【キャリア】フリーランスで仕事をしていた時の収入を質問される
2011年11月25日
今日は、コメント欄で質問頂いた内容です。
企業には勤めていませんが、細々と自分の作品を販売しています。
就職活動にあたり、面接でその件についての月の売り上げを聞かれて驚いたのですが、普通の事なのでしょうか?
※非公開コメントで頂いたので、内容をやや変更してあります。
はい、前職が会社員ではなくても、収入のレベルを質問されるのはよくあることだと思います。
理由としては、2つ考えられます。
・単なる好奇心
・どれくらいの能力を持った人なのかを判断するため
前者を前提として考えると、あまりいい気はしないと思います。
通常、誰かに聞かれてもホイホイ教えたりはしませんしね。特に個人事業主としての収入って。
まあしかし、面接の場ですので、面接官が個人的に単なる好奇心として知りたい、という理由はあまり考えられません。多かれ少なかれ、フリーランスにしろ何にしろ、応募者の方の収入をもとに、スキルや市場価値をはかろうとしている意図が前提にあるはずです。
フリーランスで5万円稼いでいる人がそれだけでは食べて行けなくて就職先を探しているのと、100万円稼いでいる人が、でもやっぱり安定した生活が欲しいと就職先を探しているのでは、おのずと仕事に対して求めるものも、その方が提供できるものも違ってくるでしょうし、そこから推察される人物像も異なってきます。
とは言え、そんなに明確に金額を伝えるほどの収入ではなく、年収交渉の材料にするわけでもない場合には、適度にオブラートに包んで伝えてもよいと思います。
「いやー、ハッキリ言って暮らして行けるほどのレベルの収入ではありません。小遣い銭程度です。」とか「企業の新卒くらいの収入はなんとかありますが、なんせ不安定で・・。」とか。
こう答えれば、大抵の面接官は、ここからさらに踏み込んで金額を追求したりはしないはずです。食べて行ける水準なのかどうか、ということがわかりさえすればよかったりするのです。
ただし、どうしてもグイグイ質問してくるときは、面接の場でその内容を質問しなきゃいけないことになってるんだな、と諦めて素直に伝えるのがよいと思います。
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2011年10月16日
忙しい仕事をしている人達と話すと、残業時間談義に花が咲きます。
法律では残業時間は年間360時間までと決められていますが、もちろんそんなものは守られていない企業も多々存在します。
◆月間10時間残業
・・・ 残業のうちに入らない。このゾーンにいる人たちは、手当が出るならもうちょっと残業したいと思っていたりする。
◆月間30時間残業
・・・ 1日1時間~2時間の残業。週末も休めるし、飲みにも行ける。
ーーーー労働基準法の壁ーーーーー
◆月間50時間残業
・・・ 1日3時間~4時間の残業。早く帰れる日もある。ただしゴールデンタイムのドラマは見れない。
◆月間80時間残業
・・・ 1日4時間~5時間の残業。かろうじて早く帰れる日もある。平日の飲み会には出席できない。
ーーーー人間らしい生活の壁ーーーーー
◆月間100時間残業
・・・ 1日5時間~6時間の残業。もはや残業とは呼べないレベルで毎日深夜まで会社にいる。プライベートがなくなる。蓄積疲労で週末も寝ている。
◆月間150時間残業
・・・ 1日6時間~7時間の残業。もちろん毎日午前様。週休2日なんて、どこのおとぎ話?お金はいらないから休みが欲しい。この生活を半年続けると、心と体に色々と不調をきたす。
まあ、もっとすごい世界もありますが、一般的にはこんな感じでしょうか。
「人間らしい生活の壁」を超えた生活を数年続けると、色んなものが憎くなってきます。
会社が憎くなり、定時で帰る一般的な生活をしている人が憎くなり、深夜にしょうもない番組しか流さないテレビ局が憎くなります。
精神衛生上よくないので、人間らしい生活ができる範囲の残業時間を超えないにこしたことはありません。
しかし、残業時間の多寡は、企業の風土文化や、上司の考え方や、仕事の状況に左右されるので、非人間的な状況から脱したければ、最終的にはその会社を辞めるしか方法がない場合も多くあります。
キャリア採用の面接をしていると、前職の退職理由で「残業が多すぎる」「仕事が忙しすぎる」という話はよく聞きます。
これは結構よくあることなので、退職理由として隠す必要はないと思います。
ただし、伝える際のトーンには気をつけたほうがいいです。
