【新卒】内定者同士の「仲良くしなきゃプレッシャー」について思う事

2009年07月14日
今日は久しぶりの新卒ネタ。

この時期、既に内定が決まっている人の場合は、
そろそろ企業の内定者懇親会なんかが始まっていると思います。

新卒採用に関わっていた頃、私もたまに誘われたのですが、
内定者同士、入社までにかなり交流があって、
「入社すると、こんな感じらしいよ。」
「配属先って、だいたいこんな感じらしいよ。」
みたいな話で盛り上がっているようです。

内定者の方は、
どういう環境で、どういう人たちと一緒に働く事になるのか、
多少なりとも不安に思っているので、
その不安を埋めるためにも内定者同士の交流を深めておこう、
という感じなのかな、と思います。


ですが、そこには一種の
「仲良くしておかなきゃ」みたいなプレッシャー
もあったりして、なんだか不思議なんですよねえ。

別にこの段階から、わざわざ仲良くしなくてもいいんじゃねーの?と、
私は思うわけなんです。


内定者同士なんて、
入社すると嫌ってほど顔を合わせることになるんです。

仮に配属先がバラバラだったとしても、
やっぱり何かと顔を合わせることになるんです。


話はちょっとそれますが、仕事を始めると、
本当に気兼ねなく色々な話ができる友人というのは、
なかなかできにくくなります。

社外の人の場合には、
それぞれの仕事の内容も環境も違えば、給料の額も違うので、
なかなか仲良くなりづらかったり、

社内の人の場合には、
仕事で関わりがあると色々と損得勘定が働いて、
本当の意味での友人になりづらかったり。

かといって、学生時代の友人とは
それほどしょっちゅう会えなかったり。



そんな風にとき、「同期」というのは
非常に重要な存在になります。

時にはグチを言い合い、
時にはお互いの部署の抱える課題を相談し合い、
時には情報が欲しいときのパイプとなり、
陰に日向にお互いを支える存在になります。


転職をすると、同期入社、という存在がなくなるので、
新卒で入った会社でだけ得られる貴重な存在です。
転職してみて初めて、その存在の貴重さがわかります。


だから、今から焦って仲良くなんてしなくても、
働きだせばきっと、同期入社の人たちは、
あなたにとって、ただの友人とも違う特別な存在になるはずですよ、

ということが言いたかったわけです。



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【これだけはやめておけ】徹夜で仕事していたことを自慢する

2009年07月14日
久しぶりの「これだけはやめておけシリーズ」です。

今日の内容は、多少評価の分かれるところかもしれませんが、
こんなことを考えていた面接官もいる、ということで
ご紹介してみることにします。

私が採用面接官をしていた企業は、
まだまだベンチャー色が色濃く残る新しい企業だったのですが、
そうすると、応募者の中にはこんな方がいました。

「前の会社、メチャメチャ忙しかったんス!」
「徹夜なんてしょっちゅうで、ひどいときは2徹ですよ!」
(と、嬉しそう)

あー、出たコレ。
徹夜アピールだよ。


徹夜するくらい仕事していた、ということがアピールになるのは、
うーん、20代前半までですね。ギリギリ25歳まで。

この発言が来ると、こう聞いていました。

「それは大変でしたねえ。」
「でも、それはなぜ、徹夜しなければならない状況だったのでしょうか?」
「その状況を改善するために、どのようなことをされていましたか?」


徹夜するほど必死に仕事をしていた、という熱意は買います。
でもですね、ちょっと考えてみてください。

徹夜したがる社員を、企業が喜ぶか?
ということです。

それも、AさんとBさんは同じような仕事をしているのに、
なぜかAさんはしょっちゅう徹夜をしていて、
Bさんはそんなことない、という状況だとします。


そこには、Aさんって、要領悪いだけなんじゃないの?
という疑惑がつきまとうのです。

普通、徹夜ってしたくないです。疲れるし。
それでもやっぱり、どうしようもない時というのも、
仕事をしていると発生します。

だから、そういうイザっていうときに徹夜してでも頑張れる、
というバイタリティと責任感は非常に重要です。
そのバイタリティは認めます。


でも、徹夜して仕事をするスタイルが定着しているとなると、
話はまた別です。

徹夜したくないな、と思うと、人は考えるものなんです。
どうやったら、もうちょっと効率的に仕事ができるだろうか?と。
そして、問題点を見つけて解決していくものなんです。


恒常的に徹夜仕事をしている人というのは、
そもそも、徹夜するということに対するストレスがない人か、
徹夜になってしまう要因を解決できない人
ということになります。


だからこそ、25歳超えて徹夜をアピールする人は、
自分の業務をハンドリングできない人、と捉えられてしまいがちなのです。


私の経験則では、徹夜アピールする人の中には、
仕事ができる人はほとんどいないです。

本当にできる人は、こっそり、徹夜してるもんです。

そしてそれは、決してアピールできるポイントではないことを
知っているものです。


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