【新卒・キャリア】変わった面接:富士山で面接
2009年12月31日
今年も大晦日がやってまいりました。
昨年同様に、大掃除もしないし年賀状も書かない年末ですが、
今年はあえて大晦日であることは無視して普通に記事をUPしてみたいと思います。
変わった面接を行う企業は数多くありますが、
今まで聞いたものの中で、ありそうでないものNO.1はこれですね。
富士山で面接
通販のイマージュ・ネットが、新卒面接でやっていたものです。
残念ながら、2010年の新卒採用は見合わせているようですが・・・。
しかも、最終面接ではなくて、1次面接が富士山で行われているというですね、
なんたる強気具合なのでしょうか。
聞いたときにはビックリしました。
検索してみたら、当時のニュース記事がまだ残っていました。
↓↓
【ファンキー通信】日本一ハードルが高い面接
この記事で注目すべきは、2000名の応募者に「富士山面接」を通知して、
結局登山に臨んだのは、21名だったとの点です。
新卒さんにとってみれば、大事な就職活動時期に、
そんな富士山に登ってるような余裕はないわい!というわけです。
わかります。
ただし、この富士山登山面接も、今年やると、
またずいぶん違うだろうなあ、と思います。
2005年というと、そこそこ景気もよかった時期ですから、
「はあ?富士山登山?こんな時期にそんなことやってられっかよ!」とか
「通販の会社に入社することと、富士山に登ることと何の関連性があるわけ?」とか
ブツブツ文句を言ってみたりしたんじゃないかと思いますが、
まさに去年から今年にかけて就職活動中の新卒さんたちであれば、
何の不平不満も言わずに、富士山登山くらい出かけるのではないかと思われます。
つまり、富士山登山という、一種突飛なこの手法は、
「就職して働くということは、理不尽さへの挑戦である」とか
「就職において重要なのは、結局のところ熱意と努力である」とか
「うちの会社に就職したいのであれば、他社の面接を蹴るくらいの熱意が必要」とか
そういうことを、暗に示しているのであろうと思いますが、
真に、今就職できるかどうかに自分の人生がかかっている人たちに対しては、
なんだか薄っぺらな内容に過ぎないように思うのです。
とはいえ、この面接手法を攻撃したいわけでは全くなくてですね、
むしろ平和(?)の象徴のような気がするから不思議です。
来年は様々な企業がこういう突飛な面接を実施できるくらいに
景気が回復するといいのですが。
【関連記事】
【新卒・キャリア】大晦日に振り返る今年の採用状況
【新卒・キャリア】あなたは運がいいほうでしたか?
スポンサーサイト
【その他音楽】Tonight, Tonight ? The Smashing Pumpkins
2009年12月29日
最近、昔購入したCDが無性に聴きたくなることがあります。
The Smashing Pumpkins(略してスマパン)のTonight, Tonightも、
先日、ふと無性に聞きたくなって、段ボール箱を掘り起こしました。
ビリーブ、ビリービンミー!
トゥナーイ、トゥーナーアーイ!
ダミ声なのに、メランコリー。
ボーカルのビリーは不思議な声の持ち主です。
日本語訳つき↓でも、PV画像はあまりセンスがよろしいとは言えない。
この歌の画像を探していたら、こんなの見つけました。
PVとしての完成度は、断然こちらのほうが高いのではないかと。
個人的には、ものすごく曲の雰囲気にマッチしていると思います。
(歌詞にあっているのかどうかはよくわからない。)
トゥナーイ、トゥーナーアーイ!という叫びに、
今夜、今夜は、今夜だけは、いや、今夜になんか意味はない、と、
なんだか語尾を重ねたかのようなつくりの映像です。
アニメでこういう心象映像を作らせたら、
きっと日本はNO1だろうなあ、と思います。
最初の動画を見ながら曲を聞いたときとは、
ずいぶん印象が違って驚きますよ。
昔はたいして心を動かされなかった曲を聴いて、
どうにもやりきれない気持ちになるというのは、なんなんでしょうね。
年々こういう気持ちになることが増えるのかと思うと、
年を取るのが億劫になってきます。
The Smashing Pumpkins(略してスマパン)のTonight, Tonightも、
先日、ふと無性に聞きたくなって、段ボール箱を掘り起こしました。
ビリーブ、ビリービンミー!
トゥナーイ、トゥーナーアーイ!
ダミ声なのに、メランコリー。
ボーカルのビリーは不思議な声の持ち主です。
日本語訳つき↓でも、PV画像はあまりセンスがよろしいとは言えない。
この歌の画像を探していたら、こんなの見つけました。
PVとしての完成度は、断然こちらのほうが高いのではないかと。
個人的には、ものすごく曲の雰囲気にマッチしていると思います。
(歌詞にあっているのかどうかはよくわからない。)
トゥナーイ、トゥーナーアーイ!という叫びに、
今夜、今夜は、今夜だけは、いや、今夜になんか意味はない、と、
なんだか語尾を重ねたかのようなつくりの映像です。
アニメでこういう心象映像を作らせたら、
きっと日本はNO1だろうなあ、と思います。
最初の動画を見ながら曲を聞いたときとは、
ずいぶん印象が違って驚きますよ。
昔はたいして心を動かされなかった曲を聴いて、
どうにもやりきれない気持ちになるというのは、なんなんでしょうね。
年々こういう気持ちになることが増えるのかと思うと、
年を取るのが億劫になってきます。
【新卒・キャリア】「あなたはモテますか?」
2009年12月27日
面接の中で変わった質問をする面接官、というのは
少なからず存在します。
私が採用担当者になったばかりの頃にお世話になった上司は、
「採用経験20年。人事一筋」という方でした。
この人がまた、おかしな質問をしょっちゅうするんですよねえ。
アンタ、応募者を困らせたいだけだろ?みたいなね。
その中でも、よく覚えている質問がコレでした。
「あなた、モテますか?」
コッ、コラッ!面接中に何を言い出すんや、何を!という混乱とともに、
つい吹き出しそうになり、おそらく応募者から見ても、
私の目が丸くなっていたことは間違いなかったと思われます。
それがまた、営業マンの面接だったりすると、
なんとなく聞きたいことの趣旨もわかるのですが、
確かそういう職種でもなかったと思うんですよねえ。
年齢は忘れましたが、応募者の方は男性でした。
(相手が女性じゃなくてよかった、と思ったのを覚えています。
セクハラ発言ですからね。)
その方は一瞬、はっ?という顔をされた後、ちょっと笑って、
「モテませんよ。もしモテたとしても、こういう場でモテます、と言うほど
自信過剰な人間ではありません。」
みたいな返答をされました。
オイオイ、それ、モテるって言ってるようなもんじゃねーか。
若干嫌味だぞ。と私は笑顔の下で思っていたわけでした。
面接の結果は合格でした。
採用一筋20年の上司に理由を聞いてみたら、あの質問への回答が気に入った、とのこと。
え、どこが?
