【新卒・キャリア】頭がいいかどうかは、たいした問題ではないこと

2009年10月29日


こちらの記事は、新ブログに引っ越し済みです。

【新卒・キャリア】頭がいいかどうかは、たいした問題ではないこと


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【新卒・キャリア】履歴書は書留で送るべきか

2009年10月27日

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【新卒・キャリア】履歴書は書留で送るべきか

【キャリア】せめて次の転職先を見つけてから仕事を辞めた方がいい

2009年10月26日
面接官には無職の気持ちはわからない
という記事を以前書いたことがありました。

個人的には、その人が無職だろうがなんだろうが、
働いていたときのその人の価値がなくなったわけではないし、
無職であること自体は評価の対象ではない、と思っています。



なのですが、
最近、結構ビックリしています。


というのも、ついこないだ、職場での面接に何度か同席することがあり、
(人事という立場ではなく、現場の人、という立場で。)

すでに仕事を辞めている応募者の方

の多さに驚かされたのです。


この景気状況ですから、
やむなく、というケースなのかと思ってたんです。

辞めろとまでは言われなかったけど、
そういう雰囲気がアリアリで居づらかった、とか、
このままいけば、あと数ヶ月で会社が倒産することがわかっていた、とか、
それこそ派遣切りにあった、とか。


なのですが、これが意外と、
「転職の前に、ちょっとゆっくりしようと思いまして。」
みたいな理由が多いので、驚いたわけです。



え、今の景気の状況、わかってます?


まあ、面接では言えないような理由で退職されたケースも
結構あると思うんで、そのあたりはしょうがないと思うのですが、

あっけらかんと、「ちょっと休みたいなと思いまして。」と
言われると、ちょ、ちょっと、そんなに危機感なくて大丈夫・・?
と突っ込みたくなります。


そして、そういう人に限って、
これといって強力なキャリアがあるわけでもない・・と。


規模の大きめの企業で働かれていた方が多いですね。
やっぱり、不景気の風を直接に受けていないと、
そのへんの危機感は生まれないのだなと。


というわけで、もし、今転職を考えている方がいらっしゃるなら、
会社を辞めるのは、

せめて転職先が決まってからにしたほうがいいですよ、

というなんだか普通な事が言いたかったわけです。




【関連記事】

【無職】面接官は無職の気持ちはわからない


【TMGE・ミッシェル】スモーキン・ビリー

2009年10月25日

久々にミッシェルネタです。

「スモーキン・ビリー」
直訳すると、タバコ吸ってるビリー。そのままです。


会場が盛り上がりすぎちゃって、
上に跳べ、上に!とチバ氏が言っていて笑えます。
死者出したらシャレになりませんからね。




なんていうんですかねー、この
「どーだ!オレたちかっこいいだろー!」感。

カッコつけている人というのは、大抵の場合、カッコ悪いものですが、
ここまでカッコつけすぎていると、本当に死ぬ程カッコ良くなるんだな、と。


この曲も、意味があるようであまりない言葉が並んでいます。
繰り返し繰り返し出てくる、
”愛という憎悪” っていうフレーズがいいです。



そして、この曲のミージクビデオがまた面白いです。
今だと、確実にテレビ放送は禁止ですね。





タバコやめようかな、って思う度に、
この曲を思い出して、やめるのやめてしまいます。


【関連記事】
【TMGE・ミッシェル】カテゴリ



【無職】ハローワークの職員さんは、キャリア相談に乗れるのか?

2009年10月23日
政府が緊急雇用対策をするらしいです。
まあ、今までもやってたのでしょうが、新政権になってから、
本腰入れてやるぜ、というアピールなのでしょうね。


その中に、ハローワークの機能拡充も含まれるようです。


前々から、結構疑問だったことがひとつあります。


ハローワークの職員の方は、
キャリア相談に乗れるのか?




「就職相談」には、乗れると思うんですよね。
こういう仕事をしたいんだけど、なんかいいのないですか、とか、
できるだけ条件のいい仕事につきたいんだけど、なんかないですか、とか。


でも、「キャリア相談」というのは、結構微妙だなあ、と思うのです。


だって、公務員なんですよね?


