【新卒・キャリア】「会ってみたい」と思わせる履歴書・職務経歴書
2009年08月31日
今日は、非常にベタなタイトルです。
「会ってみたい」と思わせる履歴書・職務経歴書
いやー、ベタベタだなー。
就職・転職活動は「応募する」ところから始まりますが、
書類選考を通過しないと面接してもらえないわけで、
書類選考だけで何十社も落ちていると、どんどん気持ちが萎えていきます。
昨今、ハローワークや人材紹介会社経由での応募でも、
100社応募して、1社面接にこぎつけるかどうか、という状況です。
これは厳しい。
実に厳しい。
「会ってみたいと思わせる履歴書を!」ということは、
色んな本やサイトで記載されていますが、じゃあ、実際に、
どんな履歴書・職務経歴書だったら面接にこぎつけるのか?
ということを具体的に紹介しているものはほとんどありません。
あっても、字はきれいに、とか、相手にわかりやすく、とか、
そういう当たり前の内容ばっかりです。
知ってるっつーの、そんなこと。
というわけで、どういう履歴書・職務経歴書だったら、
書類選考を通過しやすいのかを、真剣に考えてみたいと思います。
まず前提として、採用担当者が、
1人分の書類選考にかける時間は、せいぜい3分くらいです。
最初の1分でざっと見る。
ここで落ちるのは、体裁が全くダメなパターン。参考コチラ
次の2分で中身をちゃんと見る。
ここで落ちるのは、ターゲットにしていない層(前職が異業種すぎる)や、
何ができるのか、何がしたいのか、何が言いたいのか分からない層。新卒含め。
ここまでで3分間。
もし100通応募があったうち、20人くらい会おうと思っていたら、
いったん全部この方法で目を通して、A、B、Cランクをつけていって、
Aランクは書類選考合格、
BランクはAランクの数によって合否決定、
Cランクは問題外、
最後にBランクをちょっと見直して、合格者の数を調整して
書類選考終了、というのが私がやっていた方法でした。
普通の方法だと思います。
100人分の応募書類があったとして、
選考時間は全部で1時間ちょっとくらいだったと思います。
(要するに、1分程度でNGにする応募書類が結構ある。)
「お!これは!」と思うような履歴書・職務経歴書だったとしても、
5分も見ないですね。この段階では。
じっくり読み込むのは、面接の直前です。
連絡がつかなくて面接に呼べない人とか、結構いますからね。
この段階でじっくり読み込んでも、時間の無駄になったりします。
だから、
「3分間」を勝ち抜けられる履歴書・職務経歴書
じゃないとダメなんです。
今つくっている履歴書・職務経歴書で、
既に30社以上の書類選考がNGになっているなら、
そこに記載されている情報だけでは、ダメだと思った方がいいです。
体裁が整っているかどうかはすでにチェック済みなのであれば、
アピール不足なんです、その書類たち。
最初の1分は突破しても、残り2分を突破できないんです。
バージョンアップしなくてはなりません。
バージョンアップする方法としては、3パターンあると思います。
・欠落している情報を埋める
顔写真、貼ってますか?
・今すでに記載されている情報をわかりやすくする
説明されないとわからないことが書いてないですか?
職務経歴書のフォーマット、どこかのをそのまま使ってません?
・新しい情報を加える
その履歴書と職務経歴書に、言いたい事は全部表現されていますか?
そんなわけで、明日は顔写真の話。
【続き】
【新卒・キャリア】履歴書には顔写真を絶対貼るべし
【関連記事】
【新卒・中途】履歴書は内容よりも体裁が重要
【キャリア】履歴書は手書きにするべきか?
【キャリア】履歴書・職務経歴書の日付
「会ってみたい」と思わせる履歴書・職務経歴書
いやー、ベタベタだなー。
就職・転職活動は「応募する」ところから始まりますが、
書類選考を通過しないと面接してもらえないわけで、
書類選考だけで何十社も落ちていると、どんどん気持ちが萎えていきます。
昨今、ハローワークや人材紹介会社経由での応募でも、
100社応募して、1社面接にこぎつけるかどうか、という状況です。
これは厳しい。
実に厳しい。
「会ってみたいと思わせる履歴書を!」ということは、
色んな本やサイトで記載されていますが、じゃあ、実際に、
どんな履歴書・職務経歴書だったら面接にこぎつけるのか?
ということを具体的に紹介しているものはほとんどありません。
あっても、字はきれいに、とか、相手にわかりやすく、とか、
そういう当たり前の内容ばっかりです。
知ってるっつーの、そんなこと。
というわけで、どういう履歴書・職務経歴書だったら、
書類選考を通過しやすいのかを、真剣に考えてみたいと思います。
まず前提として、採用担当者が、
1人分の書類選考にかける時間は、せいぜい3分くらいです。
最初の1分でざっと見る。
ここで落ちるのは、体裁が全くダメなパターン。参考コチラ
次の2分で中身をちゃんと見る。
ここで落ちるのは、ターゲットにしていない層(前職が異業種すぎる)や、
何ができるのか、何がしたいのか、何が言いたいのか分からない層。新卒含め。
ここまでで3分間。
もし100通応募があったうち、20人くらい会おうと思っていたら、
いったん全部この方法で目を通して、A、B、Cランクをつけていって、
Aランクは書類選考合格、
BランクはAランクの数によって合否決定、
Cランクは問題外、
最後にBランクをちょっと見直して、合格者の数を調整して
書類選考終了、というのが私がやっていた方法でした。
普通の方法だと思います。
100人分の応募書類があったとして、
選考時間は全部で1時間ちょっとくらいだったと思います。
(要するに、1分程度でNGにする応募書類が結構ある。)
「お!これは!」と思うような履歴書・職務経歴書だったとしても、
5分も見ないですね。この段階では。
じっくり読み込むのは、面接の直前です。
連絡がつかなくて面接に呼べない人とか、結構いますからね。
この段階でじっくり読み込んでも、時間の無駄になったりします。
だから、
「3分間」を勝ち抜けられる履歴書・職務経歴書
じゃないとダメなんです。
今つくっている履歴書・職務経歴書で、
既に30社以上の書類選考がNGになっているなら、
そこに記載されている情報だけでは、ダメだと思った方がいいです。
体裁が整っているかどうかはすでにチェック済みなのであれば、
アピール不足なんです、その書類たち。
最初の1分は突破しても、残り2分を突破できないんです。
バージョンアップしなくてはなりません。
バージョンアップする方法としては、3パターンあると思います。
・欠落している情報を埋める
顔写真、貼ってますか?
・今すでに記載されている情報をわかりやすくする
説明されないとわからないことが書いてないですか?
職務経歴書のフォーマット、どこかのをそのまま使ってません?
・新しい情報を加える
その履歴書と職務経歴書に、言いたい事は全部表現されていますか?
そんなわけで、明日は顔写真の話。
【続き】
【新卒・キャリア】履歴書には顔写真を絶対貼るべし
【関連記事】
【新卒・中途】履歴書は内容よりも体裁が重要
【キャリア】履歴書は手書きにするべきか?
【キャリア】履歴書・職務経歴書の日付
スポンサーサイト
【障害者雇用】いわゆる特例子会社というもの
2009年08月29日
今日は、ちょっと小ネタ的に障害者雇用の話。
障害者手帳を持っていて、
障害者雇用枠での就職を目指している人の中でも
この制度を知らない人もいるかもしれないので、ご紹介です。
特例子会社
という制度について。
以前もご紹介したとおり、
「常用雇用労働者数」(簡単に言うと社員)が56人以上の企業は、
その1.8%以上の障害者の方を雇わなくてはいけない、
という事実は人事担当者、
あるいは企業の社長さんにとって結構な負担でありまして、
申告の時期が来ると、毎年悶々としているわけです。
障害者雇用をやれやれってお役所は言うけど、
うちの会社で普通に働けるような障害の程度の人を探すのがまず難しいし、
おまけにそういう軽度の障害の人は、
もっと条件のいい大企業にいっちゃうんだよ・・
ああ、あと何人採用しなきゃいけないんだ?10人?
無理だよー。必死でやって、3ヶ月に1人採用できるかどうかだぜ?
ああ、でも「人にやさしい企業」とかうたっちゃってるから、
障害者雇用が進んでいないなんて社外にばれたら、
ほんと笑いモノだよなあ・・。
というような、人事担当者の悩みをすっきりさっぱり解決できるのが、
特例子会社の制度です。
これは、子会社をつくって、その子会社が一定の条件を満たせば、
その会社での障害者雇用数を親会社分としてカウントしてよろしい、
という制度です。
つまり、障害者雇用のための会社を作っちゃえ!
