【新卒】仕事をしていて、どういう時が一番楽しいですか?

2010年03月30日


ここしばらく、面接をすることはあっても、
面接を受ける立場にはないのですが、
自分が面接で「最後に、何か質問はありますか?」と聞かれたら、
何を質問するだろうか、と考えてみました。


しかも、自分が新卒だったとして。



なんかこう、ズシっと面接官の心に響くようなことを質問したいところです。




私が面接官だったら、これを聞かれるのが、たぶん一番心に堪えますね。


キラキラした目をしながら、

「仕事をしていて、どういう時が一番楽しいですか?」



これは堪えるなあ。うん。
こんな質問されたら、泣いちゃうかもしれません。
自分にもこんな時代があったなあ、と遠い目をしてしまうかもしれません。


そしてなんなら、「汚れちまった悲しみに」を口ずさんでしまうかもしれません。


汚れちまった悲しみに

今日も小雪の降りかかる

汚れちまった悲しみに

今日も風さえ吹きすぎる…

?中原中也




ま、なんにせよですね、大人になってから(妙な例えではありますが)
こういう質問されると、結構心にこたえるものがあるんです。



この質問には、そういう破壊力がありますので、
むやみやたらと連発せずに、本当に「この人の、この質問への回答を聞きたい」と
思ったときだけにしたほうがよいとは思いますが、
これを聞かれると、この質問には真面目に答えよう」という気持ちにならざるをえない部分が
サラリーマンなら誰の心にもあるように思います。



ですから、もし幸運なことに、
面接でこの人にこの質問を聞きたい、と思うような面接官に出会ったとして、
その人が真面目に答えてくれそうな雰囲気だったら、
一言一句、聞き漏らさずに、熱心に聞いたほうがいいと思います。



この質問に対しても、
「オレ、仕事やってて楽しいことなんてひとつもないなあ・・アハ」
と笑って言えるのも大人の余裕だったりしますけどね。





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【これだけはやめておけ】最後に、何か質問はありますか?
【新卒・キャリア】圧迫面接の手法(口調がキツい)



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【TMGE】深く潜れ

2010年03月28日

今日は久しぶりにミッシェルの曲です。

「深く潜れ」






青いカベをぬりつぶして 垂れたペンキで顔を洗う
青い場所にひそんでいたい 青い海に潜っていたい

深く潜っててもいい? 深く潜ったままでいい?
深く潜っててもいい? 深く潜ったままでいい?

時々 顔のぞかせて 君が息をしてるのを
確かめにゆくから 確かめにゆくから

深く潜っててもいい? 深く潜ったままでいい?
深く潜っててもいい? 深く潜ったままでいい?
深く潜っててもいい? 深く潜ったままでいい?




歌詞にすると、あれ、こんだけしかないんだ、ということに驚きます。

途中でテンポが変わるのは、先日ご紹介したCISCOと一緒ですが、
「深く潜っててもいい?深く潜ったままでいい?」というフレーズの繰り返しが、
ものすごく意味深です。



新卒にしろ、中途にしろ、
就職活動というのは、自分の中に深く潜ることを余儀なくされるものだと思います。



と、無理矢理「就職」に紐づけてみたところで、今日は終わり。





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【TMGE】CISCO?思い出のサンフランシスコ(She's gone)





【新卒】暇な仕事より忙しい仕事のほうがいいと思うこと

2010年03月24日
街を歩けば、就職活動中の学生さんが非常に多いことに驚く今日この頃ですが、
電車で隣にいた女子学生がこんなこと言っていました。


「あの会社、超忙しいらしいよ」


ふむふむなるほど…。



新卒採用を担当していた頃、よく質問でこんなこと聞かれました。


「残業多いですか?」



ふむふむなるほど…。



まあ、激務は誰だって嫌ですからね。私も嫌です。

でもですね、ちょっとだけアドバイスさせて頂きますと、と
電車の中でそっと心の中でつぶやいたのですが、


暇な仕事ほどツラいものはない


ということです。


今日は何しようかな…、
何して仕事してるフリしようかな…、
と考えながら出勤することほど、ツラいものはありません。


残念ながら私自身は、そういう環境になったことはないのですが、
人事担当者をやっていた頃は、
他部署でもめ事があると狩り出されていたので、
よくそういう相談を受けていました。