最近は、非常勤の契約社員の方もいらっしゃるようですが、
基本的には公務員(しかも国家公務員)です。


失業の可能性がない仕事をしている人たちですし、
民間企業に勤めたあとに、公務員になった人でない限り、
転職の経験もない方々なわけです。




親身になって相談にのることは、モチロンできると思うのです。
たまに、親身ですらないハローワーク職員さんもいるにしても。


ですが、親身である、ということと、相手にとって有益な相談相手である、
ということは、必ずしもイコールではないと思うんですよね。


一生、ひとつの職場での仕事を貫き通す生き方と、
色々な仕事を経験しながら、自分の力を伸ばしていく生き方とでは、
結構、価値観にもギャップがあると思うんですよねえ。



おそらく、ハローワーク機能拡充のために
臨時で契約社員さんを採用することになるのだと思いますが、
契約社員の方は、基本的に期限付き雇用です。


ハローワークで相談にのっている相談員その人が、
「今回で契約切られたらどうしよう。」
と心配しながら相談に乗っている、という図もシュールです。



本当に親身になってくれて、かつ、どういうキャリア形成をしていったらいいか、
的確にアドバイスしてくれるハローワーク職員さんが理想だと思いつつも、

まあ、なかなか難しいよな、と思うわけです。


【関連記事】

【無職】普通の企業はあまり積極的にハローワークに求人を出したがらない件
【無職】景気底打ちなのに、失業率UPの謎
【キャリア】転職初心者のための紹介会社との付き合い方(1/3)


【新卒・キャリア】面接でされたありえない質問

2009年10月22日
珍しく3日も更新をお休みしてしまい、失礼しました。



余談ですが、ブログをはじめてからの一番の発見は、
更新できないとストレスになる、という事実でした。

なんだか自分で新たなストレスの種をつくってしまったような気もしますが、
結構楽しくやらして頂いているので、まあいいとします。


今日は小ネタ的な内容。
まずは、さっくりコチラをご覧下さい↓

就職面接でされたありえない質問


あなたはなんのために生きているんですか?
なんて、面接で質問する会社が本当にあるんだ・・と。



面接に、面接官として出ることの意味をはき違えている人って、
ものすごく多いように思います。

面接する=相手のことをジャッジする=自分は偉い

と、考えているような人たちは、

面接する=相手のことをジャッジする=その人に対して責任がある

ってことを、忘れているよなあ、と思うわけです。


要するに、自分が面接した人が入社した後、
たいして活躍できていなかったとすると、

それは何よりも、面接した自分の責任 なのです。


あなたがOKしたから、その人は自社に入社したわけで、
もしOKしなかったら、その人には別の人生があったわけで、
もしかしたら、そちらの別の人生のほうが、
ご本人にとってはいい人生だったかもしれないわけです。

しかも、自分が面接した相手のことを
「あいつ思ったほどデキないじゃん。」と言うってことは、
「俺って人を見る目も育てる力もないじゃん。」ということと同義なのです。



面接って、そういう選択をする場所だってことが、
笑いという名のオブラートに包まれていて、おもしろい内容です。


【関連記事】
【面接官の心得】「ベンチャー的採用基準」へのアンチテーゼ






【面接官の心得】中小企業の採用担当者が新卒採用業務で次にやるべきこと

2009年10月18日

先日に引き続き、長ったらしいタイトルです。

とりあえず自社に入社してくれそうな学生のいる学校に
片っ端から訪問したら、次にしたらいいことです。


それは、ターゲットの幅を広げてみるべく考える、
というところでしょうか。


大前提として、採用活動にお金がかけられないわけですが、
ま、普通に考えると学生(それも大学生)の場合は、
採用広告費をかけずに、彼らにリーチするのはなかなか難しいです。

Consumer向けの(いわゆる一般人むけの)店舗や
商品を持っている企業であれば、そこで宣伝する、という方法も
ありますが、50人規模くらいの企業であれば、
それもなかなか難しいと思います。


