【TMGE・ミッシェル】バードメン THE BIRDMEN

2009年07月08日

久しぶりにミッシェル関連の記事をUP。

1997年のバードメンです。直訳すると、鳥男。

※毎度毎度、携帯からご覧の方、スミマセン。





基本的に、ボーカルのチバユウスケ氏は、
何を言っているのかよくわからないのですが、
この曲の冒頭はよく聞き取れます。

暗がりでセビレしびれたいなら
イナズマを呼んできて欲しいと言え
じめる うなだれ つまさきで
ひとめ見たならあとはトぶだけ


歌詞はコチラ

全く意味はわかりませんが、「セビレしびれたいなら」って
フレーズ、かっこいいです。


ミッシェルが好きだという層は、30代ですかね。
活躍していたのが、1990年代からでしたので。
2003年に解散して、猛烈なショックを受けました。


働き始めると、なかなか友人ができない、というのは
よく聞く話ですが、
私の中のセオリーとして、優秀な人ほど孤独である、
というのがあります。

もちろんそうでない人もいますが、
ものすごく優秀だと、社内で周りがついてこれていないけど、
でもやっぱり自分の仕事のレベルを落とせないので、
結果的に心の中は孤独だったりすることが多いようです。

なんでしょう、物理的に孤独というよりも、
周りに人がいたとしても、理解されない孤独、という感じでしょうか。

自分が何を考え、何を目指し、
何のために必死で頑張っているのか、
どれほど血を吐く思いで仕事をしているのか、
共有できる相手がいないというのは、結構ツライことです。


そういうことを考えると、この曲の
FLY!FLY!BIRDMEN! という、一見なんだかよくわからないフレーズが、
心にしみたりする今日この頃です。


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【TMGE・ミッシェル】ジプシー・サンディー

2009年06月12日
最近、面接関連と関係ないネタが多いのではないかという
ツッコミはさておき、また新しいカテゴリをつくってしまいました。

「TMGE・ミッシェル」こと、
thee michelle gun elephant(ミッシェル・ガン・エレファント)です。

彼らのラストアルバムであるSABRINA HEAVENに収録されている
「ジプシー・サンディー」です。






ロックンロールはスーツか革ジャンだぜ!
というスタンスがカッコいいです。

ミッシェルの曲はどれもこれもカッコいいのですが、
この曲は特に、乾いた絶望感とでも言いたくなるような、そんな雰囲気が漂っています。

(歌詞です↓)

流れてゆく夜と時間の途中で
12月が汚れ始めたその時から
あの子に居場所はいらない
空と海と大地に降り立って人から人へと
ジプシー・サンディー・・

寒がりのパンクス 吐く息はダイヤモンド
チャイナドレスのあの子に一目惚れ
ずっと彼女と二人でいれたら
それだけでいいと言って笑った
流れ星みたいにゴージャスに踊って
誰にも気付かれず消えてった
ジプシー・サンディー・・

アイスバーンをすべる 星達とララララ
フィルムメイカーにもう用はないだろう
無言の宇宙で声が聞こえる
最初からさ 何もないのは
どこかに本当に果てというものがあるなら
一度くらいは行ってみたいと思う
ジプシー・サンディー・・

Let me go・・

連れてくよ 犬だって猫だって
いつだって別々さ 君がそう思うなら
ジプシー・サンディー・・




ボーカルのチバユウスケ氏がつづる詩は、
内容や意味というよりは、語感を大切にしているようで、
これがまた、リズムに乗ると本当にかっこいいんですが、
この曲の場合は、言葉の端々が突き刺さってくるようです。

「最初からさ 何もないのは
どこかに本当に果てというものがあるなら
一度くらいは行ってみたいと思う 」

なんて空虚な気持ちを、こんなにカッコよく言える人やバンドは、
他にいないんじゃないかなと思います。

「聞いていて、元気が出る」というタイプのバンドではなくて、
孤独も虚無も、自分ひとりのものではないのだな、
と実感させてくれることで何か救われるものがある、そんなよさがあると思います。


洋楽もたまに聞きますが、英語がわからないので
日本語ロックがやっぱり好きです。


ちなみに、ドラムのクハラカズユキ氏は、
RCサクセションにシビれてドラムを始めたそうです。

フフフ、ここにもやはりキヨシローの影があるわけです。


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