【新卒・キャリア】面接でウソをつく必要があるか(1/2)
2009年03月31日
以前、
【新卒・キャリア】ウソをつく応募者
【新卒・キャリア】ウソを見抜く面接官
にて、応募者はウソをつくものだ、多少のはったりも人生には必要、
なんてことをご紹介してきました。
ただ、これはスレてヒネた大人の理論なので、
今回は真面目に、キレイな心で、
「面接でウソをつく必要があるか?」
について検討してみます。
ウソをつくとは言っても、学歴詐称や職歴詐称はいけません。犯罪です。
いつかバレますし、そしてバレることにおびえ続けなければいけません。
(まあ、詐称しようとする人も、そうはいないと思いますけど。)
面接の場でウソをつくといえば、
おそらく代表的なのは、志望動機や、これからどんなことがやりたいか、
といったことに関するウソがメインでしょう。
これらのウソは、
なんであろうが、この会社に入社したい!もしくは、
なんであろうが、内定が欲しい!という気持ちがなせるワザです。
絶世の美女がいるとします。
どうやらアナタに興味を持っているとします。
その彼女が、
「私、音楽はHIP HOPが好きなの。それ以外聴かないの。
付き合う人とは、一緒にライブに行くのが夢なの。」
と言ってるのを知って、
「お、おれも好きだぜ!HIP HOP!I Love Hip Hop!」
と言ってしまう様なものでしょうか。
(本当は、Jpopしか聴いたことない。)
まあ、趣味程度のものであれば、なじんでいくうちに、
お、いいな、と思えて本当に自分もそれが趣味になる、
ということもあるでしょうが、
これがいわゆる人生観や仕事観、に関わることだとなかなかそうもいきません。
一緒にいる時間が長くなればなるほど、その溝の存在を認識してしまい、
つらくてしょうがないけど、
自分のことを好きでいてくれる彼女にそれを打ち明けられない、
でも、君が愛しているのは虚像のオレなんだぜ・・、
なんていうツライ結末になりがちです。
就職や転職も、同じようなものです。
(強引な例を出したところで、明日に続く。)
【続き】
【新卒・キャリア】面接でウソをつく必要があるか(2/2)
【新卒・キャリア】ウソをつく応募者
【新卒・キャリア】ウソを見抜く面接官
にて、応募者はウソをつくものだ、多少のはったりも人生には必要、
なんてことをご紹介してきました。
ただ、これはスレてヒネた大人の理論なので、
今回は真面目に、キレイな心で、
「面接でウソをつく必要があるか?」
について検討してみます。
ウソをつくとは言っても、学歴詐称や職歴詐称はいけません。犯罪です。
いつかバレますし、そしてバレることにおびえ続けなければいけません。
(まあ、詐称しようとする人も、そうはいないと思いますけど。)
面接の場でウソをつくといえば、
おそらく代表的なのは、志望動機や、これからどんなことがやりたいか、
といったことに関するウソがメインでしょう。
これらのウソは、
なんであろうが、この会社に入社したい!もしくは、
なんであろうが、内定が欲しい!という気持ちがなせるワザです。
絶世の美女がいるとします。
どうやらアナタに興味を持っているとします。
その彼女が、
「私、音楽はHIP HOPが好きなの。それ以外聴かないの。
付き合う人とは、一緒にライブに行くのが夢なの。」
と言ってるのを知って、
「お、おれも好きだぜ!HIP HOP!I Love Hip Hop!」
と言ってしまう様なものでしょうか。
(本当は、Jpopしか聴いたことない。)
まあ、趣味程度のものであれば、なじんでいくうちに、
お、いいな、と思えて本当に自分もそれが趣味になる、
ということもあるでしょうが、
これがいわゆる人生観や仕事観、に関わることだとなかなかそうもいきません。
一緒にいる時間が長くなればなるほど、その溝の存在を認識してしまい、
つらくてしょうがないけど、
自分のことを好きでいてくれる彼女にそれを打ち明けられない、
でも、君が愛しているのは虚像のオレなんだぜ・・、
なんていうツライ結末になりがちです。
就職や転職も、同じようなものです。
(強引な例を出したところで、明日に続く。)
【続き】
【新卒・キャリア】面接でウソをつく必要があるか(2/2)
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【新卒・キャリア】面接後にお礼状は必要ないっての
2009年03月30日
以前、面接後にお礼状は必要か?という記事を書きましたが、
「面接 お礼状」
「不採用 お礼状」
とか、そういう関連のキーワード検索からこのブログに来られている方が
結構いらっしゃるようなので、続編記事です。
結論からすると、前回と同様に
面接後にお礼状は必要ありません キッパリ
です。この結論には変わりありません。
ただ、
前回は、「効果がないから無駄。やめておけ」、という話でしたが、
今回は、「面接受けるにあたっての気合として」、という話です。
面接の場で会う人たちは、基本的にその場限りの関係です。
(一夜限りの関係、みたい。)
後がある、なんて思ってはいけないのです。
面接官も、応募者も、お互いに
その場で言ったことが全て なのです。
応募者は、
その場で言ったことをもとに、採用されるかどうかが決まります。
その場で言ったことだけをもとに、判断されます。
(スキルレベルが重要な採用の場合は、その限りじゃありませんけど)
だから、面接結果がNGだったら、
応募者と面接官が会うことは、もう二度とないのです。
だから、後から手紙を出して、そのメッセージが届くなんて思うなよ、
と私は思ってしまうわけです。
面接官時代、1日に何人もの応募者を面接して、
この人はOK、この人はNG・・とやっているときに、
ふとこう思うことがありました。
ああ、この人の人生の来し方まで聞いちゃって、
これから何がしたいかまで聞いちゃって、
なんか色々踏み込んだこと聞いちゃったけど、
でも、この人と会うことはもう二度とないんだなあ・・。
(面接結果NGだから)
まあ、基本的に終始ドライな採用担当者だったので、
こういう思いに捉われることはめったにありませんでしたが、
やっぱり時々はありました。
だから、応募者の人にもやっぱり、
後からお礼状を出す、なんて余力を残すくらいだったら、
面接後に燃え尽きてグッタリするくらいの気合で
挑んで欲しいと思うわけです。
「面接 お礼状」
「不採用 お礼状」
とか、そういう関連のキーワード検索からこのブログに来られている方が
結構いらっしゃるようなので、続編記事です。
結論からすると、前回と同様に
面接後にお礼状は必要ありません キッパリ
です。この結論には変わりありません。
ただ、
前回は、「効果がないから無駄。やめておけ」、という話でしたが、
今回は、「面接受けるにあたっての気合として」、という話です。
面接の場で会う人たちは、基本的にその場限りの関係です。
(一夜限りの関係、みたい。)
後がある、なんて思ってはいけないのです。
面接官も、応募者も、お互いに
その場で言ったことが全て なのです。
応募者は、
その場で言ったことをもとに、採用されるかどうかが決まります。
その場で言ったことだけをもとに、判断されます。
(スキルレベルが重要な採用の場合は、その限りじゃありませんけど)
だから、面接結果がNGだったら、
応募者と面接官が会うことは、もう二度とないのです。
だから、後から手紙を出して、そのメッセージが届くなんて思うなよ、
と私は思ってしまうわけです。
面接官時代、1日に何人もの応募者を面接して、
この人はOK、この人はNG・・とやっているときに、
ふとこう思うことがありました。
ああ、この人の人生の来し方まで聞いちゃって、
これから何がしたいかまで聞いちゃって、
なんか色々踏み込んだこと聞いちゃったけど、
でも、この人と会うことはもう二度とないんだなあ・・。
(面接結果NGだから)
まあ、基本的に終始ドライな採用担当者だったので、
こういう思いに捉われることはめったにありませんでしたが、
やっぱり時々はありました。
だから、応募者の人にもやっぱり、
後からお礼状を出す、なんて余力を残すくらいだったら、
面接後に燃え尽きてグッタリするくらいの気合で
挑んで欲しいと思うわけです。
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その2)
2009年03月28日
昨日の続き。
自分が、どういう人間になりたいのか、どうしたいのかを決める上で、
ハズせないポイントの2点目です。
◆どれくらい一生懸命仕事をしたいのか
仕事を一生懸命やろうとすると、それなりに犠牲を払うことになります。
代表的なところで言うと、時間です。
普通の企業で働いているサラリーマンは、
平日にブラっと旅行に出たりはできません。
他にも、勉強し続けなければいけない、とか
働くと色々と努力をしなければいけないこともあります。
仕事をする上でのそういう犠牲、というか代償は、
望んでやる人には本望ですが、
望んでいない人には、ものすごく苦痛です。