そこでそれなりに手っ取り早いのが、
第2新卒も採用ターゲットに含める、という方法です。


大学卒業後3年以内で、職業経験は問いません、
弊社では「新卒」として採用します

なんていう風にターゲットを広げると、
それだけで食い付いてくる人達が結構います。


学校卒業後、半年ほど働いたけど、嫌になって辞めてしまって、
次の就職先をどうやって探そうかなあ、と思っていたら不況になって
仕方がないからとりあえずフリーターやってる、みたいな若者ですね。


そういう人も新卒として採用します、という条件は、
非常に魅力的なので、ある程度応募者を集められると思いますが、
肝心なのは、その情報をどこで広めるか、ということです。



ここでもまた、お金がかけられない、
という制約があることを考えると、そこはひとつ、

ハローワークに求人票

を出してみたらいいのではないかと思います。


ハローワークには失業者があふれていまして、
職員の方々は、常に就職先を拡大させることに必死です。

で、失業した経験のある人ならばご存知かと思いますが、
失業後、手当をもらおうと思ったら何ヶ月間かは通い続けなければなりません。


だからと言って、就職する気はないけど手当はとりあえずもらおう、
という姿勢の人ばかりがいるかというと、そんなこともなく、
それなりにやる気のある若者もいたりします。


だから、ちょっと広めのターゲット層で
新卒採用を考えることができるのであれば、
第2新卒層を狙ってハローワークに求人を出すなんていうのも
大いにありだと思うわけです。


結構いけるんじゃないかと思うんですけどね。


【関連記事】
【面接官の心得】中小企業の採用担当者が新卒採用業務で真っ先にやるべきこと

【面接官の心得】中小企業の採用担当者が新卒採用業務で真っ先にやるべきこと

2009年10月16日
今日は、面接官の心得というよりは、採用担当者の心得的な内容です。
先日、コメントで要望頂いたネタです。
タイトルがやたら長くなってしまいましたけど。


中小企業の採用業務と言えば、お金がかけられない、
お金がかけられないと言えば、中小企業の採用業務、と言ってもいいと思います。


何しろ、お金がかけられない。


まず前提として、就職市場の観点から考えると、
今年は新卒さんにとっては超アンラッキーな年ですが、
採用担当者にとってはラッキーな年です。

企業全体の採用数が少ないので、
好景気の年と比較すると、お金をかけずに優秀な学生を集められるからです。

景気がよくなると、大手に総ざらえされしまいますから、
今年は採用して採用して採用しまくったほうがいいと思います。
会社が傾かない程度に。


お金がかけられない新卒採用活動のまず第一歩は、
まずはやっぱり学校訪問です。

手っ取り早いのは、在籍しているうちで、
最も若い社員を5人くらいつかまえて、出身校を聞き、
そして何なら就職課の人を紹介しろ、と詰め寄ることです。


高校にしろ、大学にしろ、就職課の人と仲良くなると、
色々と特典があります。


就職相談にやってくる学生さんに、
うちの会社を勧めてくださいよ、とベタな戦法をとるもよし、

大学だと、独自に企業を招いて就職説明会を開催したりするので、
そこに参加させてもらったり、

さらにインターンシップを募集してもらって、
そのままその学生さんを採用してみたり、

特定の学問分野と親和性がある業種なのであれば、
あるゼミに訪問して学生さんを相手に
会社説明会セミナーを実施させてもらったり、

といったことができます。


学校側も、なんとかして生徒を就職させようと必死なので、
挨拶に言って相談をすれば、普通は色々とアイデアを出してくれるはずです。
そうではない学校もあるかもしれませんけど。


それほどたくさんの人数を採用しようとしていないなら、
学校訪問を必死にやるだけでも、採用できちゃうかもしれないです。



来年度卒業の新卒さんを採用するのであれば、
そろそろ動き出さないと手遅れになりますので、これはお早めに。


この話題、明日も続く予定。



【続き】
【面接官の心得】中小企業の採用担当者が新卒採用業務で次にやるべきこと

【関連記事】
【新卒】新卒さんには「素敵な音楽」が効く

【新卒】大学でまじめに勉強することは、就職への近道なのか

2009年10月14日

先日、なんかのニュース特番で見ました。

「就職率100%の専門学校!東京モード学園!」

ほほう、と思ったわけです。
(あ、ちなみに別にまわしものではありません。)

