【キャリア】ついつい辞めてしまうジョブホッパー

2010年09月14日
ジョブホッパーという言葉がありますが、
今日はその定義についてちょっと考えてみたいと思います。


昔の記事を掘り起こしてみたら、こんなこと書いてました。


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だから、別に理由が説明できる人はいいんです。


そもそも自分の仕事が、一社にずっといることではなく、
転職することによってよりスキルが磨かれていくことや、
その会社に転職した理由が説明できれば、それでいいと思います。


問題は、理由を説明できないジョブホッピングの人です。

・飽きた
・なんかヤダ
・オレにはもっといい仕事があると思った

などなど、
あんまり胸をはれない理由で
転職を繰り返している場合です。


【キャリア】転職歴が多すぎて、採用されない人(1/2)


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ふむふむ、我ながら、なかなかイイこと書いているなあ。

そもそも「自分はこんなに転職回数が多いと、もう仕事が見つからないのではないか。」と思い悩む人は、真の意味でのジョブホッパーではないように思います。


ジョブホッパーの人たちにもっとも典型的な考え方はコレです。

「オレにはもっといい仕事がある」



そこには、現状に対する我慢ならないほどの不満があるわけでもなく、自分の人生の目標達成のためのステップを刻んでいるというのとも少し違います。

あるのは、「漠然とした」未来への希望と現状への不満です。



知り合いに一人、この傾向のある人がいます。
あまりしょっちゅう会う相手ではありませんが、どうも会う度に仕事が変わっています。

「あれ?こないだ、なんかの営業の仕事始めたって言ってなかった?」
「ああ、あれは、もうやめてん。」


そして、仕事が変わる度に、なんとなくその仕事っぽい雰囲気を身につけようとしているからか、どうも毎回印象がコロコロ変わったりします。


「なんでそんなにコロコロ仕事変えんだよ。」と聞いた事があります。
5年くらい前でしょうか。

そのとき彼がポツリと言った言葉が非常に印象的でした。



「うーん、なんか、飽きるんよね。」



どうも不思議な人間です。
結婚してるはずなんですけどねえ。
実は結婚相手も何度か変わってるのかもしれません。



何かに対して大きな不満があるわけでもなく、大きな目標があるわけでもありません。
ただ、なんとなくそこにずっといられないらしいです。

浮き草というか、放浪癖があるというか、冬になる前に度に出てしまうスナフキンのようなものでしょうか。



職場を転々と変えてもそれなりにやっていけるということは、ある意味能力が高いことの現れでもあるのだと思いますが、そのあたりに対するこだわりは特になく、

ただひたすら「ここではないどこかへ行きたい」という衝動にかられるその心持ちが不可解だと思う一方で、なんとなくわかる気もするから不思議です。




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