というわけです。
工場系の企業であれば、軽作業をまとめた会社をつくったり、
企画系の企業であれば、総務・経理などの業務をまとめた会社をつくったり、
ということが多いようです。
まあ、会社をひとつ立ち上げるわけですから、
相当にパワーはかかりますが、
立ち上げてしまいさえすれば、
もうダラダラと障害者雇用率が低いことについて悩まなくてもすむわけです。
そんなわけで、一部上場企業なんかは、
よくこういう会社を別に作っています。
そしてまた、特例子会社での採用の場合には、
障害を持つ方にとっては、結構メリットが大きいです。
当然、それを目的としてつくった会社なわけですから、
お金のある企業だと、下肢障害の人を採用しやすくするために設備を整えてたり、
仕事もハードワーク過ぎず、デスクワークが中心、みたいなね。
リクルートの子会社の、リクルートオフィスサポートあたりが有名ですかねえ。
ただですね、こういう特例子会社に応募しようかな、
と思ったときに気をつけなければいけないのは、
条件は非常に良いが、
やりたいことを仕事にできるかというと、そうでもないこと
だと思っています。
条件はですね、申し分ないですよ。働きやすいことは間違いないです。
ただ、仕事内容そのものに対してコダワリを持っている人の場合は、
ちょっと物足りないかもしれません。
あとは、障害云々関係なく働きたい、と思っている人の場合も。
周りにいるのは障害者手帳を持った人が多く、
携わる仕事は、「これは特例子会社に」と取り分けられた仕事です。
だから、自分がどういう風に働きたいのか、ということと合わせて、
どこかの企業に応募するときには、
それが特例子会社なのかそうでないのか、チェックするといいと思います。
要は、自分がどういう風に働きたいのか、ということが重要です。
【関連記事】
【障害者雇用】人事担当が恐れおののく障害者雇用制度
【障害者雇用】なぜ障害者雇用が難しいか(1/2)
【障害者雇用】なぜ障害者雇用が難しいか(2/2)
【新卒】「リーダーシップ」はアピールの仕方が難しい
2009年08月28日
前回からの続き。
自己アピール≒リーダーシップ、
という思い込みがあるのかもしれないが、
新卒さんの面接では、やたらと
リーダーシップ
をアピールする人が多かった。
どういうことをアピールしたらいいのかわからないので、
分かりやすく「リーダーシップ」という結論に落ち着くのだろう。
「あなたの長所を教えてください。」
「はい!私の長所は、リーダーシップがあるところです!」
「ほう、どのようなリーダーシップですか?」
「ええと、みんなをうまくまとめることができます!」
こういうトンチンカンな会話を何度繰り返したことだろうか。
リーダーシップには、色々タイプがある。
ただ、学生さんは、リーダーシップという言葉から、
「引っ張る人」「仕切る人」というイメージしか抱いていないことが多い。
まあ、働いてないからそこは仕方がないんだけどね。
そもそも、リーダーシップとはなんだろうか、と考えると、
それはまあ一つのマネジメントの手法なんだな、ということが
働きだすと、よくわかってくる。
リーダーシップにはカリスマ性が必要だ、
なんてことを言う人もいるけれど、
そんなこと言ってたら、世の中の課長さんや部長さんは、
みんなカリスマ性があるのか、と言ったらそうでもないし、
カリスマ性があるからと言って、いいリーダーかというとそうでもない。
リーダーシップというのは、
チームをまとめるために必要なマネジメントの手法のひとつなのであって、
後天的にだって、取得することは可能な能力なのだ。
という前置きはさておき、
自分の人となりを説明するために、
リーダーシップの話をアピールしたいのであれば、
なぜ、リーダー的役割を果たすことになったのか、
を説明するとよいと思う。
バイトしている期間が長かったので、
自分が一番色々なことを知っていて、自然と・・
なのであれば、「ああ、責任感が強いのかもしれないな。」と思うし、
今いるメンバーの中から、一人リーダーを決めようということになって、
みんなの推薦で、僕になってしまいまして・・
「ああ、周りから地味だけどしっかりした奴と思われてたんだろうな。」
と思うかもしれないし、
元々のリーダーが、あんまりデキない人だったんで、
俺に代われって言って、代わってもらったんです・・
「ああ、自分に自信があるんだな。」
と思うだろうし、
なぜリーダー的な役割についたのか、というところが
かなりポイントだったりするのです。
新卒さんが「リーダーシップがあります!」とアピールしたところで、
すぐにその企業でリーダーになれるかというと、
基本的にはそんなことはないわけで、
何年かは、下働き的にせっせと頑張らなければならないわけです。
特に企業規模が大きければ大きいほど。
そう考えると、リーダーシップ力というのは、
即戦力ではないわけで、
その力が本当にあるのかどうか、ということよりも、
なぜそうなるに至ったのか、という経緯に面接官は興味があるわけです。
そこに、その人がどんな人なのか、
もしくは周囲からどんな人だと思われているのか、
ということを解き明かしていく鍵がたくさん隠されているわけです。
しつこいようですが、自分のことをアピールするために、
リーダーシップの話をするのであれば、
なぜそういう状況になったのか、という過程が大事、です。
そこで、面接官にたくさん材料を見せてやってください。
以上、とりあえずこれで「アピールの仕方を考える」シリーズを
一旦終了とします。
そのうち、気が向いたらまた書くかも。
【関連記事】
【新卒】内定が取れている人とそうでない人の違い
【新卒】自分のことがわかっていない人
【新卒】面接官はそれほどバカではないこと
2009年08月25日
アピールの仕方を考える、というテーマの前に、今日は余談。
面接官はそれほどバカではない、
ということは、
私自身が採用担当者になって初めて知ったことでした。
というのも、
私は自分が就職活動をしていた頃は、
「面接官て、なんて何にもわからないんだろうか。」
と思っていたのです。
こう書くと、超傲慢な学生だったと思われそうですが、
そういう意味ではなく、自分に自信がなかったからだと思われます。
それまで、いわゆるサラリーマンの人と交流が全くなかったので、
どういう風に話せば、彼らに言葉が通じるのかがわからなかったのです。
新卒採用面接で面接官が聞いてくる言葉と言えば、
「学生時代は、何に力を入れていましたか?」
「自分の長所・短所は何だと思いますか?」
「どんな仕事をしたいと思いますか?」
これの一辺倒です。
自分の何を、どう伝えれば相手に響くのか、
全くわからなかったのです。
だから、当たり障りのないことばかりを言っていました。
そうするとまあ、当然のことながら
なかなか内定は取れず、悶々とする日々を送っていました。
就職活動にも疲れて来て、「もう、フリーターにでもなるかあ。」
と思い始めて来た頃に受けた会社で、
もう諦め半分、割と素直に話をしてみたら、なぜか受かったわけでした。
面接官を自分でやるようになってからわかったことは、
当たり障りのない話をしている学生さんには、なんの魅力もない
ということでした。
もちろん、誰しもが
留学をしたり、サークルのリーダーをやったり、
そういう華々しいことを学生生活で経験しているわけではありません。
学校に行って、バイトをして、当たり前の日常を過ごしているわけです。
だからと言って、アピールできるポイントがないわけではありません。
他の人と比べてみて、ちょっと自分が頑張っていること、
楽しくてやっていること、
それを取り上げてみれば、何かしらアピールのポイントあります。
イメージとしては、自分の友人が、
自分のことを他の誰かに紹介するときに、
何と言って紹介しているだろうか?と考えてみればいいと思います。
「あいつ、バイトばっかりやってんだよー。」
「あいつ、なんかゼミで変な研究やってんだよー。」
「あいつ、合コンばっかりやってんだよー。」
なんでもいいと思います。
それが、あなたの特徴なのです。
(友人なんていません、という場合は、ちょっとさておき。)
ですから、まずは「面接官もそれほどバカではない」
ということを前提に、素直な気持ちで話してみる、
というところが大事だと思っています。
面接官向けにアドバイスするなら、
「お前ら、自分のことは何にもわからないバカだと思え。」
なんですけどね。
【続き】
【新卒】長所と短所をあわせもつ特徴(計画性がある)
【関連記事】
【新卒】内定が取れている人とそうでない人の違い
【無職】「待遇がいいから」は志望動機として認められない
2009年08月22日
昨日の部分的に続き。
仕事を探している人、それもできるだけ早く働きたい人が、
どの求人に応募するかを決める際には、
そこに掲げられている「条件」が自分の希望とあうかどうかが重要です。
同じような仕事なら、給料が高い方がいいし、
同じような給料なら、ハードワークすぎない環境がいい、
というのは、結構あたりまえのことです。
ただ、こういった条件面で応募先企業を絞り込んでいって、
運良く面接にたどり着いた場合、
必ずこの質問への回答に窮するでしょう。
「なぜ、当社に応募されたのでしょうか?」
「当社でどんな仕事をしたいと思われていますか?」
求人要項が、自分の希望条件に合致していたから、
というのは、この質問への回答にはなりません。
特に、給与面や勤務時間に関しては。
仕事内容が、希望と合致していたから、とか
どこでもいいから働きたい、とか
そういう内容は、大抵の企業では、志望動機として認められないのです。
(もちろん、そうでない企業もあるにしても、割合は少ない。)
例えて言うならば、面接担当者は、
「自分が愛されていることは全く疑っていないけれども、
自分が相手を愛すべきなのかどうか悩んでいる」
という実にセンチメンタルな心境である、と思って頂ければいいと思います。
応募者が、自社に入社したがっているのは明らかです。
面接受けに来てるんですから。
「あなたが私を愛しているのは分かったわ。
でも、あなたは私の何を愛しているの?
いったいあなたは、私の何を知っているというの?」
ここで、相手が「ここを愛していると言ってほしい」と
思っているポイントについて、いかに愛しているかを説明すると、
「じゃあ、私もあなたを愛してみようかしら・・」
となるわけです。
(例えがメロドラマ的ですみません。)
さらに例えて言うなれば、
「あなたが私を愛しているかどうかなんて、今は気にしていないわ!