有名な専門学校ではありますが、就職率100%なのかと。

まあ、「100%」の意味合いは、
「就職を希望する学生のうち、就職した人の割合が100%」
ということなので、実際学生の何割が就職したのかはわからないんですけどね。


番組の中で、校長さん(創業者)の方が、色々と興味深いことを言っていました。
「”就社”ではなく、就職だ。」とか。

そして、専門学校としては破格の学費の高さらしいですよ。

ふむふむなるほどね、と思いました。



たぶん、就職率で比較すると、大学と比べるとダントツに高いでしょうが、
就職した人たちの平均年収は、それほど高くないところが問題でしょうね。

ファッション系やWeb系の専門職で破格の給料を取れるのは、
本当に限られた一部だけなので。

まあでも、就職したい、というだけでなくて、
自分の好きな事を仕事にしたい、という人たちは、
そういう仕事に就けただけで、なんらかの報酬をもらっているようなものなので、
そういう系の職種は人件費を低く抑えるのが一般的なやりかただから、
しょうがないと言えばしょうがないですけど。


それを見ながら思っていた事を、
ちょどうまく言い当ててくれるコメントを頂いたりしました。

大学でまじめに勉強することは、就職への近道なのか?

現状では、答えはもちろんNOです。

理系の専門的、かつ企業からの要望の高い専門知識を育成できる
分野でない限り、ですが。


文系卒は、本当に厳しいと思います。


ひとつには、企業が「大学卒」の人ばかりを求めることにも
理由があると思います。
それも、さしたる理由なくね。

そうなると、とりあえず大学行っておくか、となるわけです。

私も、「大学卒」の肩書きが欲しくて大学行ったクチです。
そして、ほとんど大学には行かずにバイトばっかりしてました。


本当に「大学卒」の人を採用したいのであれば、
もっとやり方はあると思うんですよね。
成績証明書を一次面接で提出してもらうとか。


もしくは、
大学の学費を無料化してしまうか、
大学の学費を超高額にしてしまうとか。


今日はちょっと散漫な内容でしたが、
次回以降につながるネタ的な記事ということで。


【関連記事】
【新卒・キャリア】学歴はひとつの確率論であると思うこと
【新卒・キャリア】学歴が与える印象とそのギャップを演出する



【新卒】アルバイト経験のない学生さん

2009年10月12日
新卒採用において、

どういう人が損なの?

と質問されることが、最近結構あります。

得なのか?という質問ではなくて、損なのか?
という質問であるあたり、
今年の厳しい新卒採用状況を表していて切ないところです。


まあ、一概には言えないので難しいところなのですが、

アルバイト経験のない学生さん

というのは、結構不利だよなあ、と個人的には思います。


そんな優雅な身分の学生がいるのかよ、と思われる方もいるかもしれませんが、
結構いるんですね、これが。


まあ、これまた、このブログでよく書いている
「いい悪いの問題じゃない」わけですが、不利は不利です。



大学に入って一人暮らししているけど、
・地方出身で、実家がそこそこお金持ちで仕送りの額が十分で、
・別にバイトする必要がない
・両親もバイトをする時間があったら、
もっとサークルなんかに時間を割いたほうがためになると思っている

なんていうケースです。


なんていうんでしょうねえ、

バイトもしてりゃあいいってもんでもないんですけど、
経験があれば、少しは、
働いてお金を稼ぐっていうことの意味合いだとか
つらさだとか理不尽さへの耐性だとか、が

身についているもんなんですね。


特に即戦力を求めている企業なんかだと、
アルバイト経験のない学生さんは、雇いたがらないです。

イチから教えるどころか、ゼロから教えなくてはいけない、
と感じてしまうからです。


アルバイトをしないことに対して、ある種のポリシーを持っていて、
かつそのポリシーが人を納得させられるだけのものであるなら、
大丈夫なわけなんですが。


だから、もしこれをご覧になっている方で、
大学2回生くらいで、
実家からの仕送りが多くて必要を感じていないからバイトしていない、
なんて方がいらっしゃるなら、

多少なりともアルバイトは経験しておいたほうがいいですよ
と思うわけです。


【関連記事】
【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(1/3)





