【新卒・キャリア】資格って、正直そんなに重用じゃないと思う事

2009年12月24日
日本において、それだけで食べていける資格は、2つだけだと思っています。


医師の資格と弁護士の資格です。


「それだけで食べていける」という定義が微妙ではありますが、
他の仕事の場合は、資格そのものよりも、
実務経験だったり実力だったりが重用視されています。


ある仕事が、ある一定の水準でできますよ、という意味での資格とか、
この資格を持ってないと、その商品の取り扱いができませんよ、とか、
資格もその内容によって様々ですが、

やっぱりそれだけで食べていける、となると、
この2つくらいかなあ、と思います。



資格マニア、と呼ばれる人もこの世の中にはいらっしゃるわけで、
面接官をしていた頃、そういう方に何人かお会いしたことがあります。


履歴書の「資格」の欄がビッシリと埋まっているわけですね。


火薬類取扱保安責任者
小型車両系建設機械運転者
危険物取扱者(丙種・乙四)
アマチュア無線電話級
レクリェーション指導者2級
調理師免許…


みたいな感じでしょうか。
(正式名称が違うものがあったらスミマセン)


そして、資格の内容に脈絡がない。


別にね、いいんですよ。
資格を取る事が趣味な方もいらっしゃいますから。
それはそれで。


でも、「就職に役立つと思いまして」みたいな事を
真面目な顔して話す、風采のあがらない32歳、男性、
みたいな感じになりますと、

「あ、この人は、仕事をしていてもこんな感じなのかもしれない」
と思われる可能性があります。



つまり、最も重要なポイントを見逃して、
その周辺ばかりをつついている、というような仕事の仕方ですね。

なんだかよくわからないけれども、いつも忙しそうではあるが、
どうも肝心のゴールに近づいている気がしなくて、
周囲をやきもきさせるタイプですね。



ですので、資格をたくさんお持ちの方で、
かつその内容に脈絡がない場合は、
そのことを評価してくれるかもしれない、という夢はそっと置いておいて、


「あ、それらの資格は趣味ですよ。道楽です。」

くらいに明るく伝えて頂くのがいいのではないかと思うのです。



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