だって、私はこんなにもあなたを愛しているんだもの!!」
なんてことを言う採用担当者はいません。
(あ、わかってると思いますが、あくまで例えですからね。)
どれほど優秀な応募者であったとしても、
その応募者が自社に入社を希望している理由が、
あくまで給料や待遇面などの条件面に過ぎないのであれば、
最終的な合格率はそれほど高くないのです。
採用担当者が、応募者に対して
待遇面以外にも自社に魅力を感じてもらえるように
努力をすることもありますが、それはかなりのVIP待遇ですね。
スキルが抜群に高くて、市場にいる人数も限られているような、
そんな希少価値の高い人材に対してだったら、やると思います。
そんなわけで、条件面の魅力をきっかけとして、
その企業に応募しようとするなら、
少なくても、もう一つ、説得力のある志望動機を準備しないと難しいです。
大丈夫です。
必死で考えれば、今までの人生のどこかで、その企業そのものや、
その企業がやっている事業と接点を持ったことがあるはずですし、
考えてみれば、必ずどこかに、その企業のいいところがあるはずです。
それを見つけてから応募・面接に至る場合と
そうでない場合では、かなり書類選考通過率や
最終的な合格率が違ってきます。
そんなわけで、採用担当者は
「愛されていることは信じて疑わないが、愛するかどうかを悩んでいる」
そんなレディーだと思ってみてください。
【関連記事】
【無職】「仕事なんて探せば見つかるでしょ」という言葉
【無職】面接官は無職の気持ちはわからない
【新卒・キャリア】企業理念・・を志望動機にするなら

【無職】「仕事なんて探せば見つかるでしょ」という言葉
2009年08月21日
無職の方が最も言われたくないセリフ、ぶっちぎりNO.1ではないでしょうか。
「仕事なんて、探せば見つかるでしょ。」
「仕事なんて、選ばなければ何かあるでしょ。」
どの程度の距離感で、それを言っているかにもよりますが、
無職者の琴線に触れ、その心に大波小波を立てる言葉であることは
間違いないと思います。
「でも、まともな仕事がないんだよ・・。あっても採用してもらえないし。」
これもまた、実にありそうな回答です。
その人にとって、「まともな仕事」とは何だろうか?と思います。
公務員は、まともな仕事?
コンビニ店員は、まともな仕事?
工事現場で働くのは、まともな仕事?
いずれも、YesでありNoでもあります。
仕事が人生においてなのか、は人によって違うからです。
以前の記事でも書いたことがありますが、
人によって程度の差こそあれ、
何の仕事をしているか、ということは、
自分はどんな人間であるか、ということと深く関わっています。
そして勿論、程度の差こそあれ、
誰しも「こういう自分でありたい」という自分像があります。
そして、それに反することは、できるだけやりたくないものです。
こういう仕事をしている自分でありたいけれど、採用されない。
ああいう仕事をしている自分には、できればなりたくないから応募はしない。
無職や失業中の人の中には、
こういう状況で悶々とされている方が
結構いらっしゃるんじゃないかと思っています。
解決策は、二つしかありません。
「こういう仕事」をやれるような自分に、努力してなってやるか、
「ああいう仕事」でも、ま、いっか、と思ってやってみるか。
ほんとに、この二つしかないんじゃないかと思っています。
でも、「こういう仕事」でも「ああいう仕事」でも、
何でもいいから働きたい、と心の底から言える人たちもいます。
私が知っている限りでは、その多くは、
子供がいて、そいつらを食わせていかないといけない、
と思っている人たちです。
「仕事とは・・・」云々という理屈ではなくて、
「こいつらにメシを食わせる。それが仕事に求める最低限。」
というルールが明確なのです。
勿論、今もこういう考えの人は結構な割合でいますが、
いわゆる戦後の時期なんかには、
今よりももっと割合が多かっただろうなあ、と思います。
ただ、悲しいかな、
現代、それも東京砂漠なサラリーマン立国、日本では、
「なんでもいい」「雇ってくれるならどこでもいい」
と思っているのがアリアリだと、
よほど人材に困っている企業でない限り
なかなか雇ってもらえないんだなあ、これが。
続きは明日。
【続き】
【無職】「待遇がいいから」は志望動機として認められない
【関連記事】
【新卒】就職活動で悩むワケ
【新卒】働くことに何を求めるのか
「仕事なんて、探せば見つかるでしょ。」
「仕事なんて、選ばなければ何かあるでしょ。」
どの程度の距離感で、それを言っているかにもよりますが、
無職者の琴線に触れ、その心に大波小波を立てる言葉であることは
間違いないと思います。
「でも、まともな仕事がないんだよ・・。あっても採用してもらえないし。」
これもまた、実にありそうな回答です。
その人にとって、「まともな仕事」とは何だろうか?と思います。
公務員は、まともな仕事?
コンビニ店員は、まともな仕事?
工事現場で働くのは、まともな仕事?
いずれも、YesでありNoでもあります。
仕事が人生においてなのか、は人によって違うからです。
以前の記事でも書いたことがありますが、
人によって程度の差こそあれ、
何の仕事をしているか、ということは、
自分はどんな人間であるか、ということと深く関わっています。
そして勿論、程度の差こそあれ、
誰しも「こういう自分でありたい」という自分像があります。
そして、それに反することは、できるだけやりたくないものです。
こういう仕事をしている自分でありたいけれど、採用されない。
ああいう仕事をしている自分には、できればなりたくないから応募はしない。
無職や失業中の人の中には、
こういう状況で悶々とされている方が
結構いらっしゃるんじゃないかと思っています。
解決策は、二つしかありません。
「こういう仕事」をやれるような自分に、努力してなってやるか、
「ああいう仕事」でも、ま、いっか、と思ってやってみるか。
ほんとに、この二つしかないんじゃないかと思っています。
でも、「こういう仕事」でも「ああいう仕事」でも、
何でもいいから働きたい、と心の底から言える人たちもいます。
私が知っている限りでは、その多くは、
子供がいて、そいつらを食わせていかないといけない、
と思っている人たちです。
「仕事とは・・・」云々という理屈ではなくて、
「こいつらにメシを食わせる。それが仕事に求める最低限。」
というルールが明確なのです。
勿論、今もこういう考えの人は結構な割合でいますが、
いわゆる戦後の時期なんかには、
今よりももっと割合が多かっただろうなあ、と思います。
ただ、悲しいかな、
現代、それも東京砂漠なサラリーマン立国、日本では、
「なんでもいい」「雇ってくれるならどこでもいい」
と思っているのがアリアリだと、
よほど人材に困っている企業でない限り
なかなか雇ってもらえないんだなあ、これが。
続きは明日。
【続き】
【無職】「待遇がいいから」は志望動機として認められない
【関連記事】
【新卒】就職活動で悩むワケ
【新卒】働くことに何を求めるのか
【新卒・中途】履歴書は内容よりも体裁が重要
2009年08月20日
以前から書いている通り、履歴書が手書きでなければダメだなんて
思い込みで、そんなのナンセンス、と考えています。
少なくとも、私が採用担当者だった頃はそういう考えでした。
なのですが、そういう考えは少数派であったことが発覚。
「履歴書でこれはアウトと思うのは」
履歴書の書き方を「重視する」が86.1%、
その中で「手書きが好ましい」とした採用担当者が50.7%とのこと。
あれ、世の採用担当者の皆さんは、意外と手書き大好きなんですね・・。
ワタクシの意見、少数派だったんですね・・。
そして、「履歴書でこれはアウトと思うもの」については、
色々と例が記載されています。
証明写真がプリクラやスナップ写真、
誤字脱字、字が乱雑・・。
このあたり、以前、記事にした内容と若干かぶってます。(ホッ)
しかし、「これはアウト」な理由を見ていくと、
ほとんど体裁に関する内容であって、内容そのものではないことがわかります。
要するに、「手書きがいい」と考えていることも含め、
自社の面接に向けて、どれだけ時間をかけて、丁寧に、真摯な姿勢で
準備をしているか、ということがチェックされているわけです。
まあ、要するに、志望度合いのチェックというか、
やる気の問題というか、そのあたりを見ているわけですね。
「修正液を使う」がアウト項目に入っていることからも、
その点がアリアリです。
だって、履歴書全部を修正なしでペンで書くのって、結構気合いがいります。
あとちょっとで終わる!ってところで、集中力が切れて来て、
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ間違ってしまい、
一から書き直すかどうか、迷った経験は皆さんあるんじゃないでしょうか。
そこで書き直してこそ、なわけです。
ただ、注意しなくてはいけないのは、
いくら履歴書がきれいに丁寧に書かれていたとしても、
それは別にプラス評価にはつながらないということです。
アウトな出来具合だったら、マイナス評価はされるけれども。
履歴書が丁寧に書かれているから、
即採用!っていうのは聞いたことがないです。
マイナス要因にはなるけれども、プラス要因にはならない手書き履歴書。
それでも、気合いを入れて書けるかどうか、
というところに、第一関門が控えている、というわけです。
個人的には、履歴書手書きなんて別に意味ない、という持論を
曲げる気はさらさらないわけですけれども、
世間的にはそうではない、ということで、
このブログをご覧の皆さんに、注意喚起すべし!と思ったわけでした。
【関連記事】
【キャリア】履歴書は手書きにするべきか?