【面接官の心得】人材募集を動画でUPする

2009年10月10日
三連休ですね。
金木犀の咲く季節です。

今日は、ちょっとした小ネタ。

巷では、ネットのブログだとか動画だとか、なんとかかんとか、
色々とネット上での新しいコミュニケーションスタイルが
どんどん生まれていきます。

しかし、それと照らし合わせて考えてみると、
採用業務の応募から内定までの流れは、
まあ言ってみれば20世紀から全然変わらないな、と思うわけです。

内定式をWeb上でやったり、
採用担当者がブログを公開したり、っていうのは結構聞きますけどね。

なんか、新しさがないんだよなー、と思うわけです。



そんなことを考えたのも、この動画を見たのがきっかけ。




個人の方がUPされているようなので、
どういう意図で制作された動画なのかはわかりませんが、
募集要項を動画にするっていうのは、おもしろいなと。



ホリプロの場合は、タレントが在籍しているし、
さまぁ?ずでも出演させておけば、学生が食い付いてくるだろ、
という意図がなんだか見え隠れしていますが、
でもやっぱりおもしろい。


テキストだけの情報よりも、映像と音声があったほうが
色々と伝わりやすいのは当然なわけです。

自分がその雰囲気にマッチしているかどうか、
判断しやすいですからね。

募集している各職種について、
すべて動画で、各職場の一緒に働くメンバーが
こういう仕事をしてもらいます、
こういう人と仕事がしたいです、
給料とかは後ほど、みたいなことを語る動画があると
すごくいいんじゃないかなあ、と思うわけです。


自分が雰囲気に合っているかどうか、なじめそうかどうか、
判断しやすいですし、
応募までのハードルが下がるんではないかと思うわけですね。


いかがでしょう、世の採用担当者様。

そして、そういう動画を堂々とUPできるような
企業でありたいところです。


【関連記事】
【面接官の心得】シリーズ




【面接官の心得】優秀な上に性格のいい人材をベンチャーが採用するのは難しいと思うこと

2009年10月09日
なんだか釣りっぽいタイトルになってしまいました。

一応最初に断っておくと、
これは別にベンチャーをバカにした意見なわけでは全くなく、
まあむしろ私自身もベンチャー的な会社で働いているので
その自戒もこめて、の内容です。


今日の記事の内容の発想元はこちら↓↓
基本的に、中小企業やベンチャー企業には微妙な人材しか集まらないんだけどね


基本的にとても辛口だけど考えさせられ、
そして時々その真摯な姿勢に感動させられる、
超有名ブログの切込隊長BLOG(ブログ)です。


この話題を読んだときに、ふと思い出したのですが、
昔、こんな話を聞いたことがありました。


人材は4つにわかれる。

A、頭がよくて性格のいい人
B、頭はそんなによくないけど、性格のいい人
C、頭がよくて性格の悪い人
D、頭がそんなによくないし、性格の悪い人



まあDは論外とします。

Aのような人材は、一流企業に就職する。
非一流の企業は、Bの人材を採用するか、Cの人材を採用するかで、
その企業の個性が決まっていく、と。



非一流=ベンチャーだとすると、
まったくもってそうだな、と思うわけです。

やってる仕事の内容が三流だ、という意味ではなく、
世間的な評価が「一流ではない」という意味です。


頭もいいし性格もいい人なんて、どこからもひっぱりだこですから、
本人がよほど強くそういう志向を持っていない限りは、
なかなかベンチャー企業にはお鉢が回ってこないわけです。


だから、「いい人材が採用できない」なんていうのは
ベンチャー企業にとっては当たり前のことであって、
BかCの人材を、どういう風に仕立て上げていけるか、
ということこそ、重要なわけです。