まあ、ようするに
「ウチの会社は社内で色々と訳のわからないことを言われることも多い。
そのあたりのコミュニケーションに対するストレス耐性がちょっと心配だったが、
そういうときに、ああいう返し方ができる人間なら大丈夫だろうと思った。」
みたいなことでした。
ええ、そうですね。訳のわからないこと、よく言われてます。
と思いながら、確かにあのシニカルな感じだったら、まあ大丈夫だろうなあ、
と納得しました。
どういう回答が正しいか、という答えがある質問ではないので、
そういう意味不明な質問をしたときに、どういう反応をするか、
という点をチェックしていたわけです。
ちょっと笑って回答した、というあたりがポイント高かったように思います。
なんというか、心に余裕がないと難しいですからね。
それにしても、コミュニケーションに対するストレス耐性をチェックしたいと思ったときに、
「あなたモテますか?」はないだろうよ、と思いつつも、
自分にはちょっと真似できないなあ、と思った出来事でした。
【関連記事】
【新卒・キャリア】圧迫面接の手法(応募者の言う事を否定する)
少なからず存在します。
私が採用担当者になったばかりの頃にお世話になった上司は、
「採用経験20年。人事一筋」という方でした。
この人がまた、おかしな質問をしょっちゅうするんですよねえ。
アンタ、応募者を困らせたいだけだろ?みたいなね。
その中でも、よく覚えている質問がコレでした。
「あなた、モテますか?」
コッ、コラッ!面接中に何を言い出すんや、何を!という混乱とともに、
つい吹き出しそうになり、おそらく応募者から見ても、
私の目が丸くなっていたことは間違いなかったと思われます。
それがまた、営業マンの面接だったりすると、
なんとなく聞きたいことの趣旨もわかるのですが、
確かそういう職種でもなかったと思うんですよねえ。
年齢は忘れましたが、応募者の方は男性でした。
(相手が女性じゃなくてよかった、と思ったのを覚えています。
セクハラ発言ですからね。)
その方は一瞬、はっ?という顔をされた後、ちょっと笑って、
「モテませんよ。もしモテたとしても、こういう場でモテます、と言うほど
自信過剰な人間ではありません。」
みたいな返答をされました。
オイオイ、それ、モテるって言ってるようなもんじゃねーか。
若干嫌味だぞ。と私は笑顔の下で思っていたわけでした。
面接の結果は合格でした。
採用一筋20年の上司に理由を聞いてみたら、あの質問への回答が気に入った、とのこと。
え、どこが?
まあ、ようするに
「ウチの会社は社内で色々と訳のわからないことを言われることも多い。
そのあたりのコミュニケーションに対するストレス耐性がちょっと心配だったが、
そういうときに、ああいう返し方ができる人間なら大丈夫だろうと思った。」
みたいなことでした。
ええ、そうですね。訳のわからないこと、よく言われてます。
と思いながら、確かにあのシニカルな感じだったら、まあ大丈夫だろうなあ、
と納得しました。
どういう回答が正しいか、という答えがある質問ではないので、
そういう意味不明な質問をしたときに、どういう反応をするか、
という点をチェックしていたわけです。
ちょっと笑って回答した、というあたりがポイント高かったように思います。
なんというか、心に余裕がないと難しいですからね。
それにしても、コミュニケーションに対するストレス耐性をチェックしたいと思ったときに、
「あなたモテますか?」はないだろうよ、と思いつつも、
自分にはちょっと真似できないなあ、と思った出来事でした。
【関連記事】
【新卒・キャリア】圧迫面接の手法(応募者の言う事を否定する)
【新卒・キャリア】資格って、正直そんなに重用じゃないと思う事
2009年12月24日
日本において、それだけで食べていける資格は、2つだけだと思っています。
医師の資格と弁護士の資格です。
「それだけで食べていける」という定義が微妙ではありますが、
他の仕事の場合は、資格そのものよりも、
実務経験だったり実力だったりが重用視されています。
ある仕事が、ある一定の水準でできますよ、という意味での資格とか、
この資格を持ってないと、その商品の取り扱いができませんよ、とか、
資格もその内容によって様々ですが、
やっぱりそれだけで食べていける、となると、
この2つくらいかなあ、と思います。
資格マニア、と呼ばれる人もこの世の中にはいらっしゃるわけで、
面接官をしていた頃、そういう方に何人かお会いしたことがあります。
履歴書の「資格」の欄がビッシリと埋まっているわけですね。
火薬類取扱保安責任者
小型車両系建設機械運転者
危険物取扱者(丙種・乙四)
アマチュア無線電話級
レクリェーション指導者2級
調理師免許…
みたいな感じでしょうか。
(正式名称が違うものがあったらスミマセン)
そして、資格の内容に脈絡がない。
別にね、いいんですよ。
資格を取る事が趣味な方もいらっしゃいますから。
それはそれで。
でも、「就職に役立つと思いまして」みたいな事を
真面目な顔して話す、風采のあがらない32歳、男性、