【新卒・キャリア】あからさまに計画性のない人
【キャリア】履歴書・職務経歴書の日付
【無職】お盆明けから就職活動にスパートをかけるべし
2009年08月19日
この時期は、年度末と並んで企業の採用活動が活発化する時期です。
決算が3月の企業にとっては、
10月は下半期のスタートということもあり、
なんとなく区切りの意味もあって、
4月1日入社の次に多いのは、10月1日の入社者だったりします。
ちなみに採用担当者の気分的には、
8月上旬に暑くてダラダラしてしまい、
もうだるいからとそのままお盆休みに突入してしまい、
お盆明けて、休みボケも収まった今日あたりから、
「あ、ヤバい、10月1日に入社してもらおうと思ったら、
もうラストスパートの時期やんけ。」
ということに気づいて、焦って採用活動をし始めるのです。
無職でずーっとまんべんなく就職活動をしていると、
盆暮れ正月、そんなことは全く関係なくなってしまい、
どの時期に力を入れて、どの時期に力を抜くのかも
よくわからなくなってくるかと思うのですが、
今、この時期は確実に気合いを入れるべき時期です。
まあ一種の、就職・転職活動のリセット時期
だと考えて下さい。
というわけで、手持ちの履歴書や職務経歴書については、
日付をすべて更新したほうがいいです。
企業に書類提出をする場合には、都度都度、
その企業への応募日や面接にあわせて更新すべきなのですが、(コチラ)
大量に応募しているので、そんなことも言ってられねーぜ、という場合には、
せめて今、最新の日付に変更をしておいたほうがいいです。
これは、紹介会社経由で就職・転職活動をしている方の場合でも同じです。
先方に提出している書類の日付や内容を、最新のものに書き換えましょう。
そして、お盆明けの今週は、たくさん応募したほうがいいです。
来週後半になると、ちょっともう遅いんです。
とりあえず、今週は乱れ打ちかのように、応募しまくったほうがいいです。
また、現在就業中で転職先を探している人なんかの場合だと、
お盆明けで現在の仕事がバタバタすることもあり、
そんな人たちは、お盆明け就職活動前線に乗り遅れる可能性も濃厚です。
だからこそ、時間に余裕のある無職者はアドバンテージがあると
考えても差し支えないと思います。
とりあえず、無職で仕事を探している方は、
今週から来週にかけて、
ふんどしを締め直せ!!
という話でした。
【関連記事】
【キャリア】履歴書・職務経歴書の日付
決算が3月の企業にとっては、
10月は下半期のスタートということもあり、
なんとなく区切りの意味もあって、
4月1日入社の次に多いのは、10月1日の入社者だったりします。
ちなみに採用担当者の気分的には、
8月上旬に暑くてダラダラしてしまい、
もうだるいからとそのままお盆休みに突入してしまい、
お盆明けて、休みボケも収まった今日あたりから、
「あ、ヤバい、10月1日に入社してもらおうと思ったら、
もうラストスパートの時期やんけ。」
ということに気づいて、焦って採用活動をし始めるのです。
無職でずーっとまんべんなく就職活動をしていると、
盆暮れ正月、そんなことは全く関係なくなってしまい、
どの時期に力を入れて、どの時期に力を抜くのかも
よくわからなくなってくるかと思うのですが、
今、この時期は確実に気合いを入れるべき時期です。
まあ一種の、就職・転職活動のリセット時期
だと考えて下さい。
というわけで、手持ちの履歴書や職務経歴書については、
日付をすべて更新したほうがいいです。
企業に書類提出をする場合には、都度都度、
その企業への応募日や面接にあわせて更新すべきなのですが、(コチラ)
大量に応募しているので、そんなことも言ってられねーぜ、という場合には、
せめて今、最新の日付に変更をしておいたほうがいいです。
これは、紹介会社経由で就職・転職活動をしている方の場合でも同じです。
先方に提出している書類の日付や内容を、最新のものに書き換えましょう。
そして、お盆明けの今週は、たくさん応募したほうがいいです。
来週後半になると、ちょっともう遅いんです。
とりあえず、今週は乱れ打ちかのように、応募しまくったほうがいいです。
また、現在就業中で転職先を探している人なんかの場合だと、
お盆明けで現在の仕事がバタバタすることもあり、
そんな人たちは、お盆明け就職活動前線に乗り遅れる可能性も濃厚です。
だからこそ、時間に余裕のある無職者はアドバンテージがあると
考えても差し支えないと思います。
とりあえず、無職で仕事を探している方は、
今週から来週にかけて、
ふんどしを締め直せ!!
という話でした。
【関連記事】
【キャリア】履歴書・職務経歴書の日付
【キャリア】貯金5000万円を突破したから、仕事を辞めた人
2009年08月17日
最近、巷で話題になっているブログがあります。
無職生活開始? by ぬこ
15歳からバイト・バイト・バイトの生活を始め、
みんなが遊んでいるときもひたすら貯金!貯金!貯金!
18年間がんばりました。そして、33歳の時に
貯金が5000万円突破しました!
貯金が5000万円に達したこと、
職場の環境が厳しすぎて体調を崩したことをきっかけに
無職生活をスタートさせた方の実録ブログです。
え?5000万円で、一生やっていけるの?という心配をするのは無粋、
彼は「5000万円分生きる!」と心に決めているのです。
(↓以下引用)
2009年07月11日
ぬこは、人生の前半を頑張りすぎて、ほとんど楽しい青春時代が
ありませんでした。
人生はタイミングと、あとバランスも大切だと思います。
一番いいのは、よく学び、よく遊ぶ。よく働き、よく遊ぶでしょうか。
2009年07月11日
人生いつでも、気がついたときから改めることができます。
(中略)
当時、辛くて死んでしまおうと思ったのですが、貯金が5000万
あったのを思い出し、使い切らずに死ぬのはもったいないと思い
直して 今という時を元気に過ごしています。
5000万円のおかげで死ななかったといっても過言ではありません。
(↑以上引用)
楽しく生活していって欲しいなあ、と思います。
自分の人生において、何が一番重要なのかを決められるのは、
自分だけです。
この方は、5000万円の貯金をつくるために、
ひたすら時間を犠牲にして働いて、その結果、
「自由になる時間」「楽しめる時間」が
何より自分にとって重要で、残りの人生において最も優先すべき事項だ
ということを認識し、実際に行動を起こしたわけです。
こういう方が存在する、ということを目の当たりにすると、
「仕事は自己実現だ!それしかシアワセになる道はない!」
といったような理論は空虚に思えます。
ある意味では勿論正しいですが、
万人に当てはまる理論ではない、という前提が必要です。
もし今、宝くじで数億円当たるとかして
一生遊んで暮らせるだけのお金が手に入ったら、
仕事を辞めるか?続けるか?
働いている人なら誰しも、
こんなことを自分に問いかけたことがあるのではないでしょうか。
その答えがYesであれNoであれ、
迷いなく回答できるかどうか、ということは、
仕事選びにおいても、いわゆる一種の人生的なモノにおいても、
結構重要なことなのだと思うのです。
【関連記事】
【無職】無職の理由(その1)
【新卒・キャリア】「仕事なんて、食えりゃいいんや」
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その1)


無職生活開始? by ぬこ
15歳からバイト・バイト・バイトの生活を始め、
みんなが遊んでいるときもひたすら貯金!貯金!貯金!
18年間がんばりました。そして、33歳の時に
貯金が5000万円突破しました!
貯金が5000万円に達したこと、
職場の環境が厳しすぎて体調を崩したことをきっかけに
無職生活をスタートさせた方の実録ブログです。
え?5000万円で、一生やっていけるの?という心配をするのは無粋、
彼は「5000万円分生きる!」と心に決めているのです。
(↓以下引用)
2009年07月11日
ぬこは、人生の前半を頑張りすぎて、ほとんど楽しい青春時代が
ありませんでした。
人生はタイミングと、あとバランスも大切だと思います。
一番いいのは、よく学び、よく遊ぶ。よく働き、よく遊ぶでしょうか。
2009年07月11日
人生いつでも、気がついたときから改めることができます。
(中略)
当時、辛くて死んでしまおうと思ったのですが、貯金が5000万
あったのを思い出し、使い切らずに死ぬのはもったいないと思い
直して 今という時を元気に過ごしています。
5000万円のおかげで死ななかったといっても過言ではありません。
(↑以上引用)
楽しく生活していって欲しいなあ、と思います。
自分の人生において、何が一番重要なのかを決められるのは、
自分だけです。
この方は、5000万円の貯金をつくるために、
ひたすら時間を犠牲にして働いて、その結果、
「自由になる時間」「楽しめる時間」が
何より自分にとって重要で、残りの人生において最も優先すべき事項だ
ということを認識し、実際に行動を起こしたわけです。
こういう方が存在する、ということを目の当たりにすると、
「仕事は自己実現だ!それしかシアワセになる道はない!」
といったような理論は空虚に思えます。
ある意味では勿論正しいですが、
万人に当てはまる理論ではない、という前提が必要です。
もし今、宝くじで数億円当たるとかして
一生遊んで暮らせるだけのお金が手に入ったら、
仕事を辞めるか?続けるか?