「いい人が応募してこねーな」とボヤく前に、
自分の企業は、「いい人」が応募してきてくれるような企業なのか?
と振り返ってみようぜ、という話でした。


【関連記事】
【面接官の心得】「ベンチャー的採用基準」へのアンチテーゼ



【新卒・キャリア】職務経歴書をPCで作成しなければならない理由

2009年10月06日
コメントで、
「職務経歴書はPCで作成したものでなければならないのでしょうか?」
というご質問を頂きました。

むむっ!斬新なご質問です。
なるほどなるほど・・、ということで、今日はその話題。


そのご質問への回答は、こんな感じです。

はい、一般企業への就職ご希望の場合は、
職務経歴書はPCで作成したものでなければなりません。



なぜかというとですね、
PCスキルというのは、まあいわゆる、
オフィス的な企業で働く上においては、

必須スキルです。


職務経歴書という、いわゆるテキスト文書を、
一般的なルールに従って作成することができる、ということは、
これはひとつのPCスキルのあらわれですね。


ですから、
私も何度か見たことがありますが、手書きの職務経歴書に遭遇すると、
「うーん、PC使えないのかー。そこから教えるのは無理。」
というわけで、書類選考の段階でNGにしていました。
(あくまで、仕事でPCを使うことが明白な職種の場合、ですけどね。)


だから、PCで作成してある職務経歴書は、
その応募者の方のPCスキルを、
ある程度保証しているという意味で必須なわけです。


逆に言えば、仕事でパソコンを使わないことが明白な場合は、
手書き職務経歴書でも構わないと言えば構わないです。
でも、PCで作成したもののほうが、丁寧感はありますけど。


ちなみに、もうひとつ追加の情報があります。


ただし、手書きであるにしろ何にしろ、
その職務経歴書がひとつの作品としての価値を持っており、
かつ、そのセンスが評価される可能性がある場合は、
この限りではありません。



職務経歴書を、いわゆる職務経歴書として作成するのではなく、
ある種の作品として作成することのできる人もいます。

個人的には、あんまり感動的な作品に出会ったことはないですが、
可能性としてはあると思うわけです。

自分の人生のキャリアをわかりやすく表現するツール、
と捉えると、表現方法はなんでもいいのではないかと。


まあ、ちょっとした小冊子になった職務経歴書とか、
素敵なデザインで表現された職務経歴書とか、
そういうのがあってもいいよな、と。


そういう意味においては、
必ずしもPCで作成されたものでなくてもいいわけですが、

経理の仕事に応募をしているのに、
デザイン的に優れたものを作成しても意味がなかったり、

超堅苦しい会社に応募しているのに、
型破りなものを作成しても受け入れられないのが目に見えていたり、

そのあたりの常識的な勘所は必要だと思う訳です。


そんなわけですので、ストレートにお答えしますと、
PCで作成した職務経歴書を出したほうがいいですよ、
というわけでした。


【関連記事】
【新卒・キャリア】「会ってみたい」と思わせる履歴書・職務経歴書

【RC・キヨシロー】Oh!RADIO

2009年10月04日
ひとつ質問頂いている内容があるのですが、
ご返答の記事を書く前に、ちょっと気晴らしです。

日曜の夜は、センチメンタルナイトということで、
キヨシローの遺作であるOh!RADIOのご紹介です。




youtube版はこちら


関西のFM802(ラジオの局)のテーマソングか何かで作った曲らしく、
色んなアーティストが一緒に歌っています。

残念ながら、キヨシローがライブでこの曲を歌うことはありませんでした。

キヨシローが歌うところを聴きたかったなあ。
すごいかっこ良かったはずです。

CDは出てるんですけどね、
なんか、もうキヨシローがいないのだ、
ということをはっきりと自覚させられそうで
どうも買う気になれないのですね、これが。
妙なものです。もう死んでしまったのは知ってるんですけどね。