アシスタント職をやっている派遣スタッフさんなんかに、
「○○さんから仕事を振られないと、やることがないんです。」
「部署の他の人たちは忙しそうなのに、私は仕事がないんです。」
と訴えられていました。
「もう辞めようと思うんです。」というコメント付きで。



そういう相談があると、「ま、まあちょっと待ってください」と言って、
焦って部署の責任者に話をしに行っていました。
なぜなら、人が辞めて新たに採用するとなると、私の仕事が増えるからです。



でも、優秀な方ほど、
暇である = 自分は求められていない = 求められる他の仕事を探そう
という決断をするまでのスピードが早かったです。




まあ、要するに「暇」ってことは、
人によってはそれが原因で会社を辞めたくなるくらい苦痛なことなので、
だからこそ、
「うちの会社はちょっと忙しいですよ。」
くらいの会社を選んだほうがいいと思うんですよね。


ま、人によりますが。



【関連記事】
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【新卒】「はじめて働く会社」はどれくらい重要なのか


【キャリア】年度末に契約満了する派遣・契約社員

2010年03月22日

年度末ですね。
この時期、普通の企業では人の出入りが激しくなります。
退職したり、入社したりする人の準備で慌ただしいです。


特に、期間契約で働いている人たちは契約更改の時期を迎えています。
派遣にしても、契約社員にしても、そうですね。


なんというかこう、春ってどうも苦手です。
なんなんでしょうねえ、この感じ。
出会いと別れ的な、この感じ。
どうも気分がザワザワして憂鬱になります。


以前記事で紹介したことのある「じゃりン子チエ」に登場する、
アントニオジュニア(猫なんですけど)は、
春になると強烈なノイローゼになるのが通例でして、
(しつこいようですが、猫なんですけど)
ちょうどそんな感じです。





契約更改と言えば、いつも思い出すのは、
自分自身で「契約を満了させてください。」と伝えた方々の顔です。

中でも特に、まだヒヨッコ採用担当者だった頃、
採用アシスタントとして、一緒に働いた派遣さんのことです。


採用業務に関して、完全に手が回っていなかったので、
私と上司が面接して、働いて頂くことにしたのですが、
本当にヒヨッコだったもので、うまく仕事をお任せできなくて、
そしてその方、美人アシスタント、とかとはちょっと違う系統の方で、
(まあ要するに、容姿で得するタイプじゃないということです)



私がモタモタしているのを見た上司から、

辞めさせろ。そして、もっと違うタイプを採用しろ。


と言われたのでした。



お、お前も一緒に面接やったじゃねーかよ!と思いながらも、
(あ、派遣の場合は「面接」じゃなくて、「面談」なんでした。)
泣く泣く、3ヶ月の契約で辞めて頂くことになったのでした。



その方に、今回の契約で辞めて頂きたいです、ということを伝えるとき、
本当につらかったです。

彼女は別に悪くないわけですからね。
もっと美人に働いてほしいなら、最初からOKにしなきゃいいわけですし、
その人が活躍できなかったのは、私がちゃんと仕事をお願いできなかったからなわけですし。
(というか、上司は最初から美人にこだわっていた。)


でも、そのことを伝えたとき、その方は決して不満を言わずに、
「(元人事担当)さん、色々大変だと思いますけど、頑張ってくださいね。
あんまりお手伝いできなくて、申し訳ありませんでした。」
と、むしろこちらを労って心配するような発言をされていました。



あれは、本当に申し訳なくて、心が痛かったです。
ふがいないって、こういうことを言うんだなあ、と実感しました。



それ以来、派遣さんにしろ、社員にしろ、
一緒に働く方を採用するときには、ものすごく慎重になりました。
いざ一緒にやってうまくいかなかったときの責任は全部自分にありますからね。