働いている人なら誰しも、
こんなことを自分に問いかけたことがあるのではないでしょうか。
その答えがYesであれNoであれ、
迷いなく回答できるかどうか、ということは、
仕事選びにおいても、いわゆる一種の人生的なモノにおいても、
結構重要なことなのだと思うのです。
【関連記事】
【無職】無職の理由(その1)
【新卒・キャリア】「仕事なんて、食えりゃいいんや」
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その1)

【新卒・キャリア】学歴が与える印象とそのギャップを演出する
2009年08月13日
以前、こちらの記事でこんなことを書いてみました。
「学歴不問」と応募要項に掲げている企業を見ると、
「お!この会社は人を見る目に自信があるんだな!」と感心します。
今日は、これに関連した話。
発言をマメにチェックする対象が何人かいるのですが、
面白法人KAYACの柳澤社長もその一人です。
(詳しいことが知りたい方は、こちらのサイトへ)
この方のコラムに、こんなものがありました。
「自分の学歴がどう思われているか把握しよう」
要約すると、こんな感じです。
我が社の採用は学歴不問ではあるが、学歴に意味がないとは思っていない。
学歴とはすなわち、自分の選択の結果であるからだ。
人生において、自分を売り込んでいく戦略を立てることはとても重要で、
学歴もまた自分を表現する方法のひとつである。
そのための手段として考えると、
中途半端な学校に進学するくらいなら、海外に行くとか、特徴ある学校に行くとか・・
いかにして自分を演出するか、いかにして自分の良さを活かすか、という観点が
非常に重要だと思うんだよね。
うん、120%納得です。オモシロいです。
私の友人にも、中学卒業した後、いきなりドイツ留学したヤツがいたなあ、と。
全く成績よくなかったんですけどね。
彼に、両親がこういったそうです。
「お前は成績も悪いし、これから先、すごく賢くなるとも思えない。
人生一発逆転を狙うためには、他の人がやってないことをやるのがいいと思う。
英語がしゃべれるのは結構普通なこのご時世、
なんならドイツにでも留学してはどうか。
ドイツ語がしゃべれる、それも高校の時に留学していたとなると、
かなりインパクトがあるから、今後の人生に役に立つのではないか。」
このご両親、すばらしいですよねえ。
というのも、自分の人生を客観的に考えて、それを演出する、ということは
言うのは簡単ですが、実行するのは難しいです。
しかも10代でとなると、そうとうな難易度です。
そんなとき、こんな風に自分の人生の演出を手伝ってくれる人が
身近にいるというのはすばらしいですよね。
ま、そんな彼は、高校卒業してドイツから戻って来て、
地元で洋服屋スタッフやってましたけどね。
全然ドイツ語関係ないじゃん、役に立ってないじゃん、
しかも君、別にオシャレに興味なくなかった?と突っ込むと、
「いやー、何の仕事だろうと、日本がいいと思ってさ。」
と言っていました。
彼がドイツでつかんで来た事は、
「日本にいたい!仕事なんてなんでもいいから日本にいたい!」
ということだったのです。
(あ、別に洋服屋のスタッフがダメという意味じゃないですよ。)
なんでもいいから!と思えるというのは、
それはそれですごいことです。
人間、何かとあれはイヤだ、これはイヤだ、と言いがちですからね。
なんでもいいから!と彼に言わせたドイツ留学は、
やっぱり、価値があったんだなあ、と思うのです。
だって彼は、日本にいて仕事があるだけで、「ああ、嬉しい。」
と思えるんですから。
そんなわけで、自分の人生を自分で演出する、
それに早く気づけた人が、ある意味自分の人生を勝ち取るのかもしれないなあ、
と思ったわけでした。
【関連記事】
【新卒・キャリア】学歴はひとつの確率論であると思うこと
【新卒】企業を「選ぶ」立場にあるSランク大学生
「学歴不問」と応募要項に掲げている企業を見ると、
「お!この会社は人を見る目に自信があるんだな!」と感心します。
今日は、これに関連した話。
発言をマメにチェックする対象が何人かいるのですが、
面白法人KAYACの柳澤社長もその一人です。
(詳しいことが知りたい方は、こちらのサイトへ)
この方のコラムに、こんなものがありました。
「自分の学歴がどう思われているか把握しよう」
要約すると、こんな感じです。
我が社の採用は学歴不問ではあるが、学歴に意味がないとは思っていない。
学歴とはすなわち、自分の選択の結果であるからだ。
人生において、自分を売り込んでいく戦略を立てることはとても重要で、
学歴もまた自分を表現する方法のひとつである。
そのための手段として考えると、
中途半端な学校に進学するくらいなら、海外に行くとか、特徴ある学校に行くとか・・
いかにして自分を演出するか、いかにして自分の良さを活かすか、という観点が
非常に重要だと思うんだよね。
うん、120%納得です。オモシロいです。
私の友人にも、中学卒業した後、いきなりドイツ留学したヤツがいたなあ、と。
全く成績よくなかったんですけどね。
彼に、両親がこういったそうです。
「お前は成績も悪いし、これから先、すごく賢くなるとも思えない。
人生一発逆転を狙うためには、他の人がやってないことをやるのがいいと思う。
英語がしゃべれるのは結構普通なこのご時世、
なんならドイツにでも留学してはどうか。
ドイツ語がしゃべれる、それも高校の時に留学していたとなると、
かなりインパクトがあるから、今後の人生に役に立つのではないか。」
このご両親、すばらしいですよねえ。
というのも、自分の人生を客観的に考えて、それを演出する、ということは
言うのは簡単ですが、実行するのは難しいです。
しかも10代でとなると、そうとうな難易度です。
そんなとき、こんな風に自分の人生の演出を手伝ってくれる人が
身近にいるというのはすばらしいですよね。
ま、そんな彼は、高校卒業してドイツから戻って来て、
地元で洋服屋スタッフやってましたけどね。
全然ドイツ語関係ないじゃん、役に立ってないじゃん、
しかも君、別にオシャレに興味なくなかった?と突っ込むと、
「いやー、何の仕事だろうと、日本がいいと思ってさ。」
と言っていました。
彼がドイツでつかんで来た事は、
「日本にいたい!仕事なんてなんでもいいから日本にいたい!」
ということだったのです。
(あ、別に洋服屋のスタッフがダメという意味じゃないですよ。)
なんでもいいから!と思えるというのは、
それはそれですごいことです。
人間、何かとあれはイヤだ、これはイヤだ、と言いがちですからね。
なんでもいいから!と彼に言わせたドイツ留学は、
やっぱり、価値があったんだなあ、と思うのです。
だって彼は、日本にいて仕事があるだけで、「ああ、嬉しい。」
と思えるんですから。
そんなわけで、自分の人生を自分で演出する、
それに早く気づけた人が、ある意味自分の人生を勝ち取るのかもしれないなあ、
と思ったわけでした。
【関連記事】
【新卒・キャリア】学歴はひとつの確率論であると思うこと
【新卒】企業を「選ぶ」立場にあるSランク大学生
【キャリア】お盆時期の転職活動
2009年08月12日
最近、ブログの訪問者数が減っているなと思ったら、
そうかお盆なわけですね、世の中は。
お盆の時期の転職活動は結構大変です。
今時、いっせいにお盆休みをとる企業はそうそうありませんが、
休みに入る人は確実に多くなります。
そうなると、面接官のスケジュール調整がなかなかつかなくなり、
せっかく一次面接に合格したとしても、
次の面接までの日程がかなりあいてしまうという事態が発生します。
かけだしの採用担当だった頃、
ひたすら中途採用面接の日程調整をしていたので、
このあたりの採用担当者の苦労はよくわかります。
20日頃になって、会社が普通のペースを取り戻し
ようやく2週間ぶりに二次面接を実施した頃には、
応募者の心がすっかり離れているというね。
よーし、内定出すぞー!と思った頃には、
「実は、二次面接に伺った際には既に内定頂いている企業がありまして・・」
と断られてみたりしてね。
切なかったですね。
そんなわけで、この時期に転職活動をされている方は、
お盆の時期には焦らずに・・・という小ネタ話でした。
【面接官の心得】選考スピードが遅いと応募者に逃げられる
【RC・キヨシロー】三番目に大事なもの
2009年08月10日
今日は初期のRCサクセションネタ。
「初期のRCサクセション」というフレーズ、知ってる人は知ってると思いますが、
これはRCサクセションが初めて出したアルバムの名前です。
初めて出すCDに「初期の」ってつけるとは、
なんて自信過剰なんだろうか、と思います。
当時、レコード会社も苦笑いしたんじゃないかと想像されます。
「三番目に大事なもの」という曲が、私はこのアルバムの中では好きです。
ノーメイクだったころのキヨシローがキューティーです。
(赤ボーダーの服を着てマッシュルームカットなのがキヨシローです。)
後に、「雨上がりの夜空に」なんかで大ヒットするわけですが、
テレビ番組なんかでこの頃の画像が取り上げられて、
「まー、今と全く違いますわねー。」
なんてことを司会者に言われても、全く恥ずかしがらないキヨシローでした。
彼には、過去の自分が恥ずかしい、という感覚はなかったんでしょうね。
過去の自分を恥ずかしがるということは、
今の自分もいつか、未来の自分に恥ずかしがられるということです。
果たして今、自分は恥ずかしいことをしているか?