とても短い歌詞です。



Oh!RADIO 聴かせておくれ、
あの頃がまんまよみがえるあのナンバー

Oh!RADIO 遠い空の向こう
届くかな、あの人の胸に

Oh!RADIO 届けておくれ、
この愛をあの人の胸に

つながっているのは、星屑の空だけじゃなくて
僕らの心、そういつもどこかで、ひとつさ、きっと

Oh!RADIO 聴かせておくれ、
あの頃がまんまよみがえるあのナンバー

Oh!RADIO 運んでおくれ、
この愛をリクエストにのせて

Oh!RADIO 聴かせておくれ、
この世界に愛と平和の歌を



僕らの心、そういつもどこかで、ひとつさ、ずっと

というくだりが、とても好きです。
そして、とても寂しくなりますね。


たったこれだけのセンテンスとメロディーで
こういう風に人の心を揺さぶる曲を作るキヨシローは
やっぱりすごいな、と思うわけです。


【関連記事】
【RC・キヨシロー】カテゴリ


【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(3/3)

2009年10月03日

先日
の続き。

まだ内定もらえてないのは、自分ではなぜだと思う?

という質問をしている面接官の気持ちについて、
前回はご紹介をしましたが、
今回は、こういう風に答えるといいと思う、という内容。

最初に断りを入れておくと、
この質問への「正しい回答」というものは存在しません。
前回書いたように、なぜ自分が内定をもらえないか、
ということについて、その理由は実際人それぞれですし、
その理由をどう解釈しているかも、人それぞれだからです。


なので、今回の内容は、
「こういう回答だと、少なくとも私はグッとくるな」
というもののご紹介にすぎません。


面接官:
就職活動を始めてから、もうかなりたってますよね。
まだ内定がないのは、ご自身ではなぜだと思いますか?


応募者:
そうですね…。
実際のところ、自分がなぜ内定が取れないか、
その理由を直接面接官の方に聞く訳にはいかないので、
自分なりにどう考えているか、ということでしかないのですが…、

就職活動を始めたばかりの頃は、そんなに真剣に悩んでいなかったんです。
景気は悪いですし、あちこちで就職難だと聞いていましたが、
「まあどこかで内定がもらえるだろう」くらいの気持ちでいました。


それが、受けても受けても内定がもらえないんですね。
5月過ぎた頃からですかね、焦り始めたのは。
そのときに、ちゃんと自分のことを振り返ればよかったのですが、
そうはせずに、「なんとかして内定を取ろう」と、
そればかり考えるようになりました。


そうすると、企業側がどういう学生を採用したいのかを
想像して、それにあわせるような回答ばかりをするようになりました。
自分が実際は何をしたいのか、ということは全く考えずに、
相手に合わせてばかりいたんですね。

そもそも、私は就職活動を始めたときにも、
「こういう仕事がしたい!」という強い思いが
あったわけではありませんでした。

就職活動を始めたばかりの頃に、
内定が取れなかったのは、そもそもそれが原因だったのだろう、
ということが今になってみるとわかるのですが、

内定が取れなくて焦り始めた頃に、
自分が何をやりたいかをきちんと見つめ直すのではなく、
企業の側にあわせよう、というスタンスを強めてしまったことが、
今になってもまだ内定がないことの原因だと思っています。


不景気で、採用が厳しい年に就職活動があたってしまったことを、
最初の頃は本当に不運だと嘆いていたのですが、
最近はちょっと考えが変わるようになってきました。

自分が何をやりたいのか、っていうことを真剣に考えるいい機会だな、
って思うようになってきたんです。


そこで、考えて考えて、
自分のやりたいことは、こういうことだなって見えてきたんです。
今までアルバイトをやっていた中でおもしろいと思ったことや、
好きなこと、憧れていることなんかも含めて。

だからこそ、御社でぜひ働きたいと思っています。
御社に入って、こういうことをやりたいです。


もし今年も景気がよくて、すぐに内定が決まるような状況だったとしたら、
すごく楽ではあったと思うんですけど、
自分が何をしたいのか、数年後に悩んだだろうと思うんです。

自分が何をやりたいのか、少しでも早く気づけたってことは、
自分にとってはラッキーだったと思っています。


あとは、それが実現できる場所を探すだけです。




こんな感じですかね。

大事なのは、

・なかなか内定が取れてない状況を、
自分を見つめ直すいい機会だった・ラッキーだった、と捉えていること。
・自分のやりたいことを具体的に言えること。
・それを実現するために、この会社で働きたい、と言えること。

