【キャリア】年度末に契約満了する派遣・契約社員

2010年03月22日

年度末ですね。
この時期、普通の企業では人の出入りが激しくなります。
退職したり、入社したりする人の準備で慌ただしいです。


特に、期間契約で働いている人たちは契約更改の時期を迎えています。
派遣にしても、契約社員にしても、そうですね。


なんというかこう、春ってどうも苦手です。
なんなんでしょうねえ、この感じ。
出会いと別れ的な、この感じ。
どうも気分がザワザワして憂鬱になります。


以前記事で紹介したことのある「じゃりン子チエ」に登場する、
アントニオジュニア(猫なんですけど)は、
春になると強烈なノイローゼになるのが通例でして、
(しつこいようですが、猫なんですけど)
ちょうどそんな感じです。





契約更改と言えば、いつも思い出すのは、
自分自身で「契約を満了させてください。」と伝えた方々の顔です。

中でも特に、まだヒヨッコ採用担当者だった頃、
採用アシスタントとして、一緒に働いた派遣さんのことです。


採用業務に関して、完全に手が回っていなかったので、
私と上司が面接して、働いて頂くことにしたのですが、
本当にヒヨッコだったもので、うまく仕事をお任せできなくて、
そしてその方、美人アシスタント、とかとはちょっと違う系統の方で、
(まあ要するに、容姿で得するタイプじゃないということです)



私がモタモタしているのを見た上司から、

辞めさせろ。そして、もっと違うタイプを採用しろ。


と言われたのでした。



お、お前も一緒に面接やったじゃねーかよ!と思いながらも、
(あ、派遣の場合は「面接」じゃなくて、「面談」なんでした。)
泣く泣く、3ヶ月の契約で辞めて頂くことになったのでした。



その方に、今回の契約で辞めて頂きたいです、ということを伝えるとき、
本当につらかったです。

彼女は別に悪くないわけですからね。
もっと美人に働いてほしいなら、最初からOKにしなきゃいいわけですし、
その人が活躍できなかったのは、私がちゃんと仕事をお願いできなかったからなわけですし。
(というか、上司は最初から美人にこだわっていた。)


でも、そのことを伝えたとき、その方は決して不満を言わずに、
「(元人事担当)さん、色々大変だと思いますけど、頑張ってくださいね。
あんまりお手伝いできなくて、申し訳ありませんでした。」
と、むしろこちらを労って心配するような発言をされていました。



あれは、本当に申し訳なくて、心が痛かったです。
ふがいないって、こういうことを言うんだなあ、と実感しました。



それ以来、派遣さんにしろ、社員にしろ、
一緒に働く方を採用するときには、ものすごく慎重になりました。
いざ一緒にやってうまくいかなかったときの責任は全部自分にありますからね。



まあ、彼女からしてみれば、
ただのテンパり採用担当者だったと思いますが、
今も思い出す度、やるせない気分になるエピソードです。



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