という問いに対して、彼の答えはいつもNOだったのでしょう。
そのときその時で必死だったんだから、
別にそれを恥ずかしがる必要なんかないよな、そうだよな、
と、それぞれの人生を肯定してくれる力が、彼の歌にはあるように思います。
いちばん大事なものは 自分なのよ
その次に大事なものが 勉強で
三番目に大事なものが 恋人よ
この歌詞を書いたときのキヨシローは10代です。
「こんな歌詞を10代で書くなんて!」という褒め言葉もよく見かけますが、
私は逆に、10代だからこそ書ける歌詞、と思います。
この皮肉っぽさと斜に構えた感じ、
何とも言えませんです。
「初期のRCサクセション」というフレーズ、知ってる人は知ってると思いますが、
これはRCサクセションが初めて出したアルバムの名前です。
初めて出すCDに「初期の」ってつけるとは、
なんて自信過剰なんだろうか、と思います。
当時、レコード会社も苦笑いしたんじゃないかと想像されます。
「三番目に大事なもの」という曲が、私はこのアルバムの中では好きです。
ノーメイクだったころのキヨシローがキューティーです。
(赤ボーダーの服を着てマッシュルームカットなのがキヨシローです。)
後に、「雨上がりの夜空に」なんかで大ヒットするわけですが、
テレビ番組なんかでこの頃の画像が取り上げられて、
「まー、今と全く違いますわねー。」
なんてことを司会者に言われても、全く恥ずかしがらないキヨシローでした。
彼には、過去の自分が恥ずかしい、という感覚はなかったんでしょうね。
過去の自分を恥ずかしがるということは、
今の自分もいつか、未来の自分に恥ずかしがられるということです。
果たして今、自分は恥ずかしいことをしているか?
という問いに対して、彼の答えはいつもNOだったのでしょう。
そのときその時で必死だったんだから、
別にそれを恥ずかしがる必要なんかないよな、そうだよな、
と、それぞれの人生を肯定してくれる力が、彼の歌にはあるように思います。
いちばん大事なものは 自分なのよ
その次に大事なものが 勉強で
三番目に大事なものが 恋人よ
この歌詞を書いたときのキヨシローは10代です。
「こんな歌詞を10代で書くなんて!」という褒め言葉もよく見かけますが、
私は逆に、10代だからこそ書ける歌詞、と思います。
この皮肉っぽさと斜に構えた感じ、
何とも言えませんです。
【新卒】内定ゼロの先には何があるか
2009年08月07日
リクルートの運営している「就活2ndステージ」というサイトがある。
毎年、7月上旬からサービスをスタートして、
・6月頃まで展開されている新卒採用第一陣で内定を取れなかった学生
・想定していた人数の学生を確保できなかった中小企業
をマッチングさせるお見合いサイト的なものだ。
これが、今年は需給バランスが崩れていて、一部サービス中止に至ったとのこと。
要するに、例年この時期にまだ「採用できない」と悩んでいる企業の多くが、
今年は「新卒採用どころじゃない」状況なので、供給過多なのだ。
(とはいえ、まだ内定が取れていなくて苦しんでいる学生さんの場合、
やってみる価値はあると思いますけどね。)
このサービスに、例年の2倍以上の学生さんが殺到しているということなので、
結果的に内定が取れない学生さんの数も、今年は相当数にのぼるだろうと思う。
果たして、そういう「内定ゼロ」な学生さんには、
この後、どういう将来が待っているのだろうか。
今年の就職難状況によく似ているのが、2002年前後の状況だ。
その頃も、「空前の就職難」という呼び声が高かった。
その後、景気も徐々に回復して、
2005年頃にはかなり好景気になり、採用マーケットでは
人材不足が深刻化していった。
不景気当時、大手企業もこぞって新卒採用を控えていたが、
一転、好景気になってみると、
入社3年?4年前後の若手社員がいない・少ないというのはかなり痛手だ。
そこで、銀行なんかをはじめとした普段そんなことをやらない業界が、
こぞって「第二新卒歓迎!!」という採用キャンペーンを実施し始めた。
未経験歓迎!応募資格26歳まで!と高らかにうたっていた。
そこで、不景気のあおりをくらって、
新卒社員として入社できなかったアルバイトの若者、
希望の業界に入社できなかった若者、
しばらく外国を放浪してきた若者、
なんかが、一気に正社員としての職を見つけていった。
このタイミングで、私も採用活動をガシガシやっていたから、
企業が「今年の新卒」だけでは満足できずに、
「人材が余っている不景気な年の新卒」にまで振り返って
根こそぎ採用していった感じをよく覚えている。
というわけで、今回の不景気の後遺症は2、3年は続くと思うものの、
次の経済フィーバーの際には、必ず同じような現象が起こると思われます。
卒業年度が不景気の年にあたってしまったのは、
これはどうしようもないことです。
だから、内定ゼロのまま卒業を迎えてしまう恐怖に負けそうになったら、
もし今年がダメだとしても必ず数年後にまたチャンスが来るから、
アルバイトでもしながら虎視眈々とそのチャンスを狙おう、
と考えてみて下さい。
数年後に、必ずそういう時期が来ます。
【関連記事】
【新卒】フリーターになるくらいなら留年したほうがいいのか(まとめ)
【新卒】不況のときの新卒採用
【キャリア】「一般事務職」にはホスピタリティが必要
2009年08月06日
今日は、先日コメント欄でリクエスト頂いた内容について。
リクエスト頂いた方が「一般事務職」なのかどうかは
わからないのですが、まあなんとなく汎用的な内容かな、と思うので。
この不景気の昨今、「一般事務」と呼ばれる職種を
正社員で採用する企業は、ほぼないと言っていいでしょう。
大抵はパートか派遣社員、
よくて契約社員といったところではないでしょうか。
20年くらい前までは、普通にあったみたいですけどね。
男性は「総合職」、女性は「一般職」で、
入社式の入口出口が別々、みたいな世界が。
何をもってして「一般事務」と呼ぶのかは不明確ですが、
・正社員のアシスタント業務がメイン
・特定のスキルを必要としない
といったところでしょうか。
要するに、誰かのアシスタント・サポートが業務のメイン、
ということです。
こういうポジションを採用するときに、
よくポイントに挙がる面接でのチェック項目があります。
ホスピタリティ です。
なんでしょう。親切さ、というか、サービス精神、というか、
さりげない心配り、みたいな感じですね。
誰にやってもらっても、さほど違いのない仕事なのであれば、
そういう心配りができる人にやってもらいたい、という気持ちが働いています。
職場でのホスピタリティってやつはですね、非常に難しいです。
疲れた社員に、そっと飴を差し出したりね・・。
みんながピリピリしているときに、そっと場を和ませたりね・・。
ちょっと関係ない仕事頼んでも、イヤな顔せずにやってくれたりね・・。
「そっと」ってところがポイントですね。
決して目立たない、だけどとても重要な人、みたいなポジションですね。
周囲がガツガツ仕事をしているときに、
一服の清涼剤のごとく、周囲を和ませてくれる、そんな力、
とでもいいましょうか。
仕事に関して、上昇志向がある人にはかもしだせない雰囲気です。
野心のある人にはできない仕事、とも言えます。
だからこそ、「一般事務」の採用って、かなり難しいんですよねえ。
今までの仕事の実績からは測れない、
その人の性格や気質がものを言うポジションなんですよねえ。
そういう職種を狙って就職活動をされている方は、
「自分がホスピタリティを発揮した場面」なんかを思い起こして、
そのエピソードを面接でうまく語れるといいと思います。
そして、うーん、自分はホスピタリティないかも、と思うなら、
「一般事務」的な仕事はやめといたほうがいいと思います。
イライラするだけですから。
【関連記事】
【キャリア】子供がいて残業できない女性の方の面接対策
【新卒・キャリア】「男女差別はありますか?」
リクエスト頂いた方が「一般事務職」なのかどうかは
わからないのですが、まあなんとなく汎用的な内容かな、と思うので。
この不景気の昨今、「一般事務」と呼ばれる職種を
正社員で採用する企業は、ほぼないと言っていいでしょう。
大抵はパートか派遣社員、
よくて契約社員といったところではないでしょうか。
20年くらい前までは、普通にあったみたいですけどね。
男性は「総合職」、女性は「一般職」で、
入社式の入口出口が別々、みたいな世界が。
何をもってして「一般事務」と呼ぶのかは不明確ですが、
・正社員のアシスタント業務がメイン
・特定のスキルを必要としない
といったところでしょうか。
要するに、誰かのアシスタント・サポートが業務のメイン、
ということです。
こういうポジションを採用するときに、
よくポイントに挙がる面接でのチェック項目があります。
ホスピタリティ です。
なんでしょう。親切さ、というか、サービス精神、というか、
さりげない心配り、みたいな感じですね。
誰にやってもらっても、さほど違いのない仕事なのであれば、
そういう心配りができる人にやってもらいたい、という気持ちが働いています。
職場でのホスピタリティってやつはですね、非常に難しいです。
疲れた社員に、そっと飴を差し出したりね・・。
みんながピリピリしているときに、そっと場を和ませたりね・・。
ちょっと関係ない仕事頼んでも、イヤな顔せずにやってくれたりね・・。