みたいな感じになりますと、
「あ、この人は、仕事をしていてもこんな感じなのかもしれない」
と思われる可能性があります。
つまり、最も重要なポイントを見逃して、
その周辺ばかりをつついている、というような仕事の仕方ですね。
なんだかよくわからないけれども、いつも忙しそうではあるが、
どうも肝心のゴールに近づいている気がしなくて、
周囲をやきもきさせるタイプですね。
ですので、資格をたくさんお持ちの方で、
かつその内容に脈絡がない場合は、
そのことを評価してくれるかもしれない、という夢はそっと置いておいて、
「あ、それらの資格は趣味ですよ。道楽です。」
くらいに明るく伝えて頂くのがいいのではないかと思うのです。
【関連記事】
【キャリア】司法試験を諦めて就職しようと思う
医師の資格と弁護士の資格です。
「それだけで食べていける」という定義が微妙ではありますが、
他の仕事の場合は、資格そのものよりも、
実務経験だったり実力だったりが重用視されています。
ある仕事が、ある一定の水準でできますよ、という意味での資格とか、
この資格を持ってないと、その商品の取り扱いができませんよ、とか、
資格もその内容によって様々ですが、
やっぱりそれだけで食べていける、となると、
この2つくらいかなあ、と思います。
資格マニア、と呼ばれる人もこの世の中にはいらっしゃるわけで、
面接官をしていた頃、そういう方に何人かお会いしたことがあります。
履歴書の「資格」の欄がビッシリと埋まっているわけですね。
火薬類取扱保安責任者
小型車両系建設機械運転者
危険物取扱者(丙種・乙四)
アマチュア無線電話級
レクリェーション指導者2級
調理師免許…
みたいな感じでしょうか。
(正式名称が違うものがあったらスミマセン)
そして、資格の内容に脈絡がない。
別にね、いいんですよ。
資格を取る事が趣味な方もいらっしゃいますから。
それはそれで。
でも、「就職に役立つと思いまして」みたいな事を
真面目な顔して話す、風采のあがらない32歳、男性、
みたいな感じになりますと、
「あ、この人は、仕事をしていてもこんな感じなのかもしれない」
と思われる可能性があります。
つまり、最も重要なポイントを見逃して、
その周辺ばかりをつついている、というような仕事の仕方ですね。
なんだかよくわからないけれども、いつも忙しそうではあるが、
どうも肝心のゴールに近づいている気がしなくて、
周囲をやきもきさせるタイプですね。
ですので、資格をたくさんお持ちの方で、
かつその内容に脈絡がない場合は、
そのことを評価してくれるかもしれない、という夢はそっと置いておいて、
「あ、それらの資格は趣味ですよ。道楽です。」
くらいに明るく伝えて頂くのがいいのではないかと思うのです。
【関連記事】
【キャリア】司法試験を諦めて就職しようと思う
【新卒】高卒で働こうと思ったのに仕事がない
2009年12月23日
冬になったら、多少は景気が上向いてくるかなあ、と思っていたのですが、
そんな気配も全くなく、今年も終わろうとしています。
昨日、高校生の就職難に関するニュースが出ていました。
就職氷河期 高校生「今年は無理」…“やむなく進学”組も
フリーターではなくて、正社員で働くことを目指している
高校生にとっては、本当に人生の岐路です。
商業系の高校に行って、ちょっと固めの就職を狙う、というのは、
地方だと特に、わりと普通のコースだと思います。
ところが、今年は景気が悪すぎて無理だと。
そうなってくると、専門学校とか短大に行って時間を稼ぎつつ、
何か資格でもとるかなあ、ということになる人も多くいらっしゃると思います。
とは言え、もともとは就職する予定だったのだから、
学費の余裕がないなあ、ということになると、
活躍するのが「奨学金」の制度です。
でも、奨学金って、難しい制度ですよねえ。
要するに学費が高いから奨学金に頼らざるを得ないわけで、
奨学金をもらって学校を卒業したからといって、
進学しなかった場合と比較して、すごく給料が高くなるとも言えないわけでして。
大学・専門学校の学費が安くなれば、色々と問題が解決すると思うわけなのです。
高卒で働こうと思ったのに仕事がない
↓
しょうがないから専門学校にでも行くか・・
↓
学費がないけど、そこそこ成績よかったから奨学金もらうか
↓
やべー、今年で卒業だけど仕事がないよ・・
↓
奨学金って支払えないと、なんか差し押さえくらうらしいよ
↓
じゃあとりあえず、フリーターになるしかないか
↓
ああ、もうフリーター歴5年かあ、オレこれからどうなるのかなあ
↓
以下略
とりあえず、こういう負のループから脱出するためには、
死ぬ程稼げる能力を身につけるしかない、と思うわけです。
それも、できれば自分にしかできないことで。
ま、そんなのスグに見つけられるようなら苦労しないんですけどね。
【無職】「刺身の上にタンポポのせる仕事」
2009年12月19日
流行ったのは、かなり昔ではありますが、
いつ読んでも秀逸です。
↓↓
刺身の上にタンポポのせる仕事の採用試験に受かったお!!!!!