だから、その上で、自分がどれくらい一生懸命仕事をしたいのか、
考えておいたほうがいいと思います。
これまた色々とレベルがあって、
・これが自分の生きている証だ、と思える仕事がしたい
・仕事に誇りを持てるように働きたい
・周囲とつながっていることを認識するために仕事がしたい
・お金が稼げればそれでいい
とかとか、色々です。
言い換えれば、
仕事に何を、どのレベルで求めるのか、
ということですね。
生活の糧としてのお金を稼ぐ以上のものを
たくさん求めるなら、やっぱりその分、一生懸命やらなくてはいけないわけです。
・どれくらいお金を稼ぎたいのか
・どれくらい一生懸命仕事をしたいのか
この2つが自分の中ではっきりしてくると、
そのバランスだけでも、徐々に仕事が絞り込まれていきます。
たくさん稼ぎたいし、ものすごく一生懸命仕事をしたいなら、
そういう仕事を、
他にやるべきことがあるから、ほどほどの稼ぎでいいし、
仕事に割ける労力もそれほど多くないなら、
そういう仕事を、
たくさん稼ぎたいけど、それほど時間を犠牲にできないなら、
そういう仕事を、
探していくしかないと思います。
そして、見つけて下さい。
【関連記事】
【新卒】働くことに何を求めるのか
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その1)
【新卒・キャリア】「仕事なんて、食えりゃいいんや」
自分が、どういう人間になりたいのか、どうしたいのかを決める上で、
ハズせないポイントの2点目です。
◆どれくらい一生懸命仕事をしたいのか
仕事を一生懸命やろうとすると、それなりに犠牲を払うことになります。
代表的なところで言うと、時間です。
普通の企業で働いているサラリーマンは、
平日にブラっと旅行に出たりはできません。
他にも、勉強し続けなければいけない、とか
働くと色々と努力をしなければいけないこともあります。
仕事をする上でのそういう犠牲、というか代償は、
望んでやる人には本望ですが、
望んでいない人には、ものすごく苦痛です。
だから、その上で、自分がどれくらい一生懸命仕事をしたいのか、
考えておいたほうがいいと思います。
これまた色々とレベルがあって、
・これが自分の生きている証だ、と思える仕事がしたい
・仕事に誇りを持てるように働きたい
・周囲とつながっていることを認識するために仕事がしたい
・お金が稼げればそれでいい
とかとか、色々です。
言い換えれば、
仕事に何を、どのレベルで求めるのか、
ということですね。
生活の糧としてのお金を稼ぐ以上のものを
たくさん求めるなら、やっぱりその分、一生懸命やらなくてはいけないわけです。
・どれくらいお金を稼ぎたいのか
・どれくらい一生懸命仕事をしたいのか
この2つが自分の中ではっきりしてくると、
そのバランスだけでも、徐々に仕事が絞り込まれていきます。
たくさん稼ぎたいし、ものすごく一生懸命仕事をしたいなら、
そういう仕事を、
他にやるべきことがあるから、ほどほどの稼ぎでいいし、
仕事に割ける労力もそれほど多くないなら、
そういう仕事を、
たくさん稼ぎたいけど、それほど時間を犠牲にできないなら、
そういう仕事を、
探していくしかないと思います。
そして、見つけて下さい。
【関連記事】
【新卒】働くことに何を求めるのか
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その1)
【新卒・キャリア】「仕事なんて、食えりゃいいんや」
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その1)
2009年03月27日
【新卒】就職活動で悩むワケ、【新卒】働くことに何を求めるのか
からの続きです。
今日の話は、新卒じゃなくてもあてはまるなあ、と思い、
カテゴリを【新卒・キャリア】にしてみました。
自分が、どういう人間になりたいのか、どうしたいのかを決める上で、
ハズせないポイントの2点を例にあげてみたいと思います。
今日はその1点目。
◆お金はどれくらい稼ぎたいのか
私の庶民感覚で言うと、働かないと生きていけません。(庶民なんで)
働かなくても生きていける人も結構いると思いますので、
その人の場合にはあてはまらないわけですが、
まあとりあえず、お金を稼がないといけない、という前提でのポイントです。
まあ、両極端な例で言うと、
「お金持ちになりたい」のか「生きていけるだけ稼げればいい」のか、
ということです。
お金持ちになりたい、にも色々と違いがあって、
豪邸建てたい、とか、ポルシェ欲しい、とか、
具体的なお金持ちレベルがあると思います。
この両極端な例以外にも、当然、人によって色々と選択肢があって、
・一人暮らしできるレベルの稼ぎは欲しい、とか
・年に1回は海外旅行に行けるだけの稼ぎは欲しい、とか
・趣味にお金がかかるから、その分の稼ぎは欲しい、とか
まあ、それこそ千差万別だと思います。
たくさん稼いでいるほうが偉い、というわけでもないし、
たくさん稼いでいるほうが幸せ、というわけでもないのです。
ですが、自分が望んでいるレベルを満たせていないと、
その状況に満足はできないのです。
もしくは、このまま頑張ればそのレベルを満たせる、と思えないと、
仕事をしていても不満が消えません。
要は、お金に関して言えば、
自分がどれくらいのレベルを望んでいるか
それを知りましょう、ということです。
例えば、地方公務員なんかは、
「ものすごくお金持ちになる、ということは、
自分にとって幸せの必須条件ではない」
ということが分かっていて、その選択肢を捨てた人たちだと思います。
だから、若いうちから公務員目指している人なんかを見ると、
その年で、そのことがわかっているってスゴイなあ、と思ったりします。
明日は、◆どれくらい一生懸命仕事をしたいのかについて。
【続き】
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その2)
【関連記事】
【新卒】働くことに何を求めるのか
【新卒・キャリア】「仕事なんて、食えりゃいいんや」
からの続きです。
今日の話は、新卒じゃなくてもあてはまるなあ、と思い、
カテゴリを【新卒・キャリア】にしてみました。
自分が、どういう人間になりたいのか、どうしたいのかを決める上で、
ハズせないポイントの2点を例にあげてみたいと思います。
今日はその1点目。
◆お金はどれくらい稼ぎたいのか
私の庶民感覚で言うと、働かないと生きていけません。(庶民なんで)
働かなくても生きていける人も結構いると思いますので、
その人の場合にはあてはまらないわけですが、
まあとりあえず、お金を稼がないといけない、という前提でのポイントです。
まあ、両極端な例で言うと、
「お金持ちになりたい」のか「生きていけるだけ稼げればいい」のか、
ということです。
お金持ちになりたい、にも色々と違いがあって、
豪邸建てたい、とか、ポルシェ欲しい、とか、
具体的なお金持ちレベルがあると思います。
この両極端な例以外にも、当然、人によって色々と選択肢があって、
・一人暮らしできるレベルの稼ぎは欲しい、とか
・年に1回は海外旅行に行けるだけの稼ぎは欲しい、とか
・趣味にお金がかかるから、その分の稼ぎは欲しい、とか
まあ、それこそ千差万別だと思います。
たくさん稼いでいるほうが偉い、というわけでもないし、
たくさん稼いでいるほうが幸せ、というわけでもないのです。
ですが、自分が望んでいるレベルを満たせていないと、
その状況に満足はできないのです。
もしくは、このまま頑張ればそのレベルを満たせる、と思えないと、
仕事をしていても不満が消えません。
要は、お金に関して言えば、
自分がどれくらいのレベルを望んでいるか
それを知りましょう、ということです。
例えば、地方公務員なんかは、
「ものすごくお金持ちになる、ということは、
自分にとって幸せの必須条件ではない」
ということが分かっていて、その選択肢を捨てた人たちだと思います。
だから、若いうちから公務員目指している人なんかを見ると、
その年で、そのことがわかっているってスゴイなあ、と思ったりします。
明日は、◆どれくらい一生懸命仕事をしたいのかについて。
【続き】
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その2)
【関連記事】
【新卒】働くことに何を求めるのか
【新卒・キャリア】「仕事なんて、食えりゃいいんや」
【新卒】働くことに何を求めるのか
2009年03月24日
就職活動って、悩まなきゃいけないものなのです、
ということを昨日書きました。
今日は、その悩みポイントとして、
「自分は、働くことに何を求めるのか?」
に関する話です。
これって、仕事をしていく上ではものすごく重要なのですが、
私が知る限りでは、面接官が新卒面接の場で質問することはありません。
私も質問していませんでした。
「まだ働いたことのない学生に質問しても答えられない」という認識でした。