人間らしい暮らしができなくなるレベルの残業をしたくないだけで、一生懸命働くし、残業自体を全くしないとは言ってませんよ、という伝え方がベストです。正社員の仕事で残業が一切ない職場はごくごくまれなので、このニュアンスは大事です。
あと、前職の残業の話をする際に、暗くなり過ぎないこと。
「いやー、ほんっとに仕事が忙しくて、毎日午前様だったんですよー。もう疲れちゃいましてねえ。」くらいの明るい感じがいいと思います。
トーンが暗いと、「ハードワークで精神的にやられたんじゃないか」とか「会社に対して恨みつらみを持ってるんじゃないか」と勘ぐられます。
実際はそうだったとしても、明るく伝えるのがよいです。
誰しも、人間らしい生活がしたいです。
その点は、採用担当者だって一緒です。
ただし、採用担当者は「よく働く人」を採用したいのです。
同じ企業人同士、前職を辞めた理由については納得できるし、かつその理由(あまりのハードワーク)は自社には当てはまらないな、と思われるくらいのレベル感が肝要です。
こういう話をして面接に落ちるようなら、ああ、ここも超激務企業なんだな、と諦めましょう。
もちろん、転職先がまたハードワークでも構わないなら、そんな話はしなくてもよいですが。
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・・・ 残業のうちに入らない。このゾーンにいる人たちは、手当が出るならもうちょっと残業したいと思っていたりする。
◆月間30時間残業
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◆月間50時間残業
・・・ 1日3時間~4時間の残業。早く帰れる日もある。ただしゴールデンタイムのドラマは見れない。
◆月間80時間残業
・・・ 1日4時間~5時間の残業。かろうじて早く帰れる日もある。平日の飲み会には出席できない。
ーーーー人間らしい生活の壁ーーーーー
◆月間100時間残業
・・・ 1日5時間~6時間の残業。もはや残業とは呼べないレベルで毎日深夜まで会社にいる。プライベートがなくなる。蓄積疲労で週末も寝ている。
◆月間150時間残業
・・・ 1日6時間~7時間の残業。もちろん毎日午前様。週休2日なんて、どこのおとぎ話?お金はいらないから休みが欲しい。この生活を半年続けると、心と体に色々と不調をきたす。
まあ、もっとすごい世界もありますが、一般的にはこんな感じでしょうか。
「人間らしい生活の壁」を超えた生活を数年続けると、色んなものが憎くなってきます。
会社が憎くなり、定時で帰る一般的な生活をしている人が憎くなり、深夜にしょうもない番組しか流さないテレビ局が憎くなります。
精神衛生上よくないので、人間らしい生活ができる範囲の残業時間を超えないにこしたことはありません。
しかし、残業時間の多寡は、企業の風土文化や、上司の考え方や、仕事の状況に左右されるので、非人間的な状況から脱したければ、最終的にはその会社を辞めるしか方法がない場合も多くあります。
キャリア採用の面接をしていると、前職の退職理由で「残業が多すぎる」「仕事が忙しすぎる」という話はよく聞きます。
これは結構よくあることなので、退職理由として隠す必要はないと思います。
ただし、伝える際のトーンには気をつけたほうがいいです。
人間らしい暮らしができなくなるレベルの残業をしたくないだけで、一生懸命働くし、残業自体を全くしないとは言ってませんよ、という伝え方がベストです。正社員の仕事で残業が一切ない職場はごくごくまれなので、このニュアンスは大事です。
あと、前職の残業の話をする際に、暗くなり過ぎないこと。
「いやー、ほんっとに仕事が忙しくて、毎日午前様だったんですよー。もう疲れちゃいましてねえ。」くらいの明るい感じがいいと思います。
トーンが暗いと、「ハードワークで精神的にやられたんじゃないか」とか「会社に対して恨みつらみを持ってるんじゃないか」と勘ぐられます。
実際はそうだったとしても、明るく伝えるのがよいです。
誰しも、人間らしい生活がしたいです。
その点は、採用担当者だって一緒です。
ただし、採用担当者は「よく働く人」を採用したいのです。
同じ企業人同士、前職を辞めた理由については納得できるし、かつその理由(あまりのハードワーク)は自社には当てはまらないな、と思われるくらいのレベル感が肝要です。
こういう話をして面接に落ちるようなら、ああ、ここも超激務企業なんだな、と諦めましょう。
もちろん、転職先がまたハードワークでも構わないなら、そんな話はしなくてもよいですが。
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