まあ、彼女からしてみれば、
ただのテンパり採用担当者だったと思いますが、
今も思い出す度、やるせない気分になるエピソードです。



【関連記事】
【新卒・キャリア】「仕事なんて、食えりゃいいんや」


【新卒】就職偏差値ってものがあるらしい

2010年03月17日

知ってました?就職偏差値って言葉。
うまいこと言うなあ、と思います。


就職偏差値ランキングまとめサイト



新卒の入社試験で筆記試験を実施する企業は多いですが、
「学校みたいだ」
「試験で何が分かるんだ」
「偏差値が高ければ仕事ができるのか」
という反感を抱く学生さんもいらっしゃることと思います。


何のことはない、企業側がそういう選び方をするんだったら、
こちらも偏差値で選べばいいだけだ、というわけです。
シンプルだなあ。



学生のうちは、「自分で企業を選ぶ」と言っても、
その企業に関する情報も知らないでしょうし、
具体的にどんな仕事をするのかも想像がつかなかったりすると思います。


そんなときは、この偏差値を確認すればOK!というわけですね。


情報源は2ちゃんねるみたいですが、
自分が内定が出た企業の偏差値が「32」とかなのを見て、
内定を辞退した人の数は、結構いるんじゃないかなあ、と思います。

ちょっと内容が古いな、とは思いますが。




でも、偏差値の高い企業が試験で偏差値の高い人材を採用して、
偏差値の高い人材は、偏差値の高い企業を選んで入社して、
ということが繰り返されていくと、

企業の価値が固定化してしまって、
いい会社は、ずっといい会社のまま、
たいしたことない会社は、ずっとたいしたことなまま、
という状況になるかと思えば、


そうすんなりいかずに、
一発逆転劇があったり、没落があったりするところが
人間社会のおもしろいところだよなあ、と思います。



なんだか、人間外の生物の感想みたいなことを書いてしまいましたが、
でも、本当にそうだと思うんですよ。



【関連記事】
【新卒】SPIとGAB+OPQ


【TMGE】CISCO?思い出のサンフランシスコ(She's gone)