(むしろ、採用担当をしていた頃の自分も、
この問いに対する確固たる答えを持っていませんでした。)
でも、考えてみると、問いかける意味がなかったわけではないはずです。
というか、むしろ、まだ働いたことがないからこそ、
聞いておかなきゃいけなかったんだよなー、と今では思っています。
昨日書いた、なんの仕事をしているか≒自分がどういう人間なのか
であることを踏まえると、要するに、
どういう人間になりたいのか
という問いかけでもあります。
具体的には、
・どれくらい一生懸命仕事をしたいのか
・どういう環境で仕事がしたいのか
・お金はどれくらい稼ぎたいのか
・いつまで働く予定なのか
とかとか、色々あると思います。
あ、ちなみに、
働かなくてはいけない、と言っているわけではありません。
・そもそも働きたいのか
という点も要考慮です。
経済的状況が許して、
かつ働かないことが自分にとって最良の選択肢であれば、
働かないのも大いにアリですし、
働きたくないのに、働かなくてはいけないのであれば、
それを踏まえて考えてみればいいと思います。
こういうポイントって、働く前に考えていたことと、
働き始めてから考えることと、変化する可能性も非常にあります。
でも、後から考えが変わったら変わったで、
それもまたヨシとしつつ、
また、今はまだわかんない、なのであれば、
どうなればそれがわかるのかを考えつつ、
自分はどうしたいのか、
をしっかり把握しておくことがすごーく重要だと思います。
それがわからないと、就職してから、
これでよかったのかどうか、
それすらも判断できなくなってしまうわけです。
次回は、「具体的には」であげた
・お金はどれくらい稼ぎたいのか
・どれくらい一生懸命仕事をしたいのか
を考えるときの例を、2、3個あげてみます。
最近お休み多くてスミマセンが、
明日はお休みします。
明後日は更新の確率50%くらいです。
【続き】
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その1)
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その2)
【関連記事】
【新卒・キャリア】誰もが何かに自分を捧げたがっている
【新卒・キャリア】「仕事なんて、食えりゃいいんや」
ということを昨日書きました。
今日は、その悩みポイントとして、
「自分は、働くことに何を求めるのか?」
に関する話です。
これって、仕事をしていく上ではものすごく重要なのですが、
私が知る限りでは、面接官が新卒面接の場で質問することはありません。
私も質問していませんでした。
「まだ働いたことのない学生に質問しても答えられない」という認識でした。
(むしろ、採用担当をしていた頃の自分も、
この問いに対する確固たる答えを持っていませんでした。)
でも、考えてみると、問いかける意味がなかったわけではないはずです。
というか、むしろ、まだ働いたことがないからこそ、
聞いておかなきゃいけなかったんだよなー、と今では思っています。
昨日書いた、なんの仕事をしているか≒自分がどういう人間なのか
であることを踏まえると、要するに、
どういう人間になりたいのか
という問いかけでもあります。
具体的には、
・どれくらい一生懸命仕事をしたいのか
・どういう環境で仕事がしたいのか
・お金はどれくらい稼ぎたいのか
・いつまで働く予定なのか
とかとか、色々あると思います。
あ、ちなみに、
働かなくてはいけない、と言っているわけではありません。
・そもそも働きたいのか
という点も要考慮です。
経済的状況が許して、
かつ働かないことが自分にとって最良の選択肢であれば、
働かないのも大いにアリですし、
働きたくないのに、働かなくてはいけないのであれば、
それを踏まえて考えてみればいいと思います。
こういうポイントって、働く前に考えていたことと、
働き始めてから考えることと、変化する可能性も非常にあります。
でも、後から考えが変わったら変わったで、
それもまたヨシとしつつ、
また、今はまだわかんない、なのであれば、
どうなればそれがわかるのかを考えつつ、
自分はどうしたいのか、
をしっかり把握しておくことがすごーく重要だと思います。
それがわからないと、就職してから、
これでよかったのかどうか、
それすらも判断できなくなってしまうわけです。
次回は、「具体的には」であげた
・お金はどれくらい稼ぎたいのか
・どれくらい一生懸命仕事をしたいのか
を考えるときの例を、2、3個あげてみます。
最近お休み多くてスミマセンが、
明日はお休みします。
明後日は更新の確率50%くらいです。
【続き】
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その1)
【新卒・キャリア】働き方に悩んだとき(その2)
【関連記事】
【新卒・キャリア】誰もが何かに自分を捧げたがっている
【新卒・キャリア】「仕事なんて、食えりゃいいんや」
【新卒】就職活動で悩むワケ
2009年03月23日
就職活動って、ものすごく悩むものだと思います。
「あー、どういう会社に行きたいかわかんねー」とか
「あー、そもそも働きたくねー・・」とか
「あー、あの会社で働きたいけど、倍率高すぎ・・」とか
「あー、何で面接で落ちてばっかりなんだろ・・」とか
「ああー、もう何でもいいから内定欲しい・・」とかとか。
そもそも、そんなに悩む必要あるか?
仕事なんて、なんでもいいじゃん。
と、思うこともあるんじゃないかと思います。
今日は、いえ、悩まなくちゃいけないんですよ、という話です。
働きだすと、ありとあらゆるシーンで
「あなたは何の仕事をしているの?」
と聞かれます。
まだ働いたことのない学生さんであれば、今は「どんな人?」
と、聞いたり聞かれたりしてると思います。
でも、これはそれよりも強力な威力を持っている質問なのです。
かの有名な、「星の王子様」にこんな話があります。
大人は数字がすきで、友達の話をするときは、
「どんな声の人」
「どんな遊びが好きか?」
「チョウの採集をする人か?」
というような、かんじんかなめのことはきかずに
「その人はいくつか?」
「兄弟は何人か」
「お父さんの収入はどのくらいか」
というようなことを聞いて、わかったつもりになっているのです。
「あなたは何の仕事をしているの?」という質問は、
星の王子様で言うところの、「かんじんかなめ」の質問と、
大人の質問と、両方の意味を持っているのです。
この質問に答えることで、相手は色々なことを判断します。
・どういう性格の人なのか (外交的な営業系?コツコツSE?)
・何を大事にしている人なのか (手堅い公務員?自由なフリーター?)
・どれくらいのステータスなのか (金持ちなのか?偉いのか?)
「ああ、あなたはこういう人なのね」、と判断されちゃうわけです。
しかも、働きだすと、
1日のうちの多くの時間を仕事に費やすことになります。
いやがおうにも、その仕事の性質に影響を受けます。
あんまり細かくない人が、細かーく気を使う仕事を何年もやってたら、
結構ほんとに細かい人になった、なんてのはよくあることです。
つまり、働き出すと、
なんの仕事をしているか≒自分がどういう人間なのか
という状況になるのは避けられないのです。
だからこそ、就職活動って大いに悩むわけです。
悩まないといけないわけです。
(明日に続く)
「あー、どういう会社に行きたいかわかんねー」とか
「あー、そもそも働きたくねー・・」とか
「あー、あの会社で働きたいけど、倍率高すぎ・・」とか
「あー、何で面接で落ちてばっかりなんだろ・・」とか
「ああー、もう何でもいいから内定欲しい・・」とかとか。
そもそも、そんなに悩む必要あるか?
仕事なんて、なんでもいいじゃん。
と、思うこともあるんじゃないかと思います。
今日は、いえ、悩まなくちゃいけないんですよ、という話です。
働きだすと、ありとあらゆるシーンで
「あなたは何の仕事をしているの?」
と聞かれます。
まだ働いたことのない学生さんであれば、今は「どんな人?」
と、聞いたり聞かれたりしてると思います。
でも、これはそれよりも強力な威力を持っている質問なのです。
かの有名な、「星の王子様」にこんな話があります。
大人は数字がすきで、友達の話をするときは、
「どんな声の人」
「どんな遊びが好きか?」
「チョウの採集をする人か?」
というような、かんじんかなめのことはきかずに
「その人はいくつか?」
「兄弟は何人か」
「お父さんの収入はどのくらいか」
というようなことを聞いて、わかったつもりになっているのです。
「あなたは何の仕事をしているの?」という質問は、
星の王子様で言うところの、「かんじんかなめ」の質問と、
大人の質問と、両方の意味を持っているのです。
この質問に答えることで、相手は色々なことを判断します。
・どういう性格の人なのか (外交的な営業系?コツコツSE?)
・何を大事にしている人なのか (手堅い公務員?自由なフリーター?)
・どれくらいのステータスなのか (金持ちなのか?偉いのか?)