就職・転職関連の記事を探していると、毎度毎度、このスレッドを目にします。
工場の、しかもライン系の仕事ってツライんですよねえ。
向かない人は、本当に向かない仕事だと思います。
▼他の仕事と比べて楽な点
・誰とも話さなくてもいい
▼他の仕事と比べてツライ点
・時間の流れがいつもの10倍くらいに感じられる
・自分がラインを止めたときの周囲からの視線
・何を考えたらいいのかわからなくて頭が混乱する
・自分の生きている意味は何だろうかと自問してしまう
むかし、アルバイトでやってたことがあります。
工場ではなくて、荷物の集荷場でしたが。
自分の担当している地区のコードを暗記し、該当ナンバーの荷物が流れて来たら
荷物をハジイてひたすら自分の手元に引き寄せる、という仕事でした。
ビシっ、ビシっ、ビシっ、あ、行っちゃった・・
ビシっ、ビシっ、ビシっ、あ、行っちゃった・・
自分の担当ナンバーの荷物がライン上にあふれてくると、
社員さんがヘルプに来ていました。
そして、私の3倍速くらいの動きで、あらかた片付けていくと。
食品や生産系の工場と比較すると、よっぽど楽だったと思いますが、
頭を空っぽにして無心にラインを見つめ続ける、ということが
なかなかできなくて弱りました。
妄想が広がっていっちゃうんですよね。
3ヶ月くらいは働いたのですが、不思議なことに、
ほとんどそのアルバイトをしている間の記憶がありません。
心が動くようなことが、ほとんど何もなかったからだろうと思います。
社会が分業化されていくと、便利でスピーディーになっていくのは確実なのですが、
分業されすぎた仕事には、喜びとか葛藤とか成長とか、
そういうものがなくなっていくんだなあ、
とタンポポのせる仕事の記事を読みながら、
そんな昔のことを思い出してみました。
【関連記事】
【キャリア】前職での仕事内容説明のコツ(例えてみよう)
【新卒・中途】職業に貴賤はないと言うけれど
いつ読んでも秀逸です。
↓↓
刺身の上にタンポポのせる仕事の採用試験に受かったお!!!!!
就職・転職関連の記事を探していると、毎度毎度、このスレッドを目にします。
工場の、しかもライン系の仕事ってツライんですよねえ。
向かない人は、本当に向かない仕事だと思います。
▼他の仕事と比べて楽な点
・誰とも話さなくてもいい
▼他の仕事と比べてツライ点
・時間の流れがいつもの10倍くらいに感じられる
・自分がラインを止めたときの周囲からの視線
・何を考えたらいいのかわからなくて頭が混乱する
・自分の生きている意味は何だろうかと自問してしまう
むかし、アルバイトでやってたことがあります。
工場ではなくて、荷物の集荷場でしたが。
自分の担当している地区のコードを暗記し、該当ナンバーの荷物が流れて来たら
荷物をハジイてひたすら自分の手元に引き寄せる、という仕事でした。
ビシっ、ビシっ、ビシっ、あ、行っちゃった・・
ビシっ、ビシっ、ビシっ、あ、行っちゃった・・
自分の担当ナンバーの荷物がライン上にあふれてくると、
社員さんがヘルプに来ていました。
そして、私の3倍速くらいの動きで、あらかた片付けていくと。
食品や生産系の工場と比較すると、よっぽど楽だったと思いますが、
頭を空っぽにして無心にラインを見つめ続ける、ということが
なかなかできなくて弱りました。
妄想が広がっていっちゃうんですよね。
3ヶ月くらいは働いたのですが、不思議なことに、
ほとんどそのアルバイトをしている間の記憶がありません。
心が動くようなことが、ほとんど何もなかったからだろうと思います。
社会が分業化されていくと、便利でスピーディーになっていくのは確実なのですが、
分業されすぎた仕事には、喜びとか葛藤とか成長とか、
そういうものがなくなっていくんだなあ、
とタンポポのせる仕事の記事を読みながら、
そんな昔のことを思い出してみました。
【関連記事】
【キャリア】前職での仕事内容説明のコツ(例えてみよう)
【新卒・中途】職業に貴賤はないと言うけれど
【RC・キヨシロー】キヨシローの顔写真
2009年12月16日
今日は、キヨシローの顔写真。
しかし、この人は実際はどういう顔をしていたんだろう、
とちょっと不思議に思えてきたので、大きな画像をUPしてみました。

顔の造作が美しい、というのとは違いますね。
なんなんでしょうかねえ、この雰囲気。
いかにして自分が、人を判断するときに、顔の造作以外のものからの
情報を受け取っているか、ということを認識させられます。
人の顔って、おもしろいですね。
※雑誌の表紙なので版権の問題はあるものの、まあ、宣伝にもなるし許してください。
【関連記事】
【RC・キヨシロー】カテゴリ
しかし、この人は実際はどういう顔をしていたんだろう、
とちょっと不思議に思えてきたので、大きな画像をUPしてみました。

顔の造作が美しい、というのとは違いますね。
なんなんでしょうかねえ、この雰囲気。
いかにして自分が、人を判断するときに、顔の造作以外のものからの
情報を受け取っているか、ということを認識させられます。
人の顔って、おもしろいですね。
※雑誌の表紙なので版権の問題はあるものの、まあ、宣伝にもなるし許してください。
【関連記事】
【RC・キヨシロー】カテゴリ
【キャリア】経歴調査は役に立つのか
2009年12月15日
先日の続き。
採用時の経歴調査が、
わりと普通に行われていることは前回書いたとおりです。
そうですねえ、企業規模が大きくなればなるほど、
やっている確率は高いように思います。
規模が大きくて歴史の長い企業ほど、
「終身雇用」という概念が色濃く残っていますし、
「トラブルを避けたい」という願望も強くなるからです。
そしてまた、一度でもやってしまうと、なかなかやめられない、
というのが、この経歴調査の特徴です。
一度でも、「この人を採用したい!」と思った人の中に、
どうしようもないくらい四方八方から多額の借金をしている人を見つけたら?
一度でも、「この人を採用したい!」と思った人の中に、
住所も過去の経歴もウソである人を見つけたら?