「そっと」ってところがポイントですね。
決して目立たない、だけどとても重要な人、みたいなポジションですね。
周囲がガツガツ仕事をしているときに、
一服の清涼剤のごとく、周囲を和ませてくれる、そんな力、
とでもいいましょうか。
仕事に関して、上昇志向がある人にはかもしだせない雰囲気です。
野心のある人にはできない仕事、とも言えます。
だからこそ、「一般事務」の採用って、かなり難しいんですよねえ。
今までの仕事の実績からは測れない、
その人の性格や気質がものを言うポジションなんですよねえ。
そういう職種を狙って就職活動をされている方は、
「自分がホスピタリティを発揮した場面」なんかを思い起こして、
そのエピソードを面接でうまく語れるといいと思います。
そして、うーん、自分はホスピタリティないかも、と思うなら、
「一般事務」的な仕事はやめといたほうがいいと思います。
イライラするだけですから。
【関連記事】
【キャリア】子供がいて残業できない女性の方の面接対策
【新卒・キャリア】「男女差別はありますか?」
【新卒・キャリア】自分の第二印象を理解しよう
2009年08月04日
前回、前々回からの続き。
【新卒・キャリア】「ジョハリの窓」の話
【新卒・キャリア】第二印象はとても大事
とは言え、企業側がどういう人間を採用したがっているかということが、
事前に明確にわかることはまれです。
ですが、少なくとも、
実際の自分を理解されていさえすれば受かったかもしれない面接を、
その誤解をとけないかったばっかりに不合格になってしまった、
というのはあまりにも切なすぎます。
第三印象の自分ならイケたに違いないのに、
第二印象の形成に失敗した、とでも言いましょうか。
だからこそ、普段の自分が周囲の相手に対して、
第一印象、第二印象レベルで、どういう印象を与えているかを
理解する、ということは非常に重要だと思います。
つまり、ジョハリの窓理論で言うところの、
2:自分では気がついていないが、他人からは「こう見られている」自分
をできる限り理解する、ということです。
自己分析、という言葉が私は嫌いですが、
おそらく意味しているところはほぼ同じなのではないかと思います。
ちなみに、なぜこのテーマを思いついたかというと、
私自身、自分は第二印象と第三印象のギャップが大きいらしい、
ということに結構最近になって気がついたからです。
例:
「元人事担当者さんってさー、
家とか超片付いてそうだよねー。靴下の畳み方とかコダワッてそうー。」
「いえ、どちらかというと、汚部屋ですが何か。」
「元人事担当者さんってさー、鍋とか焼き肉とか食べると、
厳しそうだよねー。それはまだだ!とか言ったりして。」
「いえ、どちらかというと、食べる方に専念しますが、何か。」
このケースはあくまで例ですが、
こういう風に実態と違うように見られるケースが非常に多いです。
まあ、どうやら印象と中身が違うらしい、
ということは以前から知ってはいましたが、
それについてまじめに考えたことはありませんでした。
なので、自分の第二印象についても正確に把握はしておらず、
「あー、そう。そんな風に見える?ふーん。」
くらいに思っていました。
ですが、まあイチ社会人として、大人として
生きて行く以上、この手のギャップは常につきまとうわけですから、
それをうまく利用できたほうがいいよな、と思うに至ったわけです。
(うまく利用できたケースは、今のところまだないのですが。)
みなさんも、自分の第一印象像と第二印象像を理解して、
それをうまいこと利用する、というのを心がけてみてはいかがでしょうか。
相手に与える印象も含めて全て、自分の財産なわけですから。
【関連記事】
【新卒】自分のことがわかっていない人
【新卒・キャリア】第一印象から決めてました
【新卒・キャリア】「ジョハリの窓」の話
【新卒・キャリア】第二印象はとても大事
とは言え、企業側がどういう人間を採用したがっているかということが、
事前に明確にわかることはまれです。
ですが、少なくとも、
実際の自分を理解されていさえすれば受かったかもしれない面接を、
その誤解をとけないかったばっかりに不合格になってしまった、
というのはあまりにも切なすぎます。
第三印象の自分ならイケたに違いないのに、
第二印象の形成に失敗した、とでも言いましょうか。
だからこそ、普段の自分が周囲の相手に対して、
第一印象、第二印象レベルで、どういう印象を与えているかを
理解する、ということは非常に重要だと思います。
つまり、ジョハリの窓理論で言うところの、
2:自分では気がついていないが、他人からは「こう見られている」自分
をできる限り理解する、ということです。
自己分析、という言葉が私は嫌いですが、
おそらく意味しているところはほぼ同じなのではないかと思います。
ちなみに、なぜこのテーマを思いついたかというと、
私自身、自分は第二印象と第三印象のギャップが大きいらしい、
ということに結構最近になって気がついたからです。
例:
「元人事担当者さんってさー、
家とか超片付いてそうだよねー。靴下の畳み方とかコダワッてそうー。」
「いえ、どちらかというと、汚部屋ですが何か。」
「元人事担当者さんってさー、鍋とか焼き肉とか食べると、
厳しそうだよねー。それはまだだ!とか言ったりして。」
「いえ、どちらかというと、食べる方に専念しますが、何か。」
このケースはあくまで例ですが、
こういう風に実態と違うように見られるケースが非常に多いです。
まあ、どうやら印象と中身が違うらしい、
ということは以前から知ってはいましたが、
それについてまじめに考えたことはありませんでした。
なので、自分の第二印象についても正確に把握はしておらず、
「あー、そう。そんな風に見える?ふーん。」
くらいに思っていました。
ですが、まあイチ社会人として、大人として
生きて行く以上、この手のギャップは常につきまとうわけですから、
それをうまく利用できたほうがいいよな、と思うに至ったわけです。
(うまく利用できたケースは、今のところまだないのですが。)
みなさんも、自分の第一印象像と第二印象像を理解して、
それをうまいこと利用する、というのを心がけてみてはいかがでしょうか。
相手に与える印象も含めて全て、自分の財産なわけですから。
【関連記事】
【新卒】自分のことがわかっていない人
【新卒・キャリア】第一印象から決めてました
【新卒・キャリア】第二印象はとても大事
2009年08月03日
昨日の続き。
面接では、「何ができるのか」「何をやってきたのか」
ということについては、直接的に質問がなされますが、
「どういう人なのか」ということについては、
直接的な質問ではなく、面接官の印象で評価が決定します。
だからこそ、
自分が相手に対してどういう印象を与えるか
を理解する、ということは面接の中では非常に重要です。
いや、別に面接じゃなくても、普段の生活でも非常に重要です。
昨日の記事でも紹介しましたが、
いわゆる「印象」には三段階くらいのレベルがある、
というのが、私の中では定説になっています。
私なりの第一印象、第二印象、第三印象の
定義を整理しておくと、
第一印象というのは、出会った瞬間にできあがるもので、
「人がよさそう。」
「なんか威圧的。」
「つっけんどんな人。」
というパッと見な印象です。
第二印象というのは、まあ30分から1時間程度話をしたり、
時折顔をあわせてちょっとした話をするような人に対する印象です。
「よく知らないけど、いい人だよね。話しやすいし。」
「よく知らないけど、大人しい人だよね。あまりしゃべらないし。」
みたいな印象です。
第三印象というのは、かなり親しいおつきあいをしている相手に
対して抱いている印象です。
「あいつ、ああ見えてミーハーなんだぜ。前、こんなことが・・」
「あの子、見た目のとおり、やたら陽気だよ。家でもずーっとしゃべってる・・」
みたいな印象です。
面接という限られた時間の中では、第二印象までしかたどり着けませんが、
どこまで正確にその人の「印象」像を描くか、ということに、
面接官はかなり労力を割いています。
仕事に関する具体的なエピソードを聞いたりしてね。
そして、第二印象で判断した人物像をもとに、
その人が自分の会社や自分の部署に、雰囲気的にマッチしているかどうか、
うちに来てほしい人材かどうかを、判断するわけです。
第一印象から第三印象まで、統一的な印象を相手に与える人、
というのもいますが、
ややこしいのが、それぞれのフェーズで印象が違う人 です。
例えば、こんな感じです。
(想定シーン)
第一印象:初めて会ったときの印象。
第二印象:何度か言葉を交わした後の印象。
第三印象:一緒に仕事をした後の印象。
A:統一的な印象を相手に与える人のパターン。
第一印象:「わ、なんか実年齢より老けて見えるな。」
第二印象:「うん、中身は年相応で落ち着いた営業マンだな。」
第三印象:「つーかお前、最近オヤジの相手しすぎでオッサン化進み過ぎ。」
B:それぞれのフェーズで印象が違う人のパターン。
第一印象:「わ、すごいイケメンじゃん。」
第二印象:「ああ、シックでハイソな感じが、マダムに受けそうな人だな。」
第三印象:「つーかお前、下ネタでオヤジの心をつかんで契約取るのウマすぎ。」
なんとなくイメージ頂けましたでしょうか。
オヤジがメインターゲットの営業マンを募集していた際に、
Aさんのパターンは、