「ああ、あなたはこういう人なのね」、と判断されちゃうわけです。
しかも、働きだすと、
1日のうちの多くの時間を仕事に費やすことになります。
いやがおうにも、その仕事の性質に影響を受けます。
あんまり細かくない人が、細かーく気を使う仕事を何年もやってたら、
結構ほんとに細かい人になった、なんてのはよくあることです。
つまり、働き出すと、
なんの仕事をしているか≒自分がどういう人間なのか
という状況になるのは避けられないのです。
だからこそ、就職活動って大いに悩むわけです。
悩まないといけないわけです。
(明日に続く)
【無職】無職の理由(その2)
2009年03月19日
昨日の続き。
無職だった理由説明の想定2つ目、
その2)働く意味について考えていた編 です。
その2)働く意味について考えていた編
応募者:30台前半の男性。
IT系の企業を退職して、その後無職。
1年間くらいの無職期間を経て、正社員として応募。
私: 「えー、前職を退職されて、結構期間が経っていますが、
この期間は何をされていましたか?」
応募者: 「うーん、そうですね。最初は、ちょっとゆっくりしようと思ってました。
その後、今後どうしていこうかな、とか、働く意味について考えたりして、
まあ気づくと1年経っていたという感じでしょうか。」
私: 「ほう。働く意味について考えていた・・・ですか。」
応募者: 「はい、なんだかちょっとお恥ずかしいのですが・・。
前職は、とにかく忙しかったんです。
もう本当に、猛烈に忙しかったんです。
ノートPCを会社から貸与されてましたし、時間で働くレイヤーでも
なかったので、本当に24時間、365日働いていました。」
私: 「少し疲れてしまった、ということですか?」
応募者: 「それもありますが、ちょっと落ち着いて考えたかったんです。
こんなペースで働いて、そうまでして手に入れたいものがあるか、
お金のためか?ポジションか?と。」
私: 「なるほど・・・。で、答えは出たのですか?」
応募者: 「そうですね。私は、そりゃあお金もポジションもそこそこに欲しいけど、
そのためだけに働いているわけじゃないな、と気づきました。
前職は、割とそういうものに貪欲な人ばかりが
周囲にいる環境だったので、自分もそうなんだと
思ってしまっていたのですが、そうじゃないということがわかりました。
なんというか、単純に尊敬できる経営者の近くで、
人に誇れる仕事をしたいなあ、と思ったわけです。
キレイごとに聞こえるかもしれませんけどね。」
私: 「正直、不安はなかったですか?無職の期間に。」
応募者: 「ええ、それはありましたよ。このままずっと働けない
かもしれないなあ、とか。
でも、無職って、やってみるとそれほど悪いものじゃなかったです。
私はそれまで、ずっと仕事仕事で来たので、『無職なんて』と
思ってた部分もあったのですが、
うん、なんか別の見方もできるようになりましたよ。
あとは、自分はお金を稼ぐためだけだったら、
大抵のことはソコソコできる、という自信もありましたしね。」
まあ、こんなような内容だった。
心の中では、なんか自信満々だな、オイ
と思う部分もないではなかったが、
うらやましい (´c_` )ホー
という気持ちが大半だった。
無職の人というのは、基本的に必死だ。
そりゃそうだ、明日をも知れぬ身の上だから、必死で当然だ。
それがこの応募者は、なんだこの余裕は!と驚くような人だった。
仕事を辞めて1年間、働く意味について考えていた、なんて
超ど級にセレブなセリフだ。(1歩間違えれば、イヤミ。)
今になって思えば、あれはご本人の精一杯の演技だったのかもしれない。
本当は早く仕事を見つけなきゃ、と焦りでいっぱいだったのかもしれない。
しかし、ペーペー採用担当者だった当時の私に、
「そ、そうか・・。
無職だからって、みんながみんな怪しいわけじゃないんだな・・」
と思わせるくらいには、優雅な演技だった。
無職の理由を説明するのに困ったら、
そんな優雅さを演出してみるのもいいかもしれない。
ブログ更新、3日間休みます。
次回の更新は23日(月)。
記事UPを待っていて下さる人がいるかは不明だが、一応メッセージ。
無職だった理由説明の想定2つ目、
その2)働く意味について考えていた編 です。
その2)働く意味について考えていた編
応募者:30台前半の男性。
IT系の企業を退職して、その後無職。
1年間くらいの無職期間を経て、正社員として応募。
私: 「えー、前職を退職されて、結構期間が経っていますが、
この期間は何をされていましたか?」
応募者: 「うーん、そうですね。最初は、ちょっとゆっくりしようと思ってました。
その後、今後どうしていこうかな、とか、働く意味について考えたりして、
まあ気づくと1年経っていたという感じでしょうか。」
私: 「ほう。働く意味について考えていた・・・ですか。」
応募者: 「はい、なんだかちょっとお恥ずかしいのですが・・。
前職は、とにかく忙しかったんです。
もう本当に、猛烈に忙しかったんです。
ノートPCを会社から貸与されてましたし、時間で働くレイヤーでも
なかったので、本当に24時間、365日働いていました。」
私: 「少し疲れてしまった、ということですか?」
応募者: 「それもありますが、ちょっと落ち着いて考えたかったんです。
こんなペースで働いて、そうまでして手に入れたいものがあるか、
お金のためか?ポジションか?と。」
私: 「なるほど・・・。で、答えは出たのですか?」
応募者: 「そうですね。私は、そりゃあお金もポジションもそこそこに欲しいけど、
そのためだけに働いているわけじゃないな、と気づきました。
前職は、割とそういうものに貪欲な人ばかりが
周囲にいる環境だったので、自分もそうなんだと
思ってしまっていたのですが、そうじゃないということがわかりました。
なんというか、単純に尊敬できる経営者の近くで、
人に誇れる仕事をしたいなあ、と思ったわけです。
キレイごとに聞こえるかもしれませんけどね。」
私: 「正直、不安はなかったですか?無職の期間に。」
応募者: 「ええ、それはありましたよ。このままずっと働けない
かもしれないなあ、とか。
でも、無職って、やってみるとそれほど悪いものじゃなかったです。
私はそれまで、ずっと仕事仕事で来たので、『無職なんて』と
思ってた部分もあったのですが、
うん、なんか別の見方もできるようになりましたよ。
あとは、自分はお金を稼ぐためだけだったら、
大抵のことはソコソコできる、という自信もありましたしね。」
まあ、こんなような内容だった。
心の中では、なんか自信満々だな、オイ
と思う部分もないではなかったが、
うらやましい (´c_` )ホー
という気持ちが大半だった。
無職の人というのは、基本的に必死だ。
そりゃそうだ、明日をも知れぬ身の上だから、必死で当然だ。
それがこの応募者は、なんだこの余裕は!と驚くような人だった。
仕事を辞めて1年間、働く意味について考えていた、なんて
超ど級にセレブなセリフだ。(1歩間違えれば、イヤミ。)
今になって思えば、あれはご本人の精一杯の演技だったのかもしれない。
本当は早く仕事を見つけなきゃ、と焦りでいっぱいだったのかもしれない。
しかし、ペーペー採用担当者だった当時の私に、
「そ、そうか・・。
無職だからって、みんながみんな怪しいわけじゃないんだな・・」
と思わせるくらいには、優雅な演技だった。
無職の理由を説明するのに困ったら、
そんな優雅さを演出してみるのもいいかもしれない。
ブログ更新、3日間休みます。
次回の更新は23日(月)。
記事UPを待っていて下さる人がいるかは不明だが、一応メッセージ。
【無職】無職の理由(その1)
2009年03月18日
企業の面接官というのは、「無職」であることに対して免疫がない
(≒どう捉えたらいいのかわからない)ので、
無職だった理由を説明する必要がある、
ということを昨日書きました。
というわけで、今日は、
私が面接官をしていた頃に、応募者が語った無職の理由のなかで、
「フーン、なるほどねー。そういうこともあるかもね。」
と思ったもののひとつをご紹介。
その1)ちょっと休憩したかった編
応募者:25?26歳くらいの若い男性。
新卒で入社した会社を1年くらいで辞め、無職に。
1年程度の無職期間を経た後、正社員で応募。
私: 「えー、前職を退職されて、結構期間が経っていますが、
この期間は何をされていましたか?」
応募者: 「うーん、そうですね。特にこれと言って何かをしていた訳では・・」
私: 「ほう。何もしていなかったんですか?」
応募者: 「ええ、まあ実家暮らしですし、
生活に困っていたわけではなかったので・・。
あえて言えば、これからどうしようかなあ・・、と考えていました。」
私: 「それはまた、贅沢ですねえ。」(←半分以上イヤミ)
応募者: 「そうですね、一生懸命探せば、仕事は見つからないこともなかったと
思いますが、どうもそういう気持ちになれなくて・・。」
私: 「やる気がなかった、というわけですね?」
応募者: 「私は、中学生のときは真面目に勉強して高校受験に備えましたし、
高校生のときは真面目に勉強して大学受験に備えましたし、
大学生のときは、早めに就職活動に取り組んで、内定をもらいました。
なんていうか、結構真面目にやってきたんです。
でも、社会人になって振り返ってみると、
落ちこぼれるのがイヤだったので、そうならないように
必死に頑張ってたんだなあと。」
私: 「はあ、なるほど。」
応募者: 「落ちこぼれるのはイヤだ、という思いは人一倍強かったですけど、
でも、別に何がしたい、というわけでもなかったんです。
仕事はそれなりにやりましたけど、なんかガンバロウって
気持ちになれなくて・・。1年経ったところで、やめてしまったんです。」
私: 「目標を見失った、みたいなことですか?」
応募者: 「そうかもしれませんね。何のために働くんだろう、
とか思ってしまいまして・・。で、1年間も何もせずにいたわけです。」
私: 「なるほど。ですが、今こうして面接を受けられているということは、
何か心境の変化があったわけですか?」
応募者: 「はい。あんまり家でゴロゴロしてばかりなのも何なので、
週に3日程度ですが、コンビニで深夜バイトを始めたんです。
そうしたら、なんか、働いてお金をもらうっていいなあ、と
しみじみ思ってしまいまして。
無職の私は、誰かにありがとうなんて言われないけど、
コンビニ店員でも、たまにお客さんにそう言われたりします。
自分で働いたお金で、好きなもの買えるって、それもいいなあって・・。」
私: 「労働のスバラシサに目覚めたわけですか?」
応募者: 「そうですね。なんか、新卒で働き始めた頃の自分は、
色々と働く意味とか、自分の仕事の意味とか、考えてもどうしようも
ないようなことを考えすぎてたような気がします。
1年間、無職でブラブラして、ようやくバイトを始めてみたりして、
働くって、もっと単純に考えてもいいかなと。
単純に、誰かのためになれば嬉しいし、それでお金がもらえれば
もっと嬉しいです。
そう考え始めて、ようやく仕事しよう!働こう!って気持ちが
出てきたんです。
無職だった期間は、今まで先のことを考えて心配して、
先回りして準備していた自分の、ちょっと休憩期間だったかな、
と思っています。」
大体こんなような話だったと思う。
正直言って、
甘いんだよ!もっとキリキリ命削って働けよ!
