもそも、すごく暇な職場の人がうつになることは可能性としては低く、基本的に忙しい職場でキリキリ頑張っていた人たちがなりがちな病気です。
病院から「復職OK」の診断書が出たとしても、そこには基本的に「あまり忙しくない環境で、徐々に慣らしていくように」みたいな注意書きがついているわけです。
人事の仕事をしていたときに、いつも困っていたのが、この復職時の職場のことでした。
「え?忙しくない職場ってどこにあるの?」
部署そのものは変えずに働き方だけセーブできればいいんでしょうが、真面目な性格の人が忙しい職場で、自分だけ早く帰れるような環境になった場合、いづらくなってしまったり、自分だけ早く帰って悪いな、と思って無理をして症状が悪化したり、ということになりがちです。
そこで、「オレはオレですんで。早く帰ります。」と割り切れるようなタイプの人だったら、そもそもうつにはなっていないわけでして。
そうなってくると、じゃあちょっとまずは違う部署でソフトランディングしますかー、ということになるわけですが、部門長がちゃんと病気に理解があり、それほど忙しくなく、周囲のメンバーも温かい人たちである、という部署に狙いをつけて、一時的に預かってもらう、というような形にすることが大半でした。
ですが、そういう部署も無尽蔵にあるわけではなく、部署で預かれるメンバーも、せいぜい1人が限界なわけです。
うつだった人たちが回復してまた働けるようになる、というのは本当に喜ばしいことなのですが、受け入れ部署を調整するのが結構至難の業であり、毎回、「もうすぐ復職できそう」な人が出る度に、かなりブルーな気持ちになってました。(喜ばしいことなのに、すまんことしたと今では結構反省しています。)
そんなこんなで、「忙しくない部署で復職させるように」という企業の実態をよくわかってない医師の診断書に、毎回殺意を覚えていた若りし頃でした。
【関連記事】
【心の問題】うつからの復職時に部署を変えるには
【心の問題】「うつ」な人が転職するときに気をつけるべきこと
【心の問題】同じ部署でうつ病が多発する
うつ病とかうつ状態という診断が出て、その後ちょっとしばらく休職をした場合、さてそろそろ回復してきたし復職しましょうかね、という段階になった場合、困るのはなんといっても職場環境の問題です。
そもそも、すごく暇な職場の人がうつになることは可能性としては低く、基本的に忙しい職場でキリキリ頑張っていた人たちがなりがちな病気です。
病院から「復職OK」の診断書が出たとしても、そこには基本的に「あまり忙しくない環境で、徐々に慣らしていくように」みたいな注意書きがついているわけです。
人事の仕事をしていたときに、いつも困っていたのが、この復職時の職場のことでした。
「え?忙しくない職場ってどこにあるの?」
部署そのものは変えずに働き方だけセーブできればいいんでしょうが、真面目な性格の人が忙しい職場で、自分だけ早く帰れるような環境になった場合、いづらくなってしまったり、自分だけ早く帰って悪いな、と思って無理をして症状が悪化したり、ということになりがちです。
そこで、「オレはオレですんで。早く帰ります。」と割り切れるようなタイプの人だったら、そもそもうつにはなっていないわけでして。
そうなってくると、じゃあちょっとまずは違う部署でソフトランディングしますかー、ということになるわけですが、部門長がちゃんと病気に理解があり、それほど忙しくなく、周囲のメンバーも温かい人たちである、という部署に狙いをつけて、一時的に預かってもらう、というような形にすることが大半でした。
ですが、そういう部署も無尽蔵にあるわけではなく、部署で預かれるメンバーも、せいぜい1人が限界なわけです。
うつだった人たちが回復してまた働けるようになる、というのは本当に喜ばしいことなのですが、受け入れ部署を調整するのが結構至難の業であり、毎回、「もうすぐ復職できそう」な人が出る度に、かなりブルーな気持ちになってました。(喜ばしいことなのに、すまんことしたと今では結構反省しています。)
そんなこんなで、「忙しくない部署で復職させるように」という企業の実態をよくわかってない医師の診断書に、毎回殺意を覚えていた若りし頃でした。
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