【新卒】適性検査は、「自分の思う自分の姿」であること

2010年02月11日
今時期、来年卒業を迎える学生さんたちが、
粛々と就職活動に向けて活動中のようです。

街中でも、「最近就職活動はじめましたよ」感丸出しの
女子学生なんかを見かけるようになってきました。



というわけで、久しぶりに新卒さん向けの記事です。


代表的な筆記試験であるGAB、OPQの話は以前書いたことがありますので、
今日は「適性検査とはいったい何なのか」という話題です。




よく職業適性検査、といったもので、
「あなたは○○の職種に向いています」といったことを判定するものがあります。

まあ、内容的には占いのようなものだと思って頂ければいいと思いますが、
これらの検査は基本的に、

自分で自分がどういう人間だと思っているか

ということを映し出すものです。


ここで間違ってはならないのは、

あなたはこういう人間です、ということを示しているものではない
ということです。




根本にある考え方は、
「人は、自分はこうだ、と思っているとその通りに行動する」
というものです。




例えば、こんな感じでしょうか。


Aさんは、超美人です。
それはもう、初対面の人は100%「あ、美人だ」と思うくらいの美人です。

ところが、Aさんは、美人なばっかりに過去に何度もイジメを受けてきました。
その結果、「自分は周囲に迷惑をかけるダメな人間だ」と思っています。
もちろん、自分が美人だなんて、これっぽっちも思っていません。

結果として、Aさんの行動は、もちろんモテる女性のそれではありません。
なるべく邪魔にならないように、人目につかないように、
いつも気をつけているからです。





ドラマだったら、ここで素敵な男性が現れて、
Aさんの眼鏡をそっと外してやり、「君はなんて綺麗なんだ」と言って
愛を告白しちゃったりして、その後、Aさんはめきめき綺麗になりましたとさ、
なんてことになったりします。


まあ、そんな余談は置いておいて、
なんとなく想像して頂くと、

「人は、自分はこうだ、と思っているとその通りに行動する」

ということの意味が分かって頂けるかと思います。



つまり、面接にしろ何かの筆記試験にしろ、

その人がどういう人かということを客観的にパーフェクトに表現する
手段は今のところひとつもないわけで、

だからこそ、

その人が自分のことをどう思っているか、ということを通じて、
その人がどういう人なのかを知ろうとしている、というわけです。




要するに、
自分が自分に対する考えを変えれば、
自分なんて簡単に変わっていくものなんですよ、
ということを言いたかったわけです。







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