血ヘド吐きながらじゃないとわかんないことがあんだよ!
という気持ちもかなりあったが、
まあ、そういう人生もあるかもしれないなあ、とも思った。
その人自身が、
無職の期間は自分にとって必要な休養期間だった、
と位置づけているなら、それについては他人がどうこう言うものでもないからだ。
無職だった理由を説明する上で、一番大切なのは、
自分自身が、そのことを恥じずに、
自分にとって必要な時間だった、
と位置づけていることではないかと思う。
無職であることを恥じてみたところで、
履歴書に立派な経歴が追加されるわけではないので、
そのことをありのまま捉えて、相手に説明するしかない。
明日は、
その2)働く意味について考えていた編。
(≒どう捉えたらいいのかわからない)ので、
無職だった理由を説明する必要がある、
ということを昨日書きました。
というわけで、今日は、
私が面接官をしていた頃に、応募者が語った無職の理由のなかで、
「フーン、なるほどねー。そういうこともあるかもね。」
と思ったもののひとつをご紹介。
その1)ちょっと休憩したかった編
応募者:25?26歳くらいの若い男性。
新卒で入社した会社を1年くらいで辞め、無職に。
1年程度の無職期間を経た後、正社員で応募。
私: 「えー、前職を退職されて、結構期間が経っていますが、
この期間は何をされていましたか?」
応募者: 「うーん、そうですね。特にこれと言って何かをしていた訳では・・」
私: 「ほう。何もしていなかったんですか?」
応募者: 「ええ、まあ実家暮らしですし、
生活に困っていたわけではなかったので・・。
あえて言えば、これからどうしようかなあ・・、と考えていました。」
私: 「それはまた、贅沢ですねえ。」(←半分以上イヤミ)
応募者: 「そうですね、一生懸命探せば、仕事は見つからないこともなかったと
思いますが、どうもそういう気持ちになれなくて・・。」
私: 「やる気がなかった、というわけですね?」
応募者: 「私は、中学生のときは真面目に勉強して高校受験に備えましたし、
高校生のときは真面目に勉強して大学受験に備えましたし、
大学生のときは、早めに就職活動に取り組んで、内定をもらいました。
なんていうか、結構真面目にやってきたんです。
でも、社会人になって振り返ってみると、
落ちこぼれるのがイヤだったので、そうならないように
必死に頑張ってたんだなあと。」
私: 「はあ、なるほど。」
応募者: 「落ちこぼれるのはイヤだ、という思いは人一倍強かったですけど、
でも、別に何がしたい、というわけでもなかったんです。
仕事はそれなりにやりましたけど、なんかガンバロウって
気持ちになれなくて・・。1年経ったところで、やめてしまったんです。」
私: 「目標を見失った、みたいなことですか?」
応募者: 「そうかもしれませんね。何のために働くんだろう、
とか思ってしまいまして・・。で、1年間も何もせずにいたわけです。」
私: 「なるほど。ですが、今こうして面接を受けられているということは、
何か心境の変化があったわけですか?」
応募者: 「はい。あんまり家でゴロゴロしてばかりなのも何なので、
週に3日程度ですが、コンビニで深夜バイトを始めたんです。
そうしたら、なんか、働いてお金をもらうっていいなあ、と
しみじみ思ってしまいまして。
無職の私は、誰かにありがとうなんて言われないけど、
コンビニ店員でも、たまにお客さんにそう言われたりします。
自分で働いたお金で、好きなもの買えるって、それもいいなあって・・。」
私: 「労働のスバラシサに目覚めたわけですか?」
応募者: 「そうですね。なんか、新卒で働き始めた頃の自分は、
色々と働く意味とか、自分の仕事の意味とか、考えてもどうしようも
ないようなことを考えすぎてたような気がします。
1年間、無職でブラブラして、ようやくバイトを始めてみたりして、
働くって、もっと単純に考えてもいいかなと。
単純に、誰かのためになれば嬉しいし、それでお金がもらえれば
もっと嬉しいです。
そう考え始めて、ようやく仕事しよう!働こう!って気持ちが
出てきたんです。
無職だった期間は、今まで先のことを考えて心配して、
先回りして準備していた自分の、ちょっと休憩期間だったかな、
と思っています。」
大体こんなような話だったと思う。
正直言って、
甘いんだよ!もっとキリキリ命削って働けよ!
血ヘド吐きながらじゃないとわかんないことがあんだよ!
という気持ちもかなりあったが、
まあ、そういう人生もあるかもしれないなあ、とも思った。
その人自身が、
無職の期間は自分にとって必要な休養期間だった、
と位置づけているなら、それについては他人がどうこう言うものでもないからだ。
無職だった理由を説明する上で、一番大切なのは、
自分自身が、そのことを恥じずに、
自分にとって必要な時間だった、
と位置づけていることではないかと思う。
無職であることを恥じてみたところで、
履歴書に立派な経歴が追加されるわけではないので、
そのことをありのまま捉えて、相手に説明するしかない。
明日は、
その2)働く意味について考えていた編。
【無職】無職 = 怠けてただけだろ
2009年03月17日
無職の期間が長くなればなるほど、
就職先は見つけにくい。
無職であることにはそれなりのメリットもあるが、
それもやっぱり無職期間がそこそこの期間でのこと。
「え、なんで?」と思われないのは、長くて半年くらいですかね。
かくゆう私も採用担当者時代、よく言っていました。
「次の仕事を見つけてから、退職しようとは思わなかったのですか?」
「この期間は・・・・、何をされてましたか?」
etc・・・
うん、若かったのです。
無職であったことがない人や、
周囲にそういう人がいない人ほど、「無職」ということについて、
どう捉えていいのかわからないものです。
純粋培養の社員が多い会社、
(要するに、大卒で新卒にてその会社に入社し、
そのまま定年までそこで働くことが普通な企業)
なんかだと、特にその傾向は顕著です。
どう捉えたらいいのかわからないこと、というのは人を不安にさせるもので、
だから、無職=怠けてただけだろ
という単純な公式にあてはめて、安心したくなるのではないかと思います。
まあ、そういう公式の良し悪し云々はさておきまして、
無職についてどう考えたらいいのかわからない面接官を相手にしても、
通じそうな無職の理由を考えてみました。
その1)ちょっと休憩したかった編
その2)働く意味について考えていた編
明日に続く。
【続き】
【無職】無職の理由(その1)
【無職】無職の理由(その2)
【関連記事】
【無職】無職の理由(無職期間3年超えの場合)
就職先は見つけにくい。
無職であることにはそれなりのメリットもあるが、
それもやっぱり無職期間がそこそこの期間でのこと。
「え、なんで?」と思われないのは、長くて半年くらいですかね。
かくゆう私も採用担当者時代、よく言っていました。
「次の仕事を見つけてから、退職しようとは思わなかったのですか?」
「この期間は・・・・、何をされてましたか?」
etc・・・
うん、若かったのです。
無職であったことがない人や、
周囲にそういう人がいない人ほど、「無職」ということについて、
どう捉えていいのかわからないものです。
純粋培養の社員が多い会社、
(要するに、大卒で新卒にてその会社に入社し、
そのまま定年までそこで働くことが普通な企業)
なんかだと、特にその傾向は顕著です。
どう捉えたらいいのかわからないこと、というのは人を不安にさせるもので、
だから、無職=怠けてただけだろ
という単純な公式にあてはめて、安心したくなるのではないかと思います。
まあ、そういう公式の良し悪し云々はさておきまして、
無職についてどう考えたらいいのかわからない面接官を相手にしても、
通じそうな無職の理由を考えてみました。
その1)ちょっと休憩したかった編
その2)働く意味について考えていた編
明日に続く。
【続き】
【無職】無職の理由(その1)
【無職】無職の理由(その2)
【関連記事】
【無職】無職の理由(無職期間3年超えの場合)
【無職】無職からの転職活動、メリットとデメリット
2009年03月16日
新しく、「無職カテゴリ」をつくってみました。
不景気でしょうがないこのご時勢でなくても、
無職の期間が長くなればなるほど、就職活動はしづらくなります。
現在無職の人が、一念発起、働くぞ!と思った場合を想定して、
しばらく色々とつづってみたいと思います。
今日はまず、無職の人が就職活動をするに
あたっての、メリットとデメリットを整理してみました。
◆メリット
・時間に融通が利く。
・採用が決定したら、即働ける。
・気持ちの面で、就職活動に専念できる。
◆デメリット
・無職期間が長くなればなるほど、怪しまれる。
・金欠であることが多く、遠い場所での面接等はハードルが高い。
・気持ちの面で、焦りが大きい。
あ、この場合、一度も働いたことがない人は
とりあえず考慮には入れてません。
それについては、また別途。
無職であることって、ものすごくマイナスイメージで捉えられがちですが、
こう考えてみると、プラスマイナス、まあドッコイドッコイ、という感じです。
働いている人は、平日昼間の面接には行けませんからね。
やはり、まあ問題は、
・無職期間が長くなればなるほど、怪しまれる。
この部分だと思います。
働く気あんのか?
