【新卒・キャリア】質問の意図を説明したほうがいいこと

2010年02月18日
面接の中で、応募者の立場から面接官に質問をしたことのある方は
結構いらっしゃると思います。


今日は、その時の注意点について。


質問をするときは、

必ず質問の意図を説明すること

が非常に重要です。


この2つのケースを比べてみてください。


Aパターン:
「何か質問はありますか?」
「はい、去年新卒で入社された方は、どんな仕事をされていますか?」
「えーと、それは職種をお答えすればいいですか?」
「はい。」
「そうですね、営業職が多いですよ。」


Bパターン:
「何か質問はありますか?」
「はい、去年新卒で入社された方は、どんな仕事をされていますか?
というのも、私は御社でこんな職種でこういう風に働きたいと思っているのですが、
実際に去年入社された方が、今どんな仕事をされているか、ということは、
1年後の私の姿でもあるだろうと思っているのです。
なるべく具体的にイメージしたいな、と思っていまして。」
「ああー、なるほど。
そうですねー、みんな苦労してますよ。
営業職で外を飛び回ってね。お客様のところに行って叱られたりしてね。
でも、1年目に苦労しておくのと、そうでないのでは、
3年、5年経ったときの成長の度合いが違うから、頑張ってもらわないとね。」



まあ、ちょっと大げさですが、こんな感じでしょうか。


質問する内容だけでなくて、その質問によって自分が何を知りたいのか、
ということを明確に伝えないと、
相手から期待していることに関する返答は返ってきません。



もっと身近な例ですと、こんな感じです。


「食べ物、何が好き?」
「うーん、なんでも好きだよ。」


「食べ物、何が好き?今夜おごってあげるよ。」
「まじで?焼肉!!焼肉が好き!!」



という感じです。(身近な例すぎか?)



ちょっと意地悪な面接官にあたると、
意図を伝えずに質問をすると、

「その質問で、何が知りたいの?」

と切り返される可能性もあります。



最初から、質問内容+その意図の説明、という流れで話をしたほうが、
求めている答えにスムーズにたどり着きます。




あえて質問の意図を伝えずに、相手が何を答えるのかをチェックする、
という方法もあるにはありますが、
面接で、しかも応募者の側ではやらないほうが無難でしょうね。






【関連記事】
【これだけはやめておけ】最後に、何か質問はありますか?


Comment
面接官の言うことは
私は昨年の10月から民間企業でパートをしています。パートの面接時に面接官が「仕事は同じ仕事をしている人に教えて貰える」と言っていたのに、実際はその仕事をしていた人の後任でした。前任者と一緒に仕事をしたことは一分もありません。私の都合で、会社側が最初に提示した勤務開始日を延ばして貰った結果がそれなら文句は言えません。しかし、出勤簿等で調べた結果、会社側が提示した勤務開始日が前任者が退職した翌日でした。私は私がするべき仕事を教えて貰える前提で入社したのに、実際は違いました。前任者では無人に簡単な仕事を教えて貰えただけでした。それなのに仕事に関して陰口言われます。面接での面接官の仕事における言葉は雇用契約に入りませんか?
Re: 面接官の言うことは
>モコモコさん

コメントありがとうございます。

モコモコさんの場合、「前任者に教えてもらえる」と
理解していたのにそうではなかったこと、ではなくて
仕事に関して陰口言われていることがネックなのだと思われます。

陰口を言っている本人が、人事の人なのであれば、
「面接のときにこう言われましたし」と言えますが、
おそらく職場の人なのだろうと思われます。

であれば、陰口なんて、どこにでもあるものなのだと思うので、
基本的には気にしないことが一番だと思います。


ありがとうございます
元人事担当者様、お返事ありがとうございます。悪口は気にしないよう頑張ります。

ただ、気にしない様にする為にも、面接時に言われた実際に働く時の環境(教えてくれる人が居る等)は雇用契約に含まれるかが知りたいです。
Re: ありがとうございます
>モコモコさん

コメントありがとうございます。
あ、そうですね、ご質問に答えてなかったです。
失礼しました。

厳密な意味では、面接時に口頭で言われたことは
雇用契約の内容には含まれないと思います。
書面に条件として記載されているのではない限り。
(重大な契約違反かどうか、ということが争点となるんだと思いますが…)

ただ、「こういう前提で入社したので」ということを主張することはできると思います。

企業によっては、(特に人の気持ちに配慮することが苦手な企業の場合)
主張して初めて「ああ、そういう不満があるのね。」
ということに気づくケースもあります。

なので、直属の上司の方がいらっしゃる場合は、
まずはその方に訴えてみるのがよいと思います。

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