2010年03月15日

最近、ブログ更新さぼりがちですみません。
今年は完全に花粉症です。

去年は平気だったのに、今年いきなりってどういうことやねん、と思いますが、
花粉症ってそういうものらしいです。


そんな花粉症でモヤモヤする頭をスッキリさせる曲です。

CISCO。



基本的には、「シスコー!!」としか言ってないので、
歌詞に意味を求める方にはイマイチかと思われますが…。





この曲は、基本的にアベフトシがかっこいい曲です。
なんでしょう、冒頭の刀を抜こうとしている侍のような姿勢…。


そして、普段はコーラスしないアベ氏ですが、
この曲のときは「シスコー!」と叫んでいます。



CDで聞くのと、ライブ音源で聴くのと、
スピード感がまるで違うのもミッシェルのスゴイところだと思っていますが、
この曲の場合は特に顕著です。


たまに、「おいおい、最初からそんなに飛ばしたら危ないぜ・・」
ということがあります。



こちらと聴き比べて頂くと、曲のスピードが違うのがわかりやすいです。
そして、貴重なアベ氏の金髪姿です。





なんでしょうね、アベ氏の殺人鬼みたいな顔。
そして「どや!!」と言わんばかりの顔。
ギターで人を殺しそうです。



この曲を聴きながら出勤すると、ハイテンションで仕事ができます。



【関連記事】
【TMGE・ミッシェル】スモーキン・ビリー

【中途・新卒】相談にのりたがる面接官

2010年03月07日

過去に、このテーマで記事を書いたことがあったような気もするのですが、
検索しても見つけられないので、まあいいか、ということで。



面接に行くと、たまーに出会います。

相談にのりたがる面接官 に。


いえ、もうさすがに近年ではないですけどね。
年も年ですし。

初めての転職活動をしていた20代半ばころに、出会ったことがありました。



ひととおり話終えて、こちらからの質問も終わり、
そろそろ終わりかな、と思っていたら、


「では、ここからは面接官としての私ではなく、
一個人の私として、お話をお伺いさせて頂きます。」


「仕事のことで、色々悩んでいらっしゃるんですね?」


と言われました。


確か、相手はこれまた若い、
おそらく30歳手前くらいの面接官ではなかったかと思います。



こちらの頭の中は、

(´Д`) ハア?

でいっぱいでした。
おそらく、表情にも出ていたと思われます。




「いえ、お話を伺っていると、
おそらく仕事のことで色々と悩まれているんだろうな、と思いまして…。
何かアドバイスできるかもしれませんよ。」

みたいなことを言われたと思います。



まあ、親切と言えば親切ですね。
どう考えても面接NGだった相手に対して、相談に乗りましょう、と
言ってくれているのですからね。




ですが、私は

「いえ、別に悩んでないです。」(キッパリ)

と言って、そそくさと面接を終わらせ、立ち去りました。




まあ、なんというか、親切だとは思うのですが、

面接の場で、面接官に相談する応募者がいるか?


という点が、大変微妙です。



いや、いないだろ。
初対面だし、面接官だし、素直に悩みを相談するわけがない。

いやいや、もしくは、相手がそう言い出さずにはいられないほどに、
悩みオーラが出ていたのか?

いやいやいや、もしくは、ああ言って相談するかどうかによって、
どれだけ正直で心がオープンな人間なのかを確認しているのか?


帰り道で、相当悶々としたのをよく覚えています。




なんとなく、思い出すたびに、
自分はあんまり素直なタイプの人間じゃないな、と実感させられる、
ちょっと変な気分になるエピソードです。






【関連記事】
【無職】ハローワークの職員さんは、キャリア相談に乗れるのか?


【新卒・キャリア】面接終了後に、何が話し合われているか

2010年03月02日

コメント欄で質問を頂いたので、ちょっとその内容に関連した記事です。


面接終了後、面接官たちの間で一体何が話し合われているのか
気になったことがある方は多いのではないでしょうか。

ええ、それはもう、
上から目線、横から目線、斜め目線、と
できれば一生聞きたくないような、あなたに関する忌憚のない意見が
交わされていると思って頂いていいと思います(たぶん)。



複数面接官がいる場合には、大抵この言葉で始まります。


「どうでした?」


そして、この言葉が続きます。

「うん、いいんじゃない?」

もしくは

「うーん、なしだろ。」


面接官全員が、同じような目線でチェックしている場合には、
この一言で終わってしまうことすらあります。


ですが、複数面接官がいる場合は、
大抵それぞれに異なった目線でチェックしていることが多いので、

「どうでした?」
「うん、いいんじゃない?」
「どこがよかったです?」
「スキル的に申し分なし。」
「人物的に、おたくの部署にはまるかどうか、ちょっと心配だなあ。」

みたいな話題が繰り広げられています。



ここで結構多いのが、

「うちにはちょっとスキル不足なんだけど、いい子なんだよなあ。惜しい。」
「あ、あっちの部署にどう?人足りねーって言ったじゃん。」

みたいなケースです。


そうすると、面接回数が増えていって、応募者にはすごく嫌がられるのですが、
応募した職種とは違う部署へ誘導される、というのは
面接官のリコメンドがあって初めて成り立つ、
という点を覚えておいて頂けるといいかもしれません。



すみません、なんだか答えになっているようななっていないような、
要するに、大抵は複数の面接官による合議制で成り立っているので、
そんなような話題がとびかっているのですよ、というわけです。



私も、自分が面接を受けた後にどんな会話がなされているのか、
一度聞いてみたいと思ったことがありましたが、
心臓に悪いと思うので、たぶん聞かないほうがいいでしょうね。





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