なんか病気なんじゃねーのか?
っつーか、普通にダメ人間だろ。
という、無言のプレッシャーが(別に誰にも言われていなくても)
ひしひしと感じられるのではないでしょうか。
明日はその話題。
不景気でしょうがないこのご時勢でなくても、
無職の期間が長くなればなるほど、就職活動はしづらくなります。
現在無職の人が、一念発起、働くぞ!と思った場合を想定して、
しばらく色々とつづってみたいと思います。
今日はまず、無職の人が就職活動をするに
あたっての、メリットとデメリットを整理してみました。
◆メリット
・時間に融通が利く。
・採用が決定したら、即働ける。
・気持ちの面で、就職活動に専念できる。
◆デメリット
・無職期間が長くなればなるほど、怪しまれる。
・金欠であることが多く、遠い場所での面接等はハードルが高い。
・気持ちの面で、焦りが大きい。
あ、この場合、一度も働いたことがない人は
とりあえず考慮には入れてません。
それについては、また別途。
無職であることって、ものすごくマイナスイメージで捉えられがちですが、
こう考えてみると、プラスマイナス、まあドッコイドッコイ、という感じです。
働いている人は、平日昼間の面接には行けませんからね。
やはり、まあ問題は、
・無職期間が長くなればなるほど、怪しまれる。
この部分だと思います。
働く気あんのか?
なんか病気なんじゃねーのか?
っつーか、普通にダメ人間だろ。
という、無言のプレッシャーが(別に誰にも言われていなくても)
ひしひしと感じられるのではないでしょうか。
明日はその話題。
【新卒・キャリア】寝技的ねっとり面接
2009年03月10日
ひたすらナゼナニビームを繰り出していた私の面接官時代。
人事担当者としての華麗な技も何もあったものではなく、
まあ言ってみれば、これは
面接においての寝技的手法でした。
つまり、華麗に「一本」を取ることは絶対にないけれども、
絶対に負けないための執着技なわけです。
コツといっても特になく、その人が
どんな風に働いてきたのか、
採用したときにどんな風に働きそうなのか、
ソレがイメージできるまでひたすら聞く、というものです。
というのも、私は面接官をやりはじめた頃、
耳ざわりのいいことを言う応募者に、本当にイヤというほど
騙され続けたので、
もう二度と騙されてなるもんか
という、(応募者にとってみればかなり迷惑な)気合があったのです。
まあ、簡単に言えば強烈に疑いのマナコな面接官でした。
「営業部で1番の成績でした!」と言われれば、
「え、それは何人の中の1番で、なぜ1番になれたんですか」
と聞き、
「私は面倒見のいい性格です!」と言われれば、
「え、それは誰かに言われたんですか?どういう時に?」
と聞き、
「御社でなら私のスキルを活かせると思います!」と言われれば、
「え、そう思う根拠を教えてください」
と聞き、
「御社のファンなんです!何でもいいから働かせて下さい!」と言われれば、
「え、なんで好きなんですか。どこがどう好きなんですか。」
と聞く。
イヤな面接官を通り過ぎて、空気の読めないモテナイ男のようです。
さぞ応募者はウンザリされたことと思います。
でも、このやり方にもひとつだけいいところがありました。
それは、よくよく聞くと意外とやることやってるけど、
自分ではそれをなかなかアピールできない口下手さん
を発掘することが時々あったからです。
たまにいるんです、根堀葉堀聞かれないと、
自分のやってたことを正確にアピールできない人が。
まあ、面接に来てるんだから、ちゃんとアピールしろよ、
とは思いましたけれども、
自分で自分のやってたことの価値に気づいてない人というのは
いるものです。
そして、この芸のないナゼナニビーム手法も、
一応強引ではありますが、理論的な裏づけがあるのです。
それは、いわゆるコンピテンシー的なアレです。
そう、何を隠そう、いわゆるコンピテンシー的な面接手法だったのです。
(次回につづく)
人事担当者としての華麗な技も何もあったものではなく、
まあ言ってみれば、これは
面接においての寝技的手法でした。
つまり、華麗に「一本」を取ることは絶対にないけれども、
絶対に負けないための執着技なわけです。
コツといっても特になく、その人が
どんな風に働いてきたのか、
採用したときにどんな風に働きそうなのか、
ソレがイメージできるまでひたすら聞く、というものです。
というのも、私は面接官をやりはじめた頃、
耳ざわりのいいことを言う応募者に、本当にイヤというほど
騙され続けたので、
もう二度と騙されてなるもんか
という、(応募者にとってみればかなり迷惑な)気合があったのです。
まあ、簡単に言えば強烈に疑いのマナコな面接官でした。
「営業部で1番の成績でした!」と言われれば、
「え、それは何人の中の1番で、なぜ1番になれたんですか」
と聞き、
「私は面倒見のいい性格です!」と言われれば、
「え、それは誰かに言われたんですか?どういう時に?」
と聞き、
「御社でなら私のスキルを活かせると思います!」と言われれば、
「え、そう思う根拠を教えてください」
と聞き、
「御社のファンなんです!何でもいいから働かせて下さい!」と言われれば、
「え、なんで好きなんですか。どこがどう好きなんですか。」
と聞く。
イヤな面接官を通り過ぎて、空気の読めないモテナイ男のようです。
さぞ応募者はウンザリされたことと思います。
でも、このやり方にもひとつだけいいところがありました。
それは、よくよく聞くと意外とやることやってるけど、
自分ではそれをなかなかアピールできない口下手さん
を発掘することが時々あったからです。
たまにいるんです、根堀葉堀聞かれないと、
自分のやってたことを正確にアピールできない人が。
まあ、面接に来てるんだから、ちゃんとアピールしろよ、
とは思いましたけれども、
自分で自分のやってたことの価値に気づいてない人というのは
いるものです。
そして、この芸のないナゼナニビーム手法も、
一応強引ではありますが、理論的な裏づけがあるのです。
それは、いわゆるコンピテンシー的なアレです。
そう、何を隠そう、いわゆるコンピテンシー的な面接手法だったのです。
(次回につづく)
【新卒・キャリア】ウソを見抜く面接官
2009年03月09日
応募者はウソをつくものだ、という話を前回ご紹介しました。
まあ、当たり前ですね。
真っ正直なだけの応募者なんて、おもしろくもなんともありません。
多少のはったりも人生には必要です。
さて、面接官の人たちは、どうやって
応募者のウソを見抜いているのでしょうか。
人生経験豊富なベテランの面接官であれば、
「顔を見ていればわかる。」
「相手が答えるときに、眼力をこめて目をじっと見るんだ。」
「ひっかけ質問をしてやった。」
などなど、まあ色々手練手管もあることでしょう。
ただ私は、面接官をしていた頃は、
人生経験もさして豊富でなく(要するに若かった)、
性格的にもわりとピヨピヨ(要するに甘かった)、
ので、そんな素敵なワザを持っているわけではありませんでした。
そんな私でも、何とか面接官がやれていたのは、
必殺ナゼナニ攻撃を使っていたからです。
例えば、先日の記事に書いた、こういうウソをつく応募者の場合。
Dさん:「城にとって、土台は命です。
最も重要なので頑張ってやらなければなりません。」
(と、石工が働いているのを見ながら言う。自分は働かない。)
「土台は命、とおっしゃいましたが、
それを実感した仕事のエピソードを教えてください。」
「頑張ってやらなければなりません、とおっしゃって頂きましたが、
具体的には何を一番頑張りましたか。」
「土台をつくるにあたっての、一番つけなければいけない点を、
私にもわかるように具体的なエピソードをまじえて教えて頂けますか。」
こういうナゼナニビームを延々と繰り出します。
相手の核心をつく華麗な質問も、
ついつい本音を言わせてしまう素敵な人事の人ビームも、
おびえてウソがつけなくなってしまう圧迫面接も、
どれも繰り出せなかった私は、もうひたすらコレ一辺倒でした。
(しばらくこの話題が続く)
まあ、当たり前ですね。
真っ正直なだけの応募者なんて、おもしろくもなんともありません。
多少のはったりも人生には必要です。
さて、面接官の人たちは、どうやって
応募者のウソを見抜いているのでしょうか。
人生経験豊富なベテランの面接官であれば、
「顔を見ていればわかる。」
「相手が答えるときに、眼力をこめて目をじっと見るんだ。」
「ひっかけ質問をしてやった。」
などなど、まあ色々手練手管もあることでしょう。
ただ私は、面接官をしていた頃は、
人生経験もさして豊富でなく(要するに若かった)、
性格的にもわりとピヨピヨ(要するに甘かった)、
ので、そんな素敵なワザを持っているわけではありませんでした。
そんな私でも、何とか面接官がやれていたのは、
必殺ナゼナニ攻撃を使っていたからです。
例えば、先日の記事に書いた、こういうウソをつく応募者の場合。
Dさん:「城にとって、土台は命です。
最も重要なので頑張ってやらなければなりません。」
(と、石工が働いているのを見ながら言う。自分は働かない。)
「土台は命、とおっしゃいましたが、