ですかね。


結構ハードル高いですよねー。
新卒さんではなく、中途の人でも、これがきちんと言える人は
そんなに多くないです。


でも、自分が何がやりたいのか、っていうことを、
「何ができるか」は無視して伝えられるのは、
それは新卒さんの特権だと思うんですよね。

働きはじめて、年を取れば取る程、
今までやってきたことと、
これからやりたいことの連続性を求められますからね。


だから、そのことをできるだけ自分の中で明確にして、
具体的に相手に伝えられるようにすること、

そして、それを実現するには、その会社で働くことが必要で
あることを伝えられるようになったら、
面接では鬼に金棒だと思います。


まずは、自分が何をやりたいのか、
思い込みでもいいから、それを決めてみたらいいと思うのです。

数年たったら、やりたいことが変わったっていいじゃないですか。

今、何がやりたいのか、それを考えてみて、やってみて、
できることが増えてきたら、
また新しいことがやりたくなるかもしれませんから。



【関連記事】
【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(1/3)
【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(2/3)
【新卒】不況のときの新卒採用

【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(2/3)

2009年10月01日
昨日の続き。

まだ内定もらえてないのは、自分ではなぜだと思う?

と質問している面接官の気持ちです。


この時期に内定がない、というのはひとつの事実です。

今年はここ数年にないほどの不況で、
新卒さんにとってみると、非常に不運な年であるという前提はありつつも、
それでもやはり、
内定をもらっている人は確実にいます。


内定がなくて、かつ就職活動をちゃんと人並みにやっている、
ということになると、
企業側からNOを突きつけられ続けた人、ということになります。


NOを突きつけられた、すなわち、不採用であり続けた、
ということは、これまたひとつの事実です。


ただ、そのことだけで、
その新卒さんの「仕事人としての未来」の価値がはかれるわけではありません。

その人の価値を一番よく知っているのは、その人自身ですし、
将来どうなるかは、全くわからないし、
新卒採用というのは、本当に博打みたいなものだからです。



ただ、その人自身が、
なぜ、自分は企業に採用されないのか
そのことをどう考えているのか、それはとても重要です。


人は、「自分はこういう人間である」と思っていると、
そういう風になるからです。

「私は○○な人間です」と思っていると、
そのことは行動の結果として、必ずどこかに現れ、
その結果、周囲も「ああ、この人は○○な人だな」と感じて、
そういう風に扱っていきます。


だからこそ、自分で、
自分が不採用であり続けた理由はなんなのか、
ということに出している結論は、

すなわち、その人はどういう人なのか、ということを
ものすごく明らかにします。

その人の考える、自分像が明らかになるからです。


結局のところ自分は理解されない、
ということがその人の出した結論かもしれませんし、
結局のところ自分には特段やりたいことがないからだな、
ということが理由かもしれませんし、
結局のところ自分は誰かと話して自分をPRするのが苦手だからだな、
ということが理由かもしれませんし、
結局のところ相手の企業にあわせようとしすぎるからだな、
ということが理由かもしれません。


同じ「内定が取れていない」という理由であっても、
その理由をどう考えるか、ということは、
その人の考え方の癖を、そしてその人がどういう人なのか、
を明らかにします。


だからこそ、その新卒さんがどういう人間なのか、ということを
理解するためには欠かせない質問なのです。



おそらく、私が今も採用担当をやっていたとしたら、
全く同じことを聞いただろうと思います。

ただ、なんとなく心に留めておいて頂きたいと思うのは、
多くの採用担当者は、それを意地悪で質問しているわけではなく、
あなたがどういう人なのかを理解する、
そのための最も有効な手段としてその質問をしているに過ぎないのだ、
ということです。


まだ内定取れてないの?と、責めているわけでも、
意地悪しているわけでもないのです。



単に、あなたのことを知りたいだけなのです。



少なくともそれなりに、
まともな採用担当者であったとしたら。


【続き】
【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(3/3)

【関連記事】
【新卒】「まだ内定がないのは、自分ではなぜだと思う?」(1/3)

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