その印象がマイナスには働かないことが明らかですが、
Bさんのパターンの場合、
果たして採用されるかどうか、ということがポイントなのです。
でも、Bさんがあらかじめ、
自分は「マダム受け系」の人間に見える、ということを理解しつつ、
かつこの会社の仕事のターゲットはオヤジだということを知っていれば、
面接の中で、いかに自分がオヤジの心をつかむのに長けているかをアピールし、
なんならオヤジギャグの一発でもかましてみる、という対策を打てるわけです。
(明日はまとめ)
【関連記事】
【新卒・キャリア】「ジョハリの窓」の話
【続き】
【新卒・キャリア】自分の第二印象を理解しよう
面接では、「何ができるのか」「何をやってきたのか」
ということについては、直接的に質問がなされますが、
「どういう人なのか」ということについては、
直接的な質問ではなく、面接官の印象で評価が決定します。
だからこそ、
自分が相手に対してどういう印象を与えるか
を理解する、ということは面接の中では非常に重要です。
いや、別に面接じゃなくても、普段の生活でも非常に重要です。
昨日の記事でも紹介しましたが、
いわゆる「印象」には三段階くらいのレベルがある、
というのが、私の中では定説になっています。
私なりの第一印象、第二印象、第三印象の
定義を整理しておくと、
第一印象というのは、出会った瞬間にできあがるもので、
「人がよさそう。」
「なんか威圧的。」
「つっけんどんな人。」
というパッと見な印象です。
第二印象というのは、まあ30分から1時間程度話をしたり、
時折顔をあわせてちょっとした話をするような人に対する印象です。
「よく知らないけど、いい人だよね。話しやすいし。」
「よく知らないけど、大人しい人だよね。あまりしゃべらないし。」
みたいな印象です。
第三印象というのは、かなり親しいおつきあいをしている相手に
対して抱いている印象です。
「あいつ、ああ見えてミーハーなんだぜ。前、こんなことが・・」
「あの子、見た目のとおり、やたら陽気だよ。家でもずーっとしゃべってる・・」
みたいな印象です。
面接という限られた時間の中では、第二印象までしかたどり着けませんが、
どこまで正確にその人の「印象」像を描くか、ということに、
面接官はかなり労力を割いています。
仕事に関する具体的なエピソードを聞いたりしてね。
そして、第二印象で判断した人物像をもとに、
その人が自分の会社や自分の部署に、雰囲気的にマッチしているかどうか、
うちに来てほしい人材かどうかを、判断するわけです。
第一印象から第三印象まで、統一的な印象を相手に与える人、
というのもいますが、
ややこしいのが、それぞれのフェーズで印象が違う人 です。
例えば、こんな感じです。
(想定シーン)
第一印象:初めて会ったときの印象。
第二印象:何度か言葉を交わした後の印象。
第三印象:一緒に仕事をした後の印象。
A:統一的な印象を相手に与える人のパターン。
第一印象:「わ、なんか実年齢より老けて見えるな。」
第二印象:「うん、中身は年相応で落ち着いた営業マンだな。」
第三印象:「つーかお前、最近オヤジの相手しすぎでオッサン化進み過ぎ。」
B:それぞれのフェーズで印象が違う人のパターン。
第一印象:「わ、すごいイケメンじゃん。」
第二印象:「ああ、シックでハイソな感じが、マダムに受けそうな人だな。」
第三印象:「つーかお前、下ネタでオヤジの心をつかんで契約取るのウマすぎ。」
なんとなくイメージ頂けましたでしょうか。
オヤジがメインターゲットの営業マンを募集していた際に、
Aさんのパターンは、
その印象がマイナスには働かないことが明らかですが、
Bさんのパターンの場合、
果たして採用されるかどうか、ということがポイントなのです。
でも、Bさんがあらかじめ、
自分は「マダム受け系」の人間に見える、ということを理解しつつ、
かつこの会社の仕事のターゲットはオヤジだということを知っていれば、
面接の中で、いかに自分がオヤジの心をつかむのに長けているかをアピールし、
なんならオヤジギャグの一発でもかましてみる、という対策を打てるわけです。
(明日はまとめ)
【関連記事】
【新卒・キャリア】「ジョハリの窓」の話
【続き】
【新卒・キャリア】自分の第二印象を理解しよう
【新卒・キャリア】「ジョハリの窓」の話
2009年08月02日
「第一印象」とか
「自分の相手に対する理解」とか
「相手の自分に対する認識」とかについて、
最近考えたことがあり、
その話をちょっとまとめて書きたいと思っているのですが、
今日はその話の前フリです。
ジョハリの窓という言葉をご存知でしょうか?
心理学用語です。(たぶん)
ジョハリの窓とは、自分をどのように公開し、隠蔽するか、
コミュニケーションにおける自己の公開と
コミュニケーションの円滑な勧め方を考えるために提案されたモデル。
(Wikipediaより)
要約すると、こんな感じです。
・自分には、4つの「自分」がある。
1:自分も他人も知っている自分
2:自分では気がついていないが、他人からは「こう見られている」自分
3:他人は知らないが、自分だけが知っている自分
4:自分も他人も、まだ誰も知らない自分
正方形の中に格子がはまった窓の4つのパートにそれぞれを例えて、
今、それぞれの窓の大きさはどれくらいなのか?
それぞれがどれくらいの大きさになるのが自分にとって心地いいのか?
なんてことを考えるのです。
図はコチラ。
怪しげな心理系セミナーとかで、結構使われる理論です。
みなさん、ひっかからないように。
コレ自体は、「へー」という話なのですが、
最近、これにはひとつ重要な要素として、「時間軸」という
考えが抜けているなあ、と思うんです。
いわゆる第一印象と、その後の印象の変化、というやつです。
人には第一印象から、だいたい第三印象くらいまでがあるとしたときに、
面接で理解できるのは、第一印象と第二印象くらいまでだな、
と思っています。
3:他人は知らないが、自分だけが知っている自分
も含めた第三印象までは、まずたどり着けないですしね。
ただ、応募者の立場からしてやっかいなのは、
その第一印象と第二印象には、
2:自分では気がついていないが、他人からは「こう見られている」自分
が含まれているということなのです。
それは以前、【新卒】自分のことがわかっていない人
というエントリにも書いたテーマなのですが、
いかにして応募者は面接の中でそのギャップを乗り越えるか?
いかにして面接官はその応募者像を真の姿に近づけるか?
というのが結構、面接の中ではミソになるなあ、と思うのです。
(次回へ続く)
【続き】
【新卒・キャリア】第二印象はとても大事
【新卒・キャリア】自分の第二印象を理解しよう
【関連記事】
【新卒】自分のことがわかっていない人
【新卒・キャリア】第一印象から決めてました
【無職】派手すぎるネクタイと時計と、汚れた靴
「自分の相手に対する理解」とか
「相手の自分に対する認識」とかについて、
最近考えたことがあり、
その話をちょっとまとめて書きたいと思っているのですが、
今日はその話の前フリです。
ジョハリの窓という言葉をご存知でしょうか?
心理学用語です。(たぶん)
ジョハリの窓とは、自分をどのように公開し、隠蔽するか、
コミュニケーションにおける自己の公開と
コミュニケーションの円滑な勧め方を考えるために提案されたモデル。
(Wikipediaより)
要約すると、こんな感じです。
・自分には、4つの「自分」がある。
1:自分も他人も知っている自分
2:自分では気がついていないが、他人からは「こう見られている」自分
3:他人は知らないが、自分だけが知っている自分
4:自分も他人も、まだ誰も知らない自分
正方形の中に格子がはまった窓の4つのパートにそれぞれを例えて、
今、それぞれの窓の大きさはどれくらいなのか?
それぞれがどれくらいの大きさになるのが自分にとって心地いいのか?
なんてことを考えるのです。
図はコチラ。
怪しげな心理系セミナーとかで、結構使われる理論です。
みなさん、ひっかからないように。
コレ自体は、「へー」という話なのですが、
最近、これにはひとつ重要な要素として、「時間軸」という
考えが抜けているなあ、と思うんです。
いわゆる第一印象と、その後の印象の変化、というやつです。
人には第一印象から、だいたい第三印象くらいまでがあるとしたときに、
面接で理解できるのは、第一印象と第二印象くらいまでだな、
と思っています。
3:他人は知らないが、自分だけが知っている自分
も含めた第三印象までは、まずたどり着けないですしね。
ただ、応募者の立場からしてやっかいなのは、
その第一印象と第二印象には、
2:自分では気がついていないが、他人からは「こう見られている」自分
が含まれているということなのです。
それは以前、【新卒】自分のことがわかっていない人
というエントリにも書いたテーマなのですが、
いかにして応募者は面接の中でそのギャップを乗り越えるか?
いかにして面接官はその応募者像を真の姿に近づけるか?
というのが結構、面接の中ではミソになるなあ、と思うのです。
(次回へ続く)
【続き】
【新卒・キャリア】第二印象はとても大事
【新卒・キャリア】自分の第二印象を理解しよう
【関連記事】
【新卒】自分のことがわかっていない人
【新卒・キャリア】第一印象から決めてました
【無職】派手すぎるネクタイと時計と、汚れた靴
| HOME |