それを実感した仕事のエピソードを教えてください。」
「頑張ってやらなければなりません、とおっしゃって頂きましたが、
具体的には何を一番頑張りましたか。」
「土台をつくるにあたっての、一番つけなければいけない点を、
私にもわかるように具体的なエピソードをまじえて教えて頂けますか。」
こういうナゼナニビームを延々と繰り出します。
相手の核心をつく華麗な質問も、
ついつい本音を言わせてしまう素敵な人事の人ビームも、
おびえてウソがつけなくなってしまう圧迫面接も、
どれも繰り出せなかった私は、もうひたすらコレ一辺倒でした。
(しばらくこの話題が続く)
【新卒・キャリア】ウソをつく応募者
2009年03月07日
先日から、しつこく3人の石工のたとえを使っていますが、
面接では、ここにもう一人います。
仕事中の石工さんに、何してるんですか、と聞いたときの答え。
Aさん:「見りゃわかるだろ、石削ってんだよ。」
Bさん:「石を削って積んでるんです。3ヶ月前からこの仕事してるんですけど、
重労働なわりに、給料安くて・・」
Cさん:「城の土台を作ってるんですよ。
完成したら、ここいらで一番大きな城になりますよ。
前代未聞の大きさだから、土台が命ですよ。」
ここまでがいわゆる3人の石工の話ですね。
さて、Dさんの登場です。
Dさん:「城にとって、土台は命です。
最も重要なので頑張ってやらなければなりません。」
(と、石工が働いているのを見ながら言う。自分は働かない。)
そうです。Dさんはウソをついています。
面接の場でウソをついてはいけない、なんて言いません。
応募者の方がウソをついていると同時に、面接官もウソをついていますから。
面接はだましあいなのです。
でも、どうせウソをつくなら、綺麗にだまして頂きたいところです。
次回以降、面接官がどうやって応募者のウソを
見抜いているのか、ご紹介したいと思います。
【中途】自己紹介の格付け判定(中途Ver)
2009年03月06日
3人の石工風の自己紹介の格付け判定例、
今日は中途バージョンです。
例「前職の退職理由は?」という質問に対する答え。
Aさん:すごく忙しい上に、上司の指示があいまいなんです。
おかげで仕事をやりづらいし、おまけに部署の雰囲気も悪いし、
思い切ってやめました。
Bさん:仕事の内容にもポジションにも不満はありませんでした。
仕事自体はおもしろかったですしね。
でも、なにせ給料が低かったんです。私の市場価値で言うと、
年収であと100万円はもらってもおかしくないはずです。
Cさん:上層部の経営方針に対して、コミットできなくなってきたのです。
簡単に言えば、強引にでも儲けるべきだ、という考えと、
どう儲けるか、ということが重要だ、という考えですね。
私の考えは後者です。キレイごとだと思われるかもしれませんが、
経営者は苦しくてもキレイごとを言えるようにすべきだと。
結局金儲けが重要だ、なんて経営者としての逃げです。
どうでしょう。
今日はちょっとひねりをきかせて、退職理由バージョンにしてみました。
退職する理由
イコール
仕事に何を求めているか だと思います。
だから、退職理由を聞くことで、
その人が仕事に対してどのレベルを求めているか、
どのレベルの仕事ができるのか、がわかるわけです。
でも、職歴が短かったりして説得力のない人がCさんのようなことを言っても、
「コイツ口だけだな」、と思われますけどね。
今日は中途バージョンです。
例「前職の退職理由は?」という質問に対する答え。
Aさん:すごく忙しい上に、上司の指示があいまいなんです。
おかげで仕事をやりづらいし、おまけに部署の雰囲気も悪いし、
思い切ってやめました。
Bさん:仕事の内容にもポジションにも不満はありませんでした。
仕事自体はおもしろかったですしね。
でも、なにせ給料が低かったんです。私の市場価値で言うと、
年収であと100万円はもらってもおかしくないはずです。
Cさん:上層部の経営方針に対して、コミットできなくなってきたのです。
簡単に言えば、強引にでも儲けるべきだ、という考えと、
どう儲けるか、ということが重要だ、という考えですね。
私の考えは後者です。キレイごとだと思われるかもしれませんが、
経営者は苦しくてもキレイごとを言えるようにすべきだと。
結局金儲けが重要だ、なんて経営者としての逃げです。
どうでしょう。
今日はちょっとひねりをきかせて、退職理由バージョンにしてみました。
退職する理由
イコール
仕事に何を求めているか だと思います。
だから、退職理由を聞くことで、
その人が仕事に対してどのレベルを求めているか、
どのレベルの仕事ができるのか、がわかるわけです。
でも、職歴が短かったりして説得力のない人がCさんのようなことを言っても、
「コイツ口だけだな」、と思われますけどね。
【新卒】自己紹介の格付け判定(新卒Ver)
2009年03月05日
面接官が自己紹介で知りたいのは、
結局あなたは何をして何を考えてきた人なのかということです、
と昨日ご紹介しました。
すごくわかりやすく、
自己紹介の格付け判定の例をあげてみます。
(今日は新卒編。)
ちなみに、わかりやすくするため、
自己紹介のときにウソをついていないことを前提とします。
(現実ではそんなことはありえませんが)
例「大学時代に頑張ったことはコンビニバイトです」、という3人。
Aさん:大学時代はコンビニバイトを頑張りました。
毎日5時間立ちっぱなしだからしんどかったけど、頑張りました。
Bさん:大学時代はコンビニバイトを頑張りました。
経験が長くなると、だんだん頼られるようになって、
新しい人が入ってくると、教えないといけないんです。
新人さんが20代後半のフリーターだったりして、年上だし、
やりづらかったけどきちんと教えました。
そして最終的には新人の教育係になりました。
Cさん:大学時代はコンビニバイトを頑張りました。
バイトの身で何ができるかっていうと、基本的には一生懸命
接客することです。常連のお客さんとかいますしね。
でもね、毎日毎日、同じレベルで接客するのってすごく難しいんです。
僕は基本的にのんびりした性格ですけど、同じことを言われても、
昨日は丁寧に対応できたけど、今日もできるかというと、
できないこともあるんです。ちょっと気が乗らないとかね。
そういうサービスの均質化っていうんですか、それってすごいなと
思ったんです。僕だけでもそうですし、他のバイト全員も、いつも
最高の状態にしておくには、どうしたらいいだろうって、よく店長と
相談したりしたんです。・・・・
どうでしょう、わかりますかねー。
昨日の3人の石工のAさん、Bさん、Cさん、にあわせてみました。
自己紹介の格付け判定としては、
Aさん・・・不合格
Bさん・・・人が足りなかったら合格にするかも
Cさん・・・即買い
ですね。
Aさんは、これはわかりやすいですね。
ようするに、やらされ仕事ってことです。
BさんとCさんの違いが、ちょっと分かりづらいかもしれないです。
2人の違いは、目線の違いなのです。
Bさんは、普通なのです。まあ、新卒さんの7割くらいはこんな感じです。
がんばってバイトして、それなりに頼られるようになって、
年上の後輩を指導する、なんてちょっとしたイベントを経験しています。
Cさんが、Bさんと決定的に違うのは、
目線がコンビニ経営者なのです。
まあ、いつも経営者目線なわけではないでしょうが、
「オレ、今日はいい接客したなー」
「オレ、今日はイマイチだったなー」
という毎日の反省の積み重ねがあって、
「オレ、結構安定してると思ってたけど、結構ムラあるんだなー」
という気づきがあり、
「オレがムラがあるってことは、みんなはもっとムラあるのかもなー」
「みんながいつも最高のサービスできてたら、この店もっと常連が
増えるかもしれねーなー」
というところに思い至り、さらには
「それにはどうしたらいいのかなー。
店長、マニュアルとか作ったらいいのかなー」
という行動までしちゃっているわけです。
これで、何か行動して成果まで出してたらパーフェクトですけどね、
まあそこまでは求めません。
AさんがBさんになるのには、結構なハードルがありますが、
BさんがCさんになるのは、そんなに難しくないと思います。
自分よりも1ランク上の人の目線で考えてみればいいのです。
中途バージョンの例も書きたかったのですが、
例を思いつかなかったので、また明日。
結局あなたは何をして何を考えてきた人なのかということです、
と昨日ご紹介しました。
すごくわかりやすく、
自己紹介の格付け判定の例をあげてみます。
(今日は新卒編。)
ちなみに、わかりやすくするため、
自己紹介のときにウソをついていないことを前提とします。
(現実ではそんなことはありえませんが)
例「大学時代に頑張ったことはコンビニバイトです」、という3人。
Aさん:大学時代はコンビニバイトを頑張りました。
毎日5時間立ちっぱなしだからしんどかったけど、頑張りました。
Bさん:大学時代はコンビニバイトを頑張りました。
経験が長くなると、だんだん頼られるようになって、
新しい人が入ってくると、教えないといけないんです。
新人さんが20代後半のフリーターだったりして、年上だし、