まあ、なんとなく想像がつくかと思います。
「想像つかねーよ」という方は、
上記の「採用」の部分を「結婚」と置き換えて頂ければ、
なんとなく分かって頂けるかと。
ただですね、個人的には、経歴調査も借金調査も必要ない、と思っています。
それらは、人を疑う理由を無数に与えてくれますが、
信じる理由はひとつも与えてくれないからです。
別に私は理想主義でもロマンチストでもヒューマニストでもないですが、
(使用方法間違ってるかもしれません)
心の底からそう思います。
借金しているからこそ、死ぬ気で仕事を頑張る可能性だってありますし、
人には言えないような経歴だからこそ、人一倍頑張る可能性だってありますし、
そういう可能性を信じる、ということも必要だと思うんですよね。
むしろ、だまされた経験があったとしても、
人を信じることをやめない企業に、心魅かれるなあ、と思う訳です。
ま、自分の考えが甘いことは承知しているんですけどね。
【関連記事】
【キャリア】採用時の経歴調査は違法なのか
【キャリア】採用時の経歴調査は違法なのか
2009年12月13日
先日、コメント欄で質問頂いた内容です。
実際に経歴調査は行われているのか?
うーむ、この話題、長らく避けて来たんですけどね。
ついに書いてしまおうかなと。
今日は、まずその前提として、採用時の経歴調査が違法なのかどうか、
という問題から。
経歴調査の内容による、というのが、基本的にはその回答です。
まあでも、ギリギリラインではあるんですけどねえ。
経歴調査にも、色々な種類がありますが、
大きくは以下の3つにわかれるかと思います。
1、個人情報に関する調査
2、職歴調査
3、借金調査
1、個人情報に関する調査は、これは住所や家族構成を確認するものですね。
ご近所さんに「○○さんのお宅はコチラですか?」
「朝、何時頃に出勤して行かれますか?」
「どんな方だかご存知ですか?」
みたいな聞き込みが入ったり、
セールスマンを装って、自宅に訪問してみたりするタイプです。
2、職歴に関する調査は、これも基本的には聞き込みですね。
いざとなれば、雇用保険の加入履歴を調べる、という方法もあるでしょうが、
それは本人の同意を得ないと違法であることが明らかですし、
何か裏技があるのかもしれませんが、その方法は私は知りません。
採用担当をしていた頃、よく電話がかかってきましたよ。
「○○さんが、以前にそちらに在籍されていたかどうか知りたいんですけど。」
「○年から○年まで在籍されていたというのは、本当でしょうか?」
みたいな電話です。
本当に在籍していた方であれば、
「はい、在籍していましたよ。」とお伝えするほうが、
ご本人のためになるのかもしれませんが、
全部「お答えできません。」という回答で統一していました。
「仕事ぶりはどうでしたか?」なんて聞かれても、回答の内容に困りますからね。
最後の、3、借金調査ですが、これは確実にグレーではなくブラックです。
個人の借入金情報等が登録されているネットワークが何社かあって、
金融関係や保険系の企業等は、そこの情報を照会しています。
いわゆる「キャッシング審査に落ちる」なんていうのは、
この情報照会で、他にいくつも借金があることがバレたケースです。
面接を受けた企業がそこのネットワークに参加している企業であれば、
その情報を照会することができますが、
それ以外の業種であるにも関わらず、
そういう情報を採用時に調査しているのであれば、それは違法な行為のはずです。
とは言え、その企業が違法行為を犯して調査をしているというよりは、
そういう行為をやってくれる別の企業と付き合いがあって、
そこに調査を依頼しているのが普通です。
まあ、要するに借金調査以外は、明確に違法とは言えないのが現状です。
とは言え、個人情報保護法が施行されてからは、
そういうことをする企業が減ったとは言われていますが、
個人的にはあんまりそんな感じはしないですねえ。
やり方が巧妙になってるだけで、
今も実際に行われていると思います。
(この話題、次回に続きます)
【関連記事】
【キャリア】オープンなリファレンス
実際に経歴調査は行われているのか?
うーむ、この話題、長らく避けて来たんですけどね。
ついに書いてしまおうかなと。
今日は、まずその前提として、採用時の経歴調査が違法なのかどうか、
という問題から。
経歴調査の内容による、というのが、基本的にはその回答です。
まあでも、ギリギリラインではあるんですけどねえ。
経歴調査にも、色々な種類がありますが、
大きくは以下の3つにわかれるかと思います。
1、個人情報に関する調査
2、職歴調査
3、借金調査
1、個人情報に関する調査は、これは住所や家族構成を確認するものですね。
ご近所さんに「○○さんのお宅はコチラですか?」
「朝、何時頃に出勤して行かれますか?」
「どんな方だかご存知ですか?」
みたいな聞き込みが入ったり、
セールスマンを装って、自宅に訪問してみたりするタイプです。
2、職歴に関する調査は、これも基本的には聞き込みですね。
いざとなれば、雇用保険の加入履歴を調べる、という方法もあるでしょうが、
それは本人の同意を得ないと違法であることが明らかですし、
何か裏技があるのかもしれませんが、その方法は私は知りません。
採用担当をしていた頃、よく電話がかかってきましたよ。
「○○さんが、以前にそちらに在籍されていたかどうか知りたいんですけど。」
「○年から○年まで在籍されていたというのは、本当でしょうか?」
みたいな電話です。
本当に在籍していた方であれば、
「はい、在籍していましたよ。」とお伝えするほうが、
ご本人のためになるのかもしれませんが、
全部「お答えできません。」という回答で統一していました。
「仕事ぶりはどうでしたか?」なんて聞かれても、回答の内容に困りますからね。
最後の、3、借金調査ですが、これは確実にグレーではなくブラックです。
個人の借入金情報等が登録されているネットワークが何社かあって、
金融関係や保険系の企業等は、そこの情報を照会しています。
いわゆる「キャッシング審査に落ちる」なんていうのは、
この情報照会で、他にいくつも借金があることがバレたケースです。
面接を受けた企業がそこのネットワークに参加している企業であれば、
その情報を照会することができますが、
それ以外の業種であるにも関わらず、
そういう情報を採用時に調査しているのであれば、それは違法な行為のはずです。
とは言え、その企業が違法行為を犯して調査をしているというよりは、
そういう行為をやってくれる別の企業と付き合いがあって、
そこに調査を依頼しているのが普通です。
まあ、要するに借金調査以外は、明確に違法とは言えないのが現状です。
とは言え、個人情報保護法が施行されてからは、
そういうことをする企業が減ったとは言われていますが、
個人的にはあんまりそんな感じはしないですねえ。
やり方が巧妙になってるだけで、
今も実際に行われていると思います。
(この話題、次回に続きます)
【関連記事】
【キャリア】オープンなリファレンス
【キャリア】面接官がバカだと思ったら
2009年12月08日
さすがに新卒さんで、こういうケースは少ないと思いますが、
多少経験を踏んでから転職活動をしていると、ままあるのではないでしょうか。
この面接官、バカなんじゃねーの?
