【無職】景気底打ちなのに、失業率UPの謎

2009年09月09日
景気が底打ちした、というニュースは
先々月あたりから大々的に報道されていますが、
「実感を伴っていない」というコメントが必ずついています。

しかも、失業率はむしろ上昇しつつある、と。

2009年7月の完全失業率は、5.7%となっており、
過去最高水準のおぞましい数値になっています。


なんで景気が底打ちしたのに失業率がUPしないかというと、
理由は2つあります。



まず、企業は景気回復が数値で実感でき、人手不足が明らかにならないと
雇用を増やさないこと。特に製造系。

今、慌てて採用して、また2ヶ月後にまた状況が悪化なんかした日には、
どうしようもないですからね。様子見してるわけです。


次に、これはどうやら数値のからくり的な部分でありますが、

失業者とは「働く意思と能力があるのに仕事に就けない状態にある人」
を指すので、仕事探しをあきらめた人は失業者には含まれない。


というわけです。(参照元

つまり、
「景気も悪いし、今は就職活動しても無駄だから、
景気が良くなるまで、じっとしておこう・・」という
自宅待機員については、失業率にカウントされていないのです。

こういう人たちが、景気がよくなってきた、と噂が流れ始めたため、
就職活動を再開して、失業率をUPさせる要因の一部となったわけです。


当面の間は、そうやって新たに就職活動をスタートさせる人達の数が、
企業の求人数が多い状況が続いて、
じわじわと失業率があがり続けるのではないかと思われます。

あと、2、3ヶ月くらいかなあ。


ま、要するにですね、
「失業率上昇!」というニュースを鵜呑みして、
「ああ、そんな状況だとオレを雇ってくれるような企業はないな・・」
なんて感じで、就職活動のスタートを遅らせていると、

出遅れる可能性がありますよ

ということが言いたかったわけです。


不景気だから、ということで就職活動を控えている方は、
そろそろスタートダッシュかけていったほうがいいですよ。



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