やりづらかったけどきちんと教えました。
そして最終的には新人の教育係になりました。
Cさん:大学時代はコンビニバイトを頑張りました。
バイトの身で何ができるかっていうと、基本的には一生懸命
接客することです。常連のお客さんとかいますしね。
でもね、毎日毎日、同じレベルで接客するのってすごく難しいんです。
僕は基本的にのんびりした性格ですけど、同じことを言われても、
昨日は丁寧に対応できたけど、今日もできるかというと、
できないこともあるんです。ちょっと気が乗らないとかね。
そういうサービスの均質化っていうんですか、それってすごいなと
思ったんです。僕だけでもそうですし、他のバイト全員も、いつも
最高の状態にしておくには、どうしたらいいだろうって、よく店長と
相談したりしたんです。・・・・
どうでしょう、わかりますかねー。
昨日の3人の石工のAさん、Bさん、Cさん、にあわせてみました。
自己紹介の格付け判定としては、
Aさん・・・不合格
Bさん・・・人が足りなかったら合格にするかも
Cさん・・・即買い
ですね。
Aさんは、これはわかりやすいですね。
ようするに、やらされ仕事ってことです。
BさんとCさんの違いが、ちょっと分かりづらいかもしれないです。
2人の違いは、目線の違いなのです。
Bさんは、普通なのです。まあ、新卒さんの7割くらいはこんな感じです。
がんばってバイトして、それなりに頼られるようになって、
年上の後輩を指導する、なんてちょっとしたイベントを経験しています。
Cさんが、Bさんと決定的に違うのは、
目線がコンビニ経営者なのです。
まあ、いつも経営者目線なわけではないでしょうが、
「オレ、今日はいい接客したなー」
「オレ、今日はイマイチだったなー」
という毎日の反省の積み重ねがあって、
「オレ、結構安定してると思ってたけど、結構ムラあるんだなー」
という気づきがあり、
「オレがムラがあるってことは、みんなはもっとムラあるのかもなー」
「みんながいつも最高のサービスできてたら、この店もっと常連が
増えるかもしれねーなー」
というところに思い至り、さらには
「それにはどうしたらいいのかなー。
店長、マニュアルとか作ったらいいのかなー」
という行動までしちゃっているわけです。
これで、何か行動して成果まで出してたらパーフェクトですけどね、
まあそこまでは求めません。
AさんがBさんになるのには、結構なハードルがありますが、
BさんがCさんになるのは、そんなに難しくないと思います。
自分よりも1ランク上の人の目線で考えてみればいいのです。
中途バージョンの例も書きたかったのですが、
例を思いつかなかったので、また明日。
【新卒・キャリア】○分間で自己紹介・・のクリア方法
2009年03月03日
昨日、「今までの経歴をご説明頂けますか?」と
質問された場合のタブーについてご紹介しましたので、
その流れで、今日は面接での自己紹介について。
「経歴をご説明頂けますか?」というのは、まだかなり親切な質問だと思う。
面接官経験者としてではなく、転職経験者として言わせてもらえば、
「では、今から2分間で自己紹介をしてください。」
この質問が最悪ですね。
大体さー、面接は今始まったばっかりだよ、
こちとら緊張してんだよ。
ま、そりゃ自己紹介なんだから最初にやるだろうけど、
なんか場を和ませるようなことでも一言いってから、やらせろよ。
あがり症なんだよ。
そもそも、応募者がどういう人間なのかを聞きだすのが、
面接官の手腕だろーが。
なんで丸投げして、全部説明させるんだよ。
せめて、○○について話してください、とか言えよ。
おまけに2分って何だよ、2分って。
時間を区切るんなら、普通1分か3分だろ。
2分がどれくらいの長さなのかなんて、感覚じゃわかんない上に、
腕時計は嫌いだからしてないんだよ。見ればわかるだろ。
と、まあひとしきり、話し始める前に心の中で悪態をつきまくるのだが、
言われればやるしかない。
「あの・・、えと・・、元人事担当者です・・。」
と話し始めるが、強烈に緊張しているので、何を話したのか、
後々覚えていないことが多い。
上手に自己紹介できる、というのは一種の才能だと思う。
小学校の新学期に、前に出て一人ずつ自己紹介やらされたな・・。
いっつも、なんのおもしろいことも話せなかったな・・。
上手な子は、きちんと話せる上に、笑いまでとってたな・・。
という淡い思い出はさておき、
自己紹介が苦手な人は、
これはもう準備&練習するしかありません。
私は、何度かこの手のことで失敗したので、
就職・転職活動の際には、
・1分バージョン
・2分バージョン
・3分バージョン
・5分バージョン
・「簡潔に」バージョン、を用意しました。
話すとわけが分からなくなる自己紹介も、
文章にすると、結構まとまります。
最長バージョンを最初につくって、
どんどん削って「簡潔に」バージョンまで縮めていきます。
で、あとは自分で時間をはかりながらしゃべってみて、
言い回しを修正していきます。
別に完璧に暗記しなくても、一度声に出して練習すると、
いざ「自己紹介を・・」と言われたときに、あまり困らずに説明できます。
まあ、要するに、準備して練習しておけ
という、何のひねりもないクリア方法なわけです。
あがり症なら、「レスキューレメディ」。
面接や人前で話すといった緊張してしまう状況の前にいい。


質問された場合のタブーについてご紹介しましたので、
その流れで、今日は面接での自己紹介について。
「経歴をご説明頂けますか?」というのは、まだかなり親切な質問だと思う。
面接官経験者としてではなく、転職経験者として言わせてもらえば、
「では、今から2分間で自己紹介をしてください。」
この質問が最悪ですね。
大体さー、面接は今始まったばっかりだよ、
こちとら緊張してんだよ。
ま、そりゃ自己紹介なんだから最初にやるだろうけど、
なんか場を和ませるようなことでも一言いってから、やらせろよ。
あがり症なんだよ。
そもそも、応募者がどういう人間なのかを聞きだすのが、
面接官の手腕だろーが。
なんで丸投げして、全部説明させるんだよ。
せめて、○○について話してください、とか言えよ。
おまけに2分って何だよ、2分って。
時間を区切るんなら、普通1分か3分だろ。
2分がどれくらいの長さなのかなんて、感覚じゃわかんない上に、
腕時計は嫌いだからしてないんだよ。見ればわかるだろ。
と、まあひとしきり、話し始める前に心の中で悪態をつきまくるのだが、
言われればやるしかない。
「あの・・、えと・・、元人事担当者です・・。」
と話し始めるが、強烈に緊張しているので、何を話したのか、
後々覚えていないことが多い。
上手に自己紹介できる、というのは一種の才能だと思う。
小学校の新学期に、前に出て一人ずつ自己紹介やらされたな・・。
いっつも、なんのおもしろいことも話せなかったな・・。
上手な子は、きちんと話せる上に、笑いまでとってたな・・。
という淡い思い出はさておき、
自己紹介が苦手な人は、
これはもう準備&練習するしかありません。
私は、何度かこの手のことで失敗したので、
就職・転職活動の際には、
・1分バージョン
・2分バージョン
・3分バージョン
・5分バージョン
・「簡潔に」バージョン、を用意しました。
話すとわけが分からなくなる自己紹介も、
文章にすると、結構まとまります。
最長バージョンを最初につくって、
どんどん削って「簡潔に」バージョンまで縮めていきます。
で、あとは自分で時間をはかりながらしゃべってみて、
言い回しを修正していきます。
別に完璧に暗記しなくても、一度声に出して練習すると、
いざ「自己紹介を・・」と言われたときに、あまり困らずに説明できます。
まあ、要するに、準備して練習しておけ
という、何のひねりもないクリア方法なわけです。
あがり症なら、「レスキューレメディ」。
面接や人前で話すといった緊張してしまう状況の前にいい。


【これだけはやめておけ】自分の経歴を覚えていない
2009年03月02日
これだけはやめておけシリーズです。
中途採用の面接では、大抵、スタートはこんな感じです。
「ええっと、ではまず、
今までのご経歴をざっとご説明頂けますか?」
まあ普通です。普通ですよね?
あ、アナタ、履歴書&職務経歴書は自分用の控えは持っていないんですね?
え、さらに、自分の経歴を覚えていなくて、
面接官の持っている書類をそちらから覗きながら、説明するつもりですか?
え、マジで? (´Д`)
こう書くと、そんなバカなー、と思われるかもしれませんが、
結構いました、こういう応募者。
特に、初めての転職で、なんというか場慣れしていなくて、
履歴書もばっちり手書きな感じの方に多かったです。
別に実際、自分の経歴を覚えていないわけではなかろうと思いますが、
面接で緊張しているもんだから、色々とすっとんでいて、
何かを見ながらじゃないと話せない、という状況になるわけです。
だからさ、せめて、履歴書と職務経歴書は
自分の分もコピーをとってから
面接に挑むのがよろしいかと思います。
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