と思うことが。
私自身、転職活動をしているときに、そう思ったこともありますが、
どちらかというと、採用担当者をしていた頃に、
「こいつバカだな。」と思われた回数のほうが、圧倒的に多いです。
バカだと思った回数よりも、思われた回数のほうが、多いわけです。
そんな私のアドバイスはコレです。
面接で、面接官のことをバカだと思っても、
決して顔にも態度にも言葉尻にも出してはいけない。
人間は、相手から自分がどう思われているか、ということに対して、
非常に敏感な生き物です。
ちょっとした仕草、目線、そういうもので、
敏感に相手の気持ちを読み取ります。
(そうでない人がいるのは、さておき。)
「あ、今この人、自分のことをバカだと思ったな。」
という瞬間が、面接官をやっていた当時、面接の中でよくありました。
まあ、本当にバカだったから、それはそれで仕方がないんですけど。
質問もトンチンカンでしたしね。
でも、面白いのは、応募者の方が、
面接官(つまり私)のことを「こいつバカだな。」
と認識してからの態度でした。
ある人は、それまで以上に懇切丁寧に説明をしてくれるようになり、
ある人は、それまで以上にぞんざいな説明になります。
前者のような忍耐強い人も、ときどきはいるのです。
おそらく、仕事で色々なタイプの人に出会ってきたからこそ、
相手に応じて柔軟に説明方法や対応を変えることができるタイプなのだろうと思います。
後者のような人は、わりと大手企業なんかで働いている人に多かったように思います。
つまりは、バカな相手にがまんして話をする必要がない環境で生きてきた人たちです。
しかも、営業でなかったりすると、その傾向が顕著でした。
つまり、おバカに対する対処方法がわからない、と。
そりゃあまあ、
頭がよくてハイレベルな仕事をこなしている人達に囲まれて仕事をしてきており、
かつ、時々バカな営業マンがやってきたとしても、
鼻であしらっていればいいポジションで仕事をしていたとすると、
それも当たり前だと思います。
でもそれ、面接で態度に現してはいけませんよ、と思うわけです。
バカな面接官も、バカなりに、
あなたの態度をチェックしている可能性が高いですから、
「おっ、この面接官、バカだな。」と思ったその瞬間から、
自分の態度に注意してみてください。
【関連記事】
【新卒】面接官はそれほどバカではないこと
【新卒・キャリア】意地悪な面接官
多少経験を踏んでから転職活動をしていると、ままあるのではないでしょうか。
この面接官、バカなんじゃねーの?
と思うことが。
私自身、転職活動をしているときに、そう思ったこともありますが、
どちらかというと、採用担当者をしていた頃に、
「こいつバカだな。」と思われた回数のほうが、圧倒的に多いです。
バカだと思った回数よりも、思われた回数のほうが、多いわけです。
そんな私のアドバイスはコレです。
面接で、面接官のことをバカだと思っても、
決して顔にも態度にも言葉尻にも出してはいけない。
人間は、相手から自分がどう思われているか、ということに対して、
非常に敏感な生き物です。
ちょっとした仕草、目線、そういうもので、
敏感に相手の気持ちを読み取ります。
(そうでない人がいるのは、さておき。)
「あ、今この人、自分のことをバカだと思ったな。」
という瞬間が、面接官をやっていた当時、面接の中でよくありました。
まあ、本当にバカだったから、それはそれで仕方がないんですけど。
質問もトンチンカンでしたしね。
でも、面白いのは、応募者の方が、
面接官(つまり私)のことを「こいつバカだな。」
と認識してからの態度でした。
ある人は、それまで以上に懇切丁寧に説明をしてくれるようになり、
ある人は、それまで以上にぞんざいな説明になります。
前者のような忍耐強い人も、ときどきはいるのです。
おそらく、仕事で色々なタイプの人に出会ってきたからこそ、
相手に応じて柔軟に説明方法や対応を変えることができるタイプなのだろうと思います。
後者のような人は、わりと大手企業なんかで働いている人に多かったように思います。
つまりは、バカな相手にがまんして話をする必要がない環境で生きてきた人たちです。
しかも、営業でなかったりすると、その傾向が顕著でした。
つまり、おバカに対する対処方法がわからない、と。
そりゃあまあ、
頭がよくてハイレベルな仕事をこなしている人達に囲まれて仕事をしてきており、
かつ、時々バカな営業マンがやってきたとしても、
鼻であしらっていればいいポジションで仕事をしていたとすると、
それも当たり前だと思います。
でもそれ、面接で態度に現してはいけませんよ、と思うわけです。
バカな面接官も、バカなりに、
あなたの態度をチェックしている可能性が高いですから、
「おっ、この面接官、バカだな。」と思ったその瞬間から、
自分の態度に注意してみてください。
【関連記事】
【新卒】面接官はそれほどバカではないこと
【新卒・キャリア】意地悪な面接官
【新卒・キャリア】ウソをつく面接官
2009年12月06日
ウソをつくシリーズです。
ウソを見抜く面接官
ウソをつく応募者
というテーマは、過去に書いていますが、
考えてみたら、
ウソをつく面接官
の話題が抜けていたな、と。
ウソをつく面接官は、ウソをつく応募者よりも、
よっぽど出現率が高いです。というか、
面接官(職業的に面接をやっている人事の人たち、という意味ですが)は、
ウソをつくものです。
質問されたことに対して、ウソで返す、というだけが
それに該当するわけではありません。
面接の中で見せる立ち居振る舞い、目線、笑顔、全てが
ウソだと思って頂いてもいいと思います。
まあ、言い換えると、演じている、ということでしょうか。
営業マンの方ならば、なんとなくわかって頂けると思います。
どういう風に自分を見せるのが、この場合最も得策か、ということを
心得ている人種である、という意味では、
採用担当者は、会社そのものを売り込む営業マンなわけですから。
私自身は、今も昔も、あまり人と話すのが得意なタイプではないので
面接の前には相当緊張していました。
それこそ、応募者よりも緊張しているのではないか、という程、緊張していました。
ですが、慣れてくると、それなりに自分の型ができてくるもので、
応募者の待っている会議室のドアをあけて、
目を見てニッコリ笑って、普段出さない大きめの声で、
「こんにちは。」と言った瞬間に、面接官としての自分を演じられるようになりました。
質問の合間で、ペンを置いて、手を組んで、
相手の目をじっと見ながら、深堀りの質問をしているときなんか、
「我ながら、よくこんな恥ずかしいことできるよな。」
と頭の片隅で考えていたものです。
いえ、自分で言うのもなんですが、普段は割とシャイなんです。
相手の目をまっすぐ見るなんて芸当、そうそうできません。
そうこうして、内定が決まり、入社を承諾して頂いたときに、
「採用担当の元人事担当さんには、本当によくして頂いて・・」
なんてことを言われたときには、(いや、めったになかったですけど)
フフっ、かかったな、と思っていたわけでした。
要するに、面接官が見せる一挙手一投足、
全てはウソだと思ったほうがいいですよ、というわけです。
でも、まあ仕事では、
多くの人が自分じゃない何かになろうとしているものだから、
必ずしも、それが悪いことではないかな、と。
面接官のウソを信じて、それに心を動かされて、
自分の今後を決める人がいるのであれば、
それはそれでいいじゃないか、と思ったりもします。
まあ、私は、千両役者には全くほど遠く、本当に大根役者だったんですけどね。
【関連記事】
【新卒・キャリア】ウソを見抜く面接官
【新卒・キャリア】ウソをつく応募者
ウソを見抜く面接官
ウソをつく応募者
というテーマは、過去に書いていますが、
考えてみたら、
ウソをつく面接官
の話題が抜けていたな、と。
ウソをつく面接官は、ウソをつく応募者よりも、
よっぽど出現率が高いです。というか、
面接官(職業的に面接をやっている人事の人たち、という意味ですが)は、
ウソをつくものです。
質問されたことに対して、ウソで返す、というだけが
それに該当するわけではありません。
面接の中で見せる立ち居振る舞い、目線、笑顔、全てが
ウソだと思って頂いてもいいと思います。
まあ、言い換えると、演じている、ということでしょうか。
営業マンの方ならば、なんとなくわかって頂けると思います。
どういう風に自分を見せるのが、この場合最も得策か、ということを
心得ている人種である、という意味では、
採用担当者は、会社そのものを売り込む営業マンなわけですから。
私自身は、今も昔も、あまり人と話すのが得意なタイプではないので
面接の前には相当緊張していました。
それこそ、応募者よりも緊張しているのではないか、という程、緊張していました。
ですが、慣れてくると、それなりに自分の型ができてくるもので、
応募者の待っている会議室のドアをあけて、
目を見てニッコリ笑って、普段出さない大きめの声で、
「こんにちは。」と言った瞬間に、面接官としての自分を演じられるようになりました。
質問の合間で、ペンを置いて、手を組んで、
相手の目をじっと見ながら、深堀りの質問をしているときなんか、
「我ながら、よくこんな恥ずかしいことできるよな。」
と頭の片隅で考えていたものです。
いえ、自分で言うのもなんですが、普段は割とシャイなんです。
相手の目をまっすぐ見るなんて芸当、そうそうできません。
そうこうして、内定が決まり、入社を承諾して頂いたときに、
「採用担当の元人事担当さんには、本当によくして頂いて・・」
なんてことを言われたときには、(いや、めったになかったですけど)
フフっ、かかったな、と思っていたわけでした。
要するに、面接官が見せる一挙手一投足、
全てはウソだと思ったほうがいいですよ、というわけです。
でも、まあ仕事では、
多くの人が自分じゃない何かになろうとしているものだから、
必ずしも、それが悪いことではないかな、と。
面接官のウソを信じて、それに心を動かされて、
自分の今後を決める人がいるのであれば、
それはそれでいいじゃないか、と思ったりもします。
まあ、私は、千両役者には全くほど遠く、本当に大根役者だったんですけどね。
【関連記事】
【新卒・キャリア】ウソを見抜く面接官
【新卒・キャリア】ウソをつく応募者
【新卒】ナゼナニ系面接官への対処法
2009年12月01日
採用担当者をしていた頃、
私が、うっとうしいくらいのナゼナニ系だったことは、以前ご紹介しましたが、
今日はそれに関連した内容です。
このナゼナニ系の質問方式は、
特に、相手が新卒さんであるときに有効な手法です。
まあ、転職を考えている方なんかだと、
それまでにも色々なシーンで「なぜ?」と質問されているので、
こういう質問に回答し慣れていたりするのですが、
新卒さんは、そうもいきません。
「大学時代は、どんなアルバイトをしていましたか?」
「なぜ、そのアルバイトを選んだのですか?」
「どのくらいそのアルバイトを続けていますか?」
「なぜ、それだけの期間続けられたのだと思われますか?」
「そのアルバイトを通じて、どんなことを学ばれましたか?」
「その経験を何に活かせると思われますか?」
こういう風にナゼナニ質問を繰り出されると、
言葉に詰まる人がほとんどだと思われます。
緊張しますしね。根堀葉掘り聞かれると。
まあ、こういう質問の仕方をする面接官のことをフォローしておきますと、
別に意地悪で聞いているのではなくて、純粋にあなたのことを知りたいのです。
よく書いていることではありますが、
新卒さんの面接というのは、非常に難しいです。
特定のスキルがあるわけでもないし、経験で判断できるわけでもない。
そんな状態下で、その人がどういう人であるか、自社になじみそうか、
自社で成長していきそうか、ということを判断するのは、
本当に至難の業としか言いようがありません。
だからこそ、その応募者の方が、
今まで経験の中で積み重ねてきた判断の基準を確認することで、
仕事のシーンでどういう判断をするかを想定しようとしているのです。
そのためには、こんな風にネホリーナハホリーナ質問するのが、
最も手っ取り早いのです。
(最も有効な手段であると、とは言えないですが。)
この手の、質問を深く掘り下げてくる面接官に出会った場合に最も有効なのは、
取り繕おうとしないこと
だと思います。
どこをつつかれても、ボロが出ないように、
完璧に構築された内容を話せるのなら別ですが、
中途半端なウソはやめたほうが無難です。
なぜなら、しつこくしつこく掘り下げられていった結果、
実感を伴わないことしか言えないと、
「こいつ、適当なこと言ってやがるな。」と判断され、
もちろん面接結果はNGになるからです。
「うそついているから」という判断でNGになるというよりも、
「本当のところ、どう思っているかわからない。判断がつかない。」
という理由で、OKにならない、といったほうがわかりやすいかもしれません。
実感の伴わない話をされても、OKともNGとも判断ができないのです。
「楽そうだったから、そのバイトにしたんですけど。」
「やってみたら、結構楽しかったんです。」
という内容でも、いいと思うんですよね。
大学生のアルバイトなんて、多かれ少なかれ、そんなものだと思いますし。
「でも、やってるうちに責任が大きくなって、
やめられなくなっちゃったんですよねえ。」
なんて話ができたら、成功です。
スタートがどうあれ、あなたが信頼されて、
仕事を任せられる立場になった、ということを意味しているわけですから。
そんなわけで、ナゼナニ攻撃にあったら、
自分をさらけ出してみるのが、一番手っ取り早い対策法ですよ、
と思うわけでした。
【関連記事】
【新卒・キャリア】ウソを見抜く面接官
【新卒・キャリア】面接でウソをつく必要があるか(2/2)
私が、うっとうしいくらいのナゼナニ系だったことは、以前ご紹介しましたが、
今日はそれに関連した内容です。
このナゼナニ系の質問方式は、
特に、相手が新卒さんであるときに有効な手法です。
まあ、転職を考えている方なんかだと、
それまでにも色々なシーンで「なぜ?」と質問されているので、
こういう質問に回答し慣れていたりするのですが、
新卒さんは、そうもいきません。
「大学時代は、どんなアルバイトをしていましたか?」
「なぜ、そのアルバイトを選んだのですか?」
「どのくらいそのアルバイトを続けていますか?」
「なぜ、それだけの期間続けられたのだと思われますか?」
「そのアルバイトを通じて、どんなことを学ばれましたか?」
「その経験を何に活かせると思われますか?」
こういう風にナゼナニ質問を繰り出されると、
言葉に詰まる人がほとんどだと思われます。
緊張しますしね。根堀葉掘り聞かれると。
まあ、こういう質問の仕方をする面接官のことをフォローしておきますと、
別に意地悪で聞いているのではなくて、純粋にあなたのことを知りたいのです。
よく書いていることではありますが、
新卒さんの面接というのは、非常に難しいです。
特定のスキルがあるわけでもないし、経験で判断できるわけでもない。
そんな状態下で、その人がどういう人であるか、自社になじみそうか、
自社で成長していきそうか、ということを判断するのは、
本当に至難の業としか言いようがありません。
だからこそ、その応募者の方が、
今まで経験の中で積み重ねてきた判断の基準を確認することで、
仕事のシーンでどういう判断をするかを想定しようとしているのです。
そのためには、こんな風にネホリーナハホリーナ質問するのが、
最も手っ取り早いのです。
(最も有効な手段であると、とは言えないですが。)
この手の、質問を深く掘り下げてくる面接官に出会った場合に最も有効なのは、
取り繕おうとしないこと
だと思います。
どこをつつかれても、ボロが出ないように、
完璧に構築された内容を話せるのなら別ですが、
中途半端なウソはやめたほうが無難です。
なぜなら、しつこくしつこく掘り下げられていった結果、
実感を伴わないことしか言えないと、
「こいつ、適当なこと言ってやがるな。」と判断され、
もちろん面接結果はNGになるからです。
「うそついているから」という判断でNGになるというよりも、
「本当のところ、どう思っているかわからない。判断がつかない。」
という理由で、OKにならない、といったほうがわかりやすいかもしれません。
実感の伴わない話をされても、OKともNGとも判断ができないのです。
「楽そうだったから、そのバイトにしたんですけど。」
「やってみたら、結構楽しかったんです。」
という内容でも、いいと思うんですよね。
大学生のアルバイトなんて、多かれ少なかれ、そんなものだと思いますし。
「でも、やってるうちに責任が大きくなって、
やめられなくなっちゃったんですよねえ。」
なんて話ができたら、成功です。
スタートがどうあれ、あなたが信頼されて、
仕事を任せられる立場になった、ということを意味しているわけですから。
そんなわけで、ナゼナニ攻撃にあったら、
自分をさらけ出してみるのが、一番手っ取り早い対策法ですよ、
と思うわけでした。
【関連記事】
【新卒・キャリア】ウソを見抜く面接官
【新卒・キャリア】面接でウソをつく必要があるか